概要・あらすじ
期待の新人女優の川瀬未琴17歳は、小さい頃からモデルの仕事などで、多忙な日々を送っていた。そのため、恋愛経験はゼロ。未琴は、事務所のマネージャーに「恋愛もしないまま、10代を終えるのは嫌だ」と訴える。マネージャーは「リスクが多い」と恋愛を却下するが、未琴があまりに不機嫌になったため、「相手次第では」としぶしぶ恋愛を容認する。ただし、バレても未琴の好感度が上がる相手との「パーフェクトなスキャンダル」なら、というのが事務所の考えだった。具体的には「ビッグネーム・同い年・遊び慣れている」という3条件を満たす相手。そこで未琴は、同じ高校の芸能コースに通う、天馬蒼生に目をつける。彼は、大人気アイドルグループLIEN(リアン)のセンター。天馬なら、万一バレても、同性には「あんなすごい人と付き合える女の子」と見られ、異性からは「あいつなら仕方ない」と思われる。未琴は天馬にメッセージを送り、屋上に呼び出す。そして「今度ベッドシーンがあって不安だ」とウソの相談をし、「練習のために、自分の初めてをもらって欲しい」と懇願する。ためらう天馬だったが、「他の人に相談してみる」という未琴の言葉に、彼女と関係を持つことを決意する。その夜、体を重ねる二人だったが、いざという段階で、天馬は未琴に「やっぱりできない」とあやまる。翌日、未琴は天馬とセックスできなかったことを振り返り、「大人気アイドルだから日和った」「バージンが重かった」などと原因を考えるが、今ひとつ腑に落ちずにいた。一方、天馬は「好きな子には好かれて付き合いたい」「体だけの関係は虚しい」と考えており、どうやら未琴のことが好きなため、安易にセックスできなかったらしい。こうして未琴が計画したパーフェクトなスキャンダルは、違う形で動き出した。
登場人物・キャラクター
川瀬 未琴 (かわせ みこと)
将来を期待される新人女優。17歳の女子高生で、ある高校の芸能コースに通う。小さい頃からモデル業などで業界にいたため、恋愛経験はゼロ。それを不満に思い、恋愛や青春を謳歌したいと考える。恋愛がバレてもダメージがない相手として、同じ学校に通う天馬蒼生に目をつけ「恋愛ごっこ」を試みる。
天馬 蒼生 (てんま あおい)
川瀬未琴と同じ学校の芸能コースに通う男子高校生。大人気アイドルグループLIEN(リアン)のセンター。未琴に「恋愛ごっこ」の相手として選ばれ、彼女のバージンを奪うように頼まれる。遊び慣れているように見られているが、実は経験がなく、好きな相手とちゃんとした恋愛をしたいと考える純情派。
書誌情報
パーフェクトスキャンダル 10巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2020-02-26発行、 978-4098708031)
第2巻
(2020-02-26発行、 978-4098708048)
第3巻
(2020-08-26発行、 978-4098710706)
第4巻
(2021-02-25発行、 978-4098712540)
第5巻
(2021-10-26発行、 978-4098715138)
第6巻
(2022-03-25発行、 978-4098715794)
第7巻
(2022-10-26発行、 978-4098718399)
第8巻
(2023-03-24発行、 978-4098718979)
第9巻
(2023-10-26発行、 978-4098724406)
第10巻
(2024-03-26発行、 978-4098725434)