それなりにロマンチック

それなりにロマンチック

前作『時間をとめて待っていて』で、晴れて恋人同士となったミリアム=トッドとダグラス=グリーンのその後の様子を描いたアフターストーリー。ひかわきょうこの『荒野の天使ども』から続く、シリーズ第3弾にして完結編。「ララ」平成1年8月号から10月号に掲載された。また、その番外編である「ミリアム13」も同時に収録されている。

正式名称
それなりにロマンチック
ふりがな
それなりにろまんちっく
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

荒野の天使ども』からの腐れ縁であったミリアム=トッドダグラス=グリーンは、晴れて恋人同士になった。しかしちっともロマンチックじゃないダグラスに、ミリアムは不満でいっぱいの毎日を送っていた。そんなある日、ダグラスの前に以前「白い谷」で戦ったレオが姿を現す。そして彼は、ダグラスの命を狙っている人物がやってくることを告げるのだった。

登場人物・キャラクター

ミリアム=トッド (みりあむとっど)

17歳の少女。気が強く、何事も黙って見ていられないタイプ。ダグラス=グリーンへの想いが叶い、晴れて恋人同士になることができた。しかし自分への態度がそれまでとまったく変わらないダグラスに対して不満が募っている。

ダグラス=グリーン (だぐらすぐりーん)

ミリアム=トッドと晴れて恋人同士になった26歳の男性。グレースの農場で牧童頭として働いている。自分の命を狙っている者がいることを知り、自分と一緒にいることでミリアムに危険が及ぶのではないかと心配している。

ライオネル=ジェニング (らいおねるじぇにんぐ)

前作『時間をとめて待っていて』で「白い谷」でダグラス=グリーンと身ひとつで勝負した女嫌いな大男。過去に盗んだ金を返却し、罪を清算するためにダグラスを頼って「白い谷」から出てきた。

ヒュー=カーステア (ひゅーかーすてあ)

グレースの夫でありウェルズタウンの連邦保安官。額右側から左頬にかけて刻まれている傷跡がトレードマーク。クールを装っているが、意外と家族思いで親馬鹿な一面を持っている。

サム=パーキンス (さむぱーきんす)

前作『時間をとめて待っていて』で「白い谷」に人質の少年を連れて行った男。ダグラス=グリーンに人質を取り返されたためにボスから殴られ、「白い谷」を追放された。ダグラスを逆恨みしており、彼を殺すために殺し屋を雇った。

キース=ベーカー (きーすべーかー)

いつも帽子を深くかぶり、顎ひげを蓄えた目つきの悪い男。ダグラス=グリーンを殺すためにサム=パーキンスが雇った殺し屋。さまざまな町から殺人罪で指名手配されている。

マイケル=リッツ (まいけるりっつ)

ウェルズタウンにやってきたばかりの、銀行家を自称する男性。ダグラス=グリーンに対する不満を口にするミリアム=トッドに言い寄り、歯の浮くようなキザなセリフを連発して口説こうとする。

マリア=モーガン (まりあもーがん)

番外編「ミリアム13」に登場する。お酒に酔って前後不覚になり、保安官事務所で保護された父親を迎えに来た娘。グレースに感じが似ていたため、カードに一目惚れされる。

ジーン=マチュア (じーんまちゅあ)

番外編「ミリアム13」に登場する。転んだ拍子に服が破れて困っていたところを、通りかかったジョエルに助けられた少女。不器用で女性らしさに欠けるところがあり、縫いものよりも木登りが得意というタイプ。

カード、ジョエル

番外編「ミリアム13」に登場する。『荒野の天使ども』でダグラス=グリーンと共に敵に立ち向かった仲間。グレースの農場で牧童として働いており、ダグラスやミリアム=トッドと生活を共にしている。カードは照れ屋で奥手なタイプ、ジョエルはおネエ言葉で話し、女性らしさを兼ね備えた男性。

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