概要・あらすじ
とあるガラスメーカーで働く小津睦月は、事務所移転に伴い何かとバタバタした日常を送っていた。そんななかで睦月は、会社の段ボールに勝手な目印を付けてしまい、主任で同僚にあたる成帆に怒られてしまう。それでも睦月は、めげずにお茶汲みや電話受付などOLとして仕事をこなしていくのだった。
登場人物・キャラクター
小津 睦月 (おづ むつき)
ガラスメーカーの事務員として働く女性。成帆、萌、紫乃は同僚で仲良し。千津、工藤、田丸とは恋愛からは程遠い「ダメ組」として友人関係を築いている。体と気が小さく、社内で所長や同僚から「小さい生き物」というニックネームを付けられている。食欲は旺盛で色気より食い気を地でいく。ドジな部分もあるが、前向きで社内のムードメーカー。
成帆 (なるほ)
ガラスメーカーの事務員として働く女性でポジションは主任。小津睦月、萌、紫乃は同僚で仲良し。姉御肌な性格で、睦月たちをはじめ所長まで彼女に頼りっきりになっている。仕事をテキパキとこなすうえに意見もはっきり述べるため、誰よりも男らしい存在として認知されている。のちに寿退社する。
萌 (もえ)
ガラスメーカーの事務員として働く女性。小津睦月、成帆、紫乃とは同僚で、仲の良い4人組のなかで唯一の既婚者。お姉さん的な立ち位置で、睦月たちの悩みに優しく答える。夫が単身赴任中なのをいいことに、4人でよく飲みに行くなど既婚者ながらフットワークは軽い。
紫乃 (しの)
ガラスメーカーの事務員として働く女性。小津睦月、成帆、萌は同僚で仲良し。常に運命の男性を求めている乙女で、なかなか一人の男性に決められないのが悩み。情にもろいところがあり、成帆が寿退社すると知った時には、誰よりも祝福しながら涙した。
所長 (しょちょう)
ガラスメーカーの事務所の所長を務める男性。非常に穏やかな性格で、小津睦月のことをドジな社員と知りつつ「癒し要員」として愛でている。社員からも慕われているが、睦月のトンチンカンな提案を承諾しようとする甘い部分を成帆に叱られることも多い。
盆田 (ぼんた)
小津睦月たちが働くガラスメーカーの兄弟会社からやってきた御曹司。外見が非常に子供っぽく、睦月を「小さい生き物」とからかうなど言動もどこか幼さを残している。仕事もできる方ではなく、成帆にミスを見つけられては厳しく叱られている。
大石 まほ (おおいし まほ)
小津睦月が務めるガラスメーカーの東北支社で働く女性。外見が睦月によく似ているが、体が非常に大きく、性格もおおらかですぐに睦月たちと打ち解ける。仕事ぶりは優秀で、一緒に働いた際に成帆が目をかけるほど。睦月からは「びっぐ」というあだ名を付けられる。
松島 喜久治 (まつしま きくじ)
派遣社員として働く男性。小津睦月たちの会社にも派遣として赴いたことがあり、優しい人柄で今でも睦月をはじめ、会社との交流が続いている。成帆が病欠した際に、再びガラスメーカーに派遣社員としてやってくると共に、睦月を一人前にしようと仕事の指導を行う。
千津 (ちず)
花屋で働く女性。小津睦月、工藤、田丸とは友人関係で、自分たちを「ダメ組」と称して、恋愛ができないことを嘆いている。睦月と同じく恋よりもご飯を食べるのが大好き。睦月とは小さい頃から付き合いがあり、どちらかが泣くともう一人も泣いてしまう。工藤と行動することが多い。
工藤 (くどう)
小津睦月、千津、田丸とは友人関係で、自分たちを「ダメ組」と称して、恋愛ができないことを嘆いている男性。女性に対してはアグレッシブにアタックするタイプだが、睦月や千津以外との「女性」と触れ合う機会がないため失敗することが多い。千津と行動することが多い。
田丸 (たまる)
小津睦月、千津、工藤とは友人関係で、自分たちを「ダメ組」と称して、恋愛ができないことを嘆いている男性。女性との出会いがないことを嘆く一方で、徐々に睦月に惹かれていくようになる。以降は睦月と偶然を装って出会うチャンスを作るなど、一途な面も持っている。