ひるねぶる。（漫画）- マンガペディア

あらすじ

第1巻

いつでもどこでも寝られる特異体質の男子高校生、磯村仁也は、昼休みになるたびに今は使われていない男子水泳部の部室を勝手に借りて、昼寝を満喫していた。そこに突然現れたのが、生徒会長の女子高校生、鳴子玲夢。学業の効率をアップさせるため、学校に昼寝(シエスタ）を取り入れようとしていた玲夢は、仁也の協力を得て「昼寝部(仮)」を作り、教師たちに昼寝の有用性を認めさせようとしていたのだ。部室に豪華なベッドまで持ち込む玲夢の本格的な計画を面倒くさがった仁也は、彼女にまず昼寝を体験させ、午後の授業をさぼらせることで、その計画をフイにしようとする。しかし、気持ちよさそうに昼寝する玲夢の寝顔を見た仁也は、ついつい彼女を昼休みが終わる前に起こしてしまうのだった。(第1話「水泳部で、ひるねるぶ。」。ほか、11エピソード収録)

登場人物・キャラクター

磯村仁也 (いそむらにいや)

昼寝が大好きな男子高校生。立った状態でもすぐに寝られる特異体質で、朝礼や授業中もすぐに寝てしまうため、学校内では問題児として有名になっている。夏場以外は使われていない男子水泳部の部室に目をつけ、昼休み中はそこで昼寝を満喫していた。昼寝(シエスタ)の導入を目指す生徒会長の鳴子玲夢にその特殊能力を買われ、「昼寝部(仮)」の設立に協力することになる。成り行きから昼寝部(仮)の部長に任命されてしまい、当初は嫌がっていたが、玲夢と行動を共にするうちに、まんざらでもないと思うようになる。「ジャスティスシグナル」というチームを組み、ヒーローの覆面をかぶって、夜な夜な街の治安を守る活動に従事している。

鳴子玲夢 (なるこれいむ)

意欲満々でパワフルな女子高校生。スタイル抜群の美少女。生徒会長を務めており、授業や学内の施設を充実するため、日々精力的に活動している努力家。生徒のためなら教師とも堂々と渡り合うため、生徒からの信頼は非常に厚く、半ば神格化されている。学業の効率をアップさせるため、昼寝(シエスタ)の導入を計画しており、教師に昼寝の有用性を認めさせるために「昼寝部(仮)」を創設する。その際、よく寝ることで有名だった磯村仁也を部長に迎え入れ、彼の協力を仰ごうとしていた。その後はマイペースな仁也と共に、部活動と昼寝を楽しんでいた。若干嫉妬深く、悦田もかと仁也が楽しく話している姿を見て、あとで仁也に強く当たっていた。

悦田もか (えつだもか)

ショートカットの可愛らしい女子高校生。寝ることが大好きで教室や校庭の片隅で、いつも寝ている。寝相と寝起きが最悪で、無理に起こされると極めて凶暴で暴力的になるため、ほかの生徒から非常に恐れられている。ただし、寝起き時の記憶はいっさいなく、ふだんはごくふつうの女子高校生として過ごしている。仁也に誘われ、「昼寝部(仮)」の一員となった。幼い頃は寝相も寝覚めもふつうの少女だったが、抱き枕代わりに使っていたクトゥルフ神話に登場するシャイガイのぬいぐるみ「シャンシャン」を親に取り上げられてから、寝相が悪くなった過去を持つ。