ぼくらの

ぼくらの

鬼頭莫宏の代表作の一つ。近未来の日本を舞台に、夏休みの自然学校に参加した15人の少年少女が巨大ロボット「ジアース」のパイロットとして地球防衛の使命を担う物語。海辺の洞窟で謎の男「ココペリ」と出会った子どもたちは、コンピュータゲームへの参加を誘われ、その過酷な代償を知らないまま契約を結ぶことになる。数話ごとに一人の子どもに焦点を当てた連作形式で、15人の子どもたちが順番に主役となり、それぞれが戦闘を通じて命を失っていく運命に直面する。本作は、巨大ロボットによる戦闘を題材にしたSF漫画である。ロボットの操縦者は代償として命を落とすことになるが、戦わなければ地球は滅亡してしまう。従来のロボット漫画の枠組みを継承しながら、パイロットの死という設定を通じて人間ドラマを前面に押し出した構成となっている。小学館「月刊IKKI」2004年1月号から2009年8月号まで連載。2010年に第14回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞を受賞。テレビアニメ化され、2007年4月から9月まで放送された他、小説版全5巻が刊行されるなどメディアミックス展開が行われた。

正式名称
ぼくらの
ふりがな
ぼくらの
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
その他(小学館クリエイティブ)
巻数
既刊5巻
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作品の概要

基本情報

鬼頭莫宏の代表作の一つ。

要旨と舞台設定

近未来の日本を舞台に、夏休みの自然学校に参加した15人の少年少女が巨大ロボット「ジアース」のパイロットとして地球防衛の使命を担う物語である。海辺の洞窟で謎の男「ココペリ」と出会った子どもたちは、コンピュータゲームへの参加を誘われ、その過酷な代償を知らないまま契約を結ぶことになる。

ストーリー展開

物語は、数話ごとに一人の子どもに焦点を当てた連作形式で、15人の子どもたちが順番に主役となる。ロボットの操縦者は代償として命を落とすことになるが、戦わなければ地球は滅亡してしまう。子どもたちは極限状況の中で家族や社会との関係、生命の意味に向き合うことになる。また、バトルは単純な戦闘だけではなく、敵の説得が目的となるエピソードもあり、バラエティに富んでいる。

ジャンル的特徴と位置づけ

本作は、巨大ロボットによる戦闘を題材にしたSF漫画である。従来のロボット漫画の枠組みを継承しながら、パイロットの死という設定を通じて人間ドラマを前面に押し出した構成となっている。

世界観の構築と設定

作品世界は、2030年から2040年頃の近未来の日本。21世紀初頭の「日乃レポート事件」により、親中路線に政策変更した日本は、陸海空三軍からなる国防軍を所持しアメリカとは緊張状態にある。

連載状況

小学館「月刊IKKI」2004年1月号から2009年8月号まで連載。

受賞歴

2010年第14回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞。

メディアミックス情報

テレビアニメ

2007年4月から9月まで放送。

小説

2007年から2008年にかけて全5巻刊行。

あらすじ

自然学校へ通うために集まった15人の子供たちは、ココペリという謎の人物から、ジアースというロボットによるゲームに誘われた。しかしジアースの動力源はパイロットの命であり、操縦するためには自らを犠牲にしなければならなかった。時を同じくして地球の淘汰を企む敵が出現、子供たちは命を引き換えにしながら、戦いを続ける。

そしていつしか、戦っていた敵が平行世界の地球人であることを知ることになる。

登場人物・キャラクター

ココペリ

洞窟に住む謎の男で、子どもたちをジアースによる戦いに誘い込むと、姿をくらました。細身の体型で、伊達眼鏡をかけている。消息を絶った際に伊達眼鏡を置いていき、後に小高勝の手に渡る。謎の多い人物だが、その正体は平行世界の人間で、以前にジアースを使い戦っていた契約者の一人。

コエムシ

拳大ほどの小さな体を持っていて、子どもたちにジアースの戦闘方法を教える。一見ぬいぐるみのようなかわいい姿をしているが、口は悪く、性格も残忍。

和久 隆 (わく たかし)

サッカー好きの男子中学生で、明るい性格も手伝って子供たちの中ではムードメーカーとして引っ張る。最初のジアースパイロットとなる。

矢村 大一 (やむら だいいち)

屈強な体を持つ男子中学生。貧乏な家庭に生まれ育ち、弟妹を養うためにアルバイトをしている。

小高 勝 (こだか まさる)

建設業社長の息子で、父のことを尊敬している。冷静な性格だが、猫をエアガンで撃つなど、常軌を逸した行動を取ることも。ジアースを操縦した際には、地上にいる一般人を踏み潰しながら歩を進めた。

半井 摩子 (なからい まこ)

ポニーテールの髪型が特徴の女子中学生。生真面目な性格で模範的であろうとするが、その振る舞いがかえって反感を招くこともある。

加古 功 (かこ いさお)

学校では酷いいじめを受けていて、足が速いことも手伝ってパシリに使わされる。自然学校で出会った本田千鶴に恋心を抱く。

本田 千鶴 (ほんだ ちづる)

華奢な体つきと左目の下にある泣きボクロが特徴の女子中学生。明るい性格だが、中学校の教師と性的関係を持った過去がある。しかし、教師の裏切りに遭い、知り合い数人に性的暴行を受けてしまう。

門司 邦彦 (もじ くにひこ)

冷静沈着で勘も鋭く、ジアースでの戦闘では仲間に的確なアドバイスを送る場面もある。

阿野 万記 (あの まき)

軍事関係や昔のアニメ、ゲームが好きなオタク気質な少年。名前のなかった巨大ロボットにジアースと命名した人物でもある。

古茂田 孝美 (こもだ たかみ)

国防軍の軍人を父に持つ中学生。小学生の頃にいじめを受け、性格も徐々に内向的になっていった。しかしジアースでの戦闘を重ねることで、生きる喜びを得るようになる。

宇白 順 (うしろ じゅん)

無表情で口数も少ないが、頭脳明晰で仲間の中でも高い判断力を持つ。他人に対する配慮が見られず、仲間に対して暴言を吐くことも。

往住 愛子 (とこすみ あいこ)

アイドルになる夢を持つ女子中学生。純真な性格で、仲間からからかわれてしまうことも。

町 洋子 (まち ようこ)

そばかすが特徴の中学1年生。自然学校でココペリの待つ洞窟へ行くことを提案した人物。実はココペリと同じ平行世界の人間であり、契約者を捜す役割を担っていた。また、コエムシの妹でもある。

吉川 寛治

宇白順と同じ学校に通う中学1年生。下ネタが好きで、女子から嫌がられることもあるが、本人はそれも含めて楽しんでいる。優れた洞察力を持ち、ジアースの戦闘ではパイロットにアドバイスを送る場面もある。

ジアース

『ぼくらの』に登場する巨大ロボット。15人の中学生が乗り込み、地球を襲う謎の敵と戦うことになる。動力源はパイロットの命で、戦闘する度にパイロットは必ず命を落とす。

書誌情報

完全版 ぼくらの 5巻 小学館クリエイティブ〈その他〉

第1巻

(2020-06-27発行、978-4778038311)

第2巻

(2020-06-27発行、978-4778038328)

第3巻

(2020-08-28発行、978-4778038335)

第4巻

(2020-09-30発行、978-4778038342)

第5巻

(2020-10-28発行、978-4778038359)

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