概要・あらすじ
桃月学園1年生の教師としてやってきた、10歳でマサチューセッツ工科大の学位を持っているレベッカ宮本。最初は教師であることを振りかざし虚勢をはり、口も悪かった。個性的なクラスの面々と接するうちに、生徒たちと信頼関係を結ぶようになっていく。ただ面々の前で起こる事件が、UMAとの遭遇やら宇宙人との出会いやら大天使の登場やらと、あまりにもめちゃくちゃ。
非日常が日常の世界を過ごすことになる。
登場人物・キャラクター
レベッカ宮本 (れべっかみやもと)
10歳でマサチューセッツ工科大の学位を修得した天才少女。桃月学園1年C組の担任としてやってくる。多くの生徒から「ベッキー」と呼ばれ、本名で呼ばれることは少ない。冷静かつ冷淡な性格で、目の前で不条理な出来事が起きても気にしないことも多い。反面、言動は子供っぽく、ちょっと怒られると泣き出すこともある。 苦手なものは一つ目で見つめられること。生徒たちには非常に可愛がられており、特に片桐姫子は彼女のことを溺愛している。登場するたびに、姉の趣味で服装が毎回変わっている。一度だけ教師としての職を奪われ、小学校に入学。桃月学園の生徒の妹達と仲良くなっている。いつの間にか開いた並行世界の次元の狭間を埋めるため、戦わされたことがある。
メソウサ
レベッカ宮本がいつも連れている、両足で二足歩行し日本語を話すウサギ。助手のような働きで、レベッカ宮本が使う脚立などを運んでくる。ネガティブな性格で、普段からいつも泣いている。謎の多い存在で、一体何の生物なのかは誰も分からない。一条がよくちょっかいを出し、ひどい目にあわされる。
片桐 姫子 (かたぎり ひめこ)
桃月学園1年C組の生徒で、ハイテンションなムードメーカー。ただし頭はとてつもなく悪い。レベッカ宮本をこよなく愛し、彼女のために奔走することも多い。頭にはよく動くアホ毛があり、何かを考えるときに「マホ」という言葉が周囲に浮かぶ。「オメガ」「マキシマム」などの言葉を文字の頭につけ、「カナ?」を語尾につけるなど、しゃべり方にくせがある。 漫画研究会に所属。
桃瀬 くるみ (ももせ くるみ)
桃月学園1年C組の生徒で、見た目も成績も運動能力も平均値な地味キャラ。その分個性の強いメンツの中において、料理などをきっちりこなせる貴重な存在。A組には二卵性双生児の桃瀬修がいる。『まろまゆ』では主人公として、喫茶店「エトワール」でアルバイトをしている。
橘 玲 (たちばな れい)
桃月学園1年C組の生徒。黒髪ロングで身長が高く、ナイスバディ。冷酷な口調が普段から身についており、特に悪事を働く人間には容赦なく頭脳で勝負し、捻り潰す。成績もずば抜けて良い。オカルト研究が趣味。レベッカ宮本をいじるのが好きで、彼女が苦手な一つ目を見せては、泣かせて楽しんでいる。 普段は中華料理店「桃香飯店」でバイトをしており、『まろまゆ』でその姿が描かれている。
一条 (いちじょう)
桃月学園1年C組の生徒。下の名前は不明。一人だけ目が真っ黒に塗られている異色な容姿のキャラ。突如手品のようなことをしてみせたり、メソウサをいじめたり、脈絡がない行動を取り始めたりと、と不思議な言動が多く、クラスメイトを困惑させている。メガネには勉強ができる秘密があると信じている。夢は、母のような家庭的な女性になること。
上原 都 (うえはら みやこ)
桃月学園1年C組の生徒。おでこの広いガリ勉メガネ少女で、ちょっとしたことですぐ怒る。ボケの多いクラスにおいてのツッコミ役。レベッカ宮本の恩師である教授に巻き込まれて、学業を放置して世界中の遺跡や謎の地域を探索させられたため、出席日数が足りていない。霊感が強い。
鈴木 さやか (すずき さやか)
桃月学園1年C組の生徒。全員から「6号さん」と呼ばれ、定着している。ツインテールで背の小さい、比較的常識人で、あまりしゃべらない。気は利く少女で、みんなと行動を共にすることは多い。
ベホイミ
桃月学園1年D組の生徒。「癒し系魔法少女」として転校してきた熱血少女だったが、片桐姫子に「マキシマムダサい」と駄目だしされる。以降髪の毛を雑にまとめた、地味なメガネキャラとして、クラスの隅っこにいるようになった。かつて特殊部隊に在籍しており、爆発物などの扱いにもなれている、物理戦闘に長けた人物。 敵同士だったメディアとともにバケツをかぶって「バケツマン」として桃月学園の平和を守っている。『新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん』では主人公として、宇宙人に駆り出されて戦わされている。
メディア
桃月学園1年D組の生徒。普段からメイド服を着用している。レベッカ宮本の恩師の教授の元助手。物理戦闘に長けており、かつて戦場での敵だったベホイミとともに、バケツをかぶって「バケツマン」として桃月学園の平和を守っている。
芹沢 茜 (せりざわ あかね)
桃月学園1年D組の生徒。演劇部所属。ネコミミのようなくせ毛がある。元気に走り回るハイテンションな少女で、特にキグルミの「ロボ子」を着てあちこちに登場している。レベッカ宮本の代役を務めて授業をしたこともある。映画研究部のキグルミ「ドジラ」を天敵とし校内で戦っている。 キグルミの中の来栖柚子は、中の人だと気づかぬまま親友になっている。
来栖 柚子 (くるす ゆずこ)
桃月学園1年A組の生徒。映画研究部所属。運動神経はゼロのドジっ子で、頭脳も特にパッとしないが、妄想力は人一倍にたくましい。映画研究部の「ドジラ」のキグルミを着て、演劇部への攻撃に駆り出され、同じくキグルミを着ている芹沢茜と幾度も衝突している。ただし中の芹沢茜は中の人だと気づかぬまま、親しくしている。
宇宙人
複数人いてみんな同じ格好をしている。艦長のみ角が生えている。最初はベホイミを監視しながら地球を狙っていたが、不憫すぎて彼女を応援することにした。次第にレベッカ宮本を監視対象とし、彼女に接近するため人間の姿をとって学園に侵入する。
南條 操 (なんじょう みさお)
桃月学園1年D組の生徒。動物をこよなく愛するお嬢様。強気な発言が多い割に小心者で、驚くと脳内に自分を何人も呼び出して脳内会議を行う。アメリカンハイスクールに誤って行ってしまい、通ったことがある。アメリカ人が彼女の金髪を気にしていたため「地毛よ!」と言ったことから「ジゲヨサン」と呼ばれるようになった。 同じクラスの犬神つるぎが好きだが、思いは伝わっていない。
犬神 つるぎ (いぬがみ つるぎ)
桃月学園1年D組の生徒。冷静沈着で成績も優秀。ドイツ人クォーター。教員のジジイのボケが非常に迷惑な時に、ツッコミ役として登場する。南城操に強くアプローチされているが、本人は気にしていない。面倒見がよく、妹やその友達にやさしい少年。
柏木 優麻 (かしわぎ ゆうま)
桃月学園1年A組の生徒。非常にテンションが高く、元気なA組のムードメーカー。勉強もできる。宇宙人とも仲がよく、ベホイミ救済にあたったことがある。妹の優奈に、行き過ぎたいたずらをするのが趣味。『桃組っ!!』では優奈を勝手にアイドルオーディションに応募した。衣装部所属。
柏木 優奈 (かしわぎ ゆうな)
桃月学園1年A組の生徒。とてもおとなしく、姉の優麻にやりすぎなほどいじられている。勉強も運動もできない。『桃組っ!!』で優麻が勝手に応募したオーディションに受かってしまい、アイドル活動をするはめになる。
ジジイ
桃月学園1年D組の担任で、老齢の男性。本名は不明。知識が豊富な現国教員で、料理が得意。唐突に相手を困らせる発言をするため、クラスが混乱することが多い。また生徒に対抗意識を燃やし、生々しい発言と威圧感で言うことを聞かせることがある。いつも腕章をつけており、書かれている文字は毎回違う。やりすぎたボケは犬神つるぎに突っ込まれる事が多い。