はじめアルゴリズム

元天才数学者の老人と小学5年生の天才少年が奇跡的な出会いをし、才能のある少年を数学者に育てる喜びを見つけた老人と天真爛漫な少年との交流や、二人が成長する姿を描いた作品。数学をテーマに新たな知識を得る喜びをユーモラスに表現している。「週刊モーニング」2017年41号から連載開始。

正式名称
はじめアルゴリズム
作者
ジャンル
その他ギャグ・コメディ
レーベル
モーニング KC(講談社)
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あらすじ

 第1巻

老数学者の内田豊は、つまらない講演の仕事を依頼されて故郷の米作島を訪れた。廃校となっている母校の中学校を訪れ、かつて自分が書いた数式を発見した豊は感傷に耽るが、そこには何者かの手で謎の記号や絵が描き加えられ、数式が解かれていたのである。ふらふらと校舎をさまよい出た豊は、そこで天才少年の関口ハジメと運命的な邂逅を果たす。ハジメがこれまで系統的な数学教育を受けていないにもかかわらず、天性の数学の素質を持っている事を理解した豊は、ハジメを島から連れ出し、自らの弟子として育て上げようと決意する。そして外の世界へと飛び出したハジメは、自分と同じもう一人の天才数学少年の手嶋ナナオと出会う。

第2巻

手嶋ナナオとの出会いで刺激を受けた関口ハジメは、ナナオが12歳の時に受験し、最年少合格者記録を更新した数学検定1級を、自分も受けてみたいと言い出す。当初は「そんな事はハジメの才能の前では重要ではない」と考えた内田豊だったが、実はナナオが自分の昔のライバルだった数学者の孫であるという事実を知り、ハジメとは別の形でナナオに対抗意識を燃やすようになる。これによりハジメは、数学検定1級合格のために特訓を始める事となる。だが結果、ハジメは試験に落ちてしまい、そのままスランプに陥ってしまう。 

第3巻

スランプに陥った関口ハジメは、その焦りの中で逆に数学へのモチベーションを開花させていく。米作島に一時里帰りしたハジメは、ヒナちゃんと言葉を交わす中で、どうにかスランプを脱する糸口を摑む。そして内田豊は、戻って来たハジメに対し、高度な数学理論である複素数の概念を嬉々として教えるのだった。こうしてハジメは数学検定1級に合格、手嶋ナナオの記録を破る事にも成功する。それからしばらく経ったある日、ナナオがハジメのもとにやって来る。実はナナオは豊の事を尊敬していて、できる事なら弟子入りしたいとすら考えているのだという。そしてナナオは、ハジメとの接触に刺激を受け、彼なりの考えのもと、留学する事を決意する。 

登場人物・キャラクター

関口 ハジメ

米作島に住む小学5年生の男の子。数学が大好きで、イメージを強く持つ才能がある。独学で数式に絵文字を入れた公式を作る。一度集中すると音も周りも気にならない。世界を全部知りたいと思っている。理解が早く、内田豊が教えることをどんどん吸収し、数学にのめり込んでいく。マッシュルームカットでまつ毛が長く、かわいらしい男の子。 よくパーカーと着ている。学級委員だが、面倒くさがり。4人兄弟の長男。

内田 豊

元天才数学者の高齢男性。80年代には「なるほど数学ワールド」などのテレビにも出ていた有名人。年齢の衰えと共に集中力がなくなり、数学者としては限界を感じているが、新たな発見への欲求はまだ強く残っている。怒りっぽく高圧的だが、数学にかける情熱は人一倍強い。米作島出身。関口ハジメとの出会いに運命を感じ、指導者になることを決意。 彼の才能を開花させるために情熱を燃やす。

ヒナちゃん

米作島に住む中学生の女の子。関口ハジメの近所に住む。アイドルを目指している。黒髪ロングストレート。アイドルのオーディションに落選し、落ち込んでいたが、楽しそうに数学を学ぶハジメや内田豊を見て、前向きに努力を始める。

関口 かねこ

関口ハジメの母親。夫と4人の子供と共に米作島で暮らしている。ハジメのことを小さい頃から算数が好きな子だとは思っていたが、不可解な言動に時折戸惑いもみせていた。ハジメを自分の元で育てたいという内田豊の提案に頭ごなしに反対せず、本人の希望を聞いて、迷っている背中をそっと押す器の大きい人物。

手嶋 ナナオ

天才数学少年として知られる男子。作中で小学校から中学校に進学する。父親も祖父も数学者という数学界のサラブレッドで、祖父は内田豊の古なじみのライバルでもある。かつて、数学検定1級に史上最年少の12歳で合格するという記録を作ったが、その記録は関口ハジメによって破られた。

場所

米作島

関口ハジメが住んでいる島。人口が少なく、自然が美しい情緒のある島。この島出身の有名人は天才数学者・内田豊のみ。内田豊が学んだ産島町立境中学校は廃校になっていたが、彼の残した壁の数式は残ったまま。

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