はるか17

就職氷河期の中で厳しい就職活動にもまれた女子大生が、勘違いがきっかけで芸能界入りしてしまい、年齢詐称をしてタレント活動をスタート、大手芸能事務所を経て映画制作の現場へとステップアップするサクセスストーリー。

正式名称
はるか17
作者
ジャンル
俳優・女優
レーベル
モーニングKC(講談社)
巻数
全19巻完結
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概要・あらすじ

お茶の池女子大4年生の主人公宮前遥は、ひとつの内定もとれずに就職活動が終わりそうになっていた。焦ったあまり童夢企画という小さな芸能事務所に正社員募集にマネージャーとして応募する。無事に採用されるが、彼女の素質を見いだした社長福原剛史によってアイドルはるかとしてデビューすることとなる。

童夢企画でアイドルとしての自覚と経験を学んだはるかは大手芸能プロファインプロに移籍し、アイドルから女優へとかけ上っていく。

登場人物・キャラクター

宮前 遥 (みやまえ はるか)

登場時はお茶の池女子大理工学部の4年生。実家は静岡県。就職活動にことごとく失敗して芸能プロダクション童夢企画の扉をたたく。マネージャー面接を受けたつもりが所属タレントオーディションで、素質を見抜いた社長福原剛史の強いすすめで、不承不承ながらマネージャー兼17歳のタレントとしてデビューする。 恋愛経験も乏しくふだんはメガネ着用で地味だが、メイクアップによって美しくなる。

福原 剛史 (ふくはら たけし)

芸能プロダクション童夢企画の社長。ふだんはアロハシャツ着用でよく痴漢と間違われる。宮前遥の素質を早いうちに見いだしてはるかとして売り出すことを決めた。もとは大手芸能プロダクションファインプロに所属し、大女優の長谷川奈々子を育てあげた敏腕マネージャーだった。 古巣のファインプロと事を構えないよう心を砕くが、理不尽な圧力には徹底的に抵抗する気概も持つ。

桃原 宏樹 (ももはら ひろき)

宮前遥が受けたものと同じ面接を受けて童夢企画に入社した。はるかのマネージャーに任じられて、彼女がアイドル活動に興味を持つように画策する。遅刻も多く新人ゆえに芸能界のしきたりにもうといが、はるかを一流のスターに押し上げようと奔走する。童夢企画解散後はおでん屋「呑太郎」で働くようになって、影ながらはるかを支える。

尾倉 (おぐら)

童夢企画に出入りするフリーのメイクアップアーティスト。男性だが社長福原剛史に惚れているオネエ気質。はるかのメイクを担当することが多くい。芸能界にも顔が広いため、はるかにこの世界で生き抜くための心構えを説く。

奈美 (なみ)

童夢企画に所属する19歳のグラビアアイドル。マネージャーとして入ったはずのはるかにいつの間にか先を越されて焦るあまり、事務所といさかいを起こし飛び出す。スーパーエンジェルプロモーション(SAP)の前野に引き抜かれるが、仕事を取るための肉体接待や濡れ場がある映画の出演、果てはAV出演と転落を繰り返し、自暴自棄になって自殺未遂を起こす。

後藤田 (ごとうだ)

童夢企画所属のマネージャーで桃原宏樹の先輩にあたる。おもに所属タレントの美奈を担当するが、わがままで移籍も考え始めた彼女をたしなめたことで決別してしまった。SAPに移籍後行方知れずになった美奈からの連絡で自宅に急行し、自殺未遂直後の彼女を救出する。奈美の傷が癒えた後、郷里に帰って実家の酒屋の手伝いをすると告げ芸能界を去った。

佐倉 ユリ (さくら ゆり)

はるかと同時期デビューの新人アイドルで、大手芸能プロダクションのファインプロに所属する。オーディション当時からはるかのライバルそして超えるべき目標として立ちはだかる。新進気鋭の劇作家日野誠が演出する舞台『真説 シンデレラ』の主演をかけたオーディションではるかに敗れ、ファインプロを辞めることを決意する。

松永 幸昭 (まつなが ゆきあき)

大手芸能プロダクション・ファインプロ社長。自社所属のタレント売り込みに豪腕を振るい「芸能界のドン」と呼ばれるが、筋目にこだわり自分のメンツを潰した人間には容赦が無い。長谷川菜々子をめぐるトラブルでは、当時のマネージャーだった福原剛史ひとりに罪をかぶせる形で追い出したことを後悔しており、彼が推すはるかの才能を評価し、バックアップしようとした矢先に病没した。

松永 洋一 (まつなが よういち)

ファインプロのチーフマネージャー。松永幸昭社長の息子で、父には頭が上がらないが、自分たちを裏切った福原剛史と何かにつけ比べられることを不快に思い、着実に実力をつけていくはるかを早いうちに潰しておこうと企むものの、結局彼女を自分の陣営に招くことになる。父の没後にファインプロを継ぐも独立した崎谷浩平に所属タレントを大量に引き抜かれ、苦肉の策としてはるかが制作にたずさわる映画『蒼』に出資し、配給会社を紹介する。

崎谷 浩平 (さきたに こうへい)

ファインプロの敏腕マネージャーで松永幸昭社長の右腕と称され、童夢企画からはるかを引き抜こうとしたり、活動を妨害したりと暗躍する。松永幸昭の後継者を自任していたものの彼が選んだのは息子の松永洋一であったため、見切りをつけた崎谷は秘密裏にゲットオンを設立。 他社所属のタレントや女優を引き抜いてファインプロの弱体化をもくろむ。

長谷川 菜々子 (はせがわ ななこ)

はるかが憧れ目標としているファインプロの看板女優。4年前に交際していた西尾貴邦というタレントが薬物に手を出して彼女にも害を及ぼそうとした際、マネージャーの福原剛史が進退を賭けて西尾と手を切らせたものの、再び接触してきたため周囲に迷惑がかからないよう失踪してしまう。 西尾の死を知り取り乱したところを福原に救われる。その後、1年間のブランクを経てはるかが制作する映画『蒼』にゲスト出演することになる。

集団・組織

童夢企画 (どうむきかく)

『はるか17』の登場組織。福原剛史が経営する弱小芸能プロダクションで、はるかがデビューするきっかけとなった。所属タレントは奈美とはるかのふたりきりで、社員も3人しかいない。移籍後のトラブルで奈美が去り、社長の福原が、かつて自分の育てた女優長谷川菜々子を追って失踪した後、残されたはるかをファインプロに託して解散した。

ファインプロ

『はるか17』の登場組織。童夢企画の社長福原剛史がかつて長谷川菜々子のマネージャーを務めていた業界最大手の芸能プロダクション。「芸能界のドン」と呼ばれる社長の松永幸昭のもと、手段を選ばないやり口で芸能界を長く牛耳っていたが、病に倒れてそのまま病没した。経営は息子の松永洋一が引き継ぐが、腹心の崎谷浩平の離反と大量の所属タレント引き抜き工作によって急速に勢力をそがれていく。

ゲットオン

『はるか17』の登場組織。ファインプロ社長松永幸昭亡き後崎谷浩平が所属タレントを大量に引き連れて独立・設立した新進芸能プロダクション。松永幸昭ゆずりの豪腕で一気に業績を伸ばし、はるかの制作する映画『蒼』の配給にまで口を出せるほどの圧力を持つようになった。

書誌情報

はるか17 全19巻 講談社〈モーニングKC〉 完結

第1巻

(2004年2月発行、 978-4063289329)

第2巻

(2004年5月発行、 978-4063289572)

第3巻

(2004年8月発行、 978-4063289732)

第4巻

(2004年11月発行、 978-4063289930)

第5巻

(2005年2月発行、 978-4063724127)

第6巻

(2005年5月発行、 978-4063724325)

第7巻

(2005年6月発行、 978-4063724431)

第8巻

(2005年8月発行、 978-4063724578)

第9巻

(2005年10月発行、 978-4063724707)

第10巻

(2006年2月発行、 978-4063724981)

第11巻

(2006年5月発行、 978-4063725162)

第12巻

(2006年7月発行、 978-4063725346)

第13巻

(2006年10月発行、 978-4063725551)

第14巻

(2007年1月発行、 978-4063725650)

第15巻

(2007年3月発行、 978-4063725841)

第16巻

(2007年6月発行、 978-4063725988)

第17巻

(2007年8月発行、 978-4063726206)

第18巻

(2007年10月発行、 978-4063726282)

第19巻

(2007年11月発行、 978-4063726411)

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