アイアンマッスル

アイアンマッスル

近未来。操縦者の動きがそのまま反映される搭乗型巨大ロボット同士の格闘技ハイパー・グラップルの世界を描いたロボットプロレス漫画。グラップラーの父を死に追いやった、偉大なチャンピオンを倒すため、数々の強敵を倒していく主人公・鋼光一の成長物語でもある。

正式名称
アイアンマッスル
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
プロレス
レーベル
ST comics(大都社)
巻数
全3巻
関連商品
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概要・あらすじ

近未来。太平洋上に浮かぶポセイドン・パレスで巨大マシン同士の超格闘技ハイパー・グラップルの世界タイトルマッチが行われようとしていた。不敗の世界チャンピオン、オーディン・ザ・グレートに挑むのは、日本が誇るグラップルマシン、キングアイアイン。主人公・鋼光一の父である名グラップラー鋼勇次郎が操縦するマシンだった。

超人的な力を持つオーディンを追い詰めるキングアイアンだったが、マシンとして致命的な欠陥があった。搭乗者とマシンのシンクロ率を極限まで高めた設計のために、マシンが受けたダメージが搭乗者の命を奪いかねない逆転位症候群を引き起こす可能性があったのだ。オーディンの必殺技、皇帝の断頭台をくらったキングアイアンは、はたして逆転位症候群を起こし、勇次郎は瀕死の重傷を負ってしまう。

試合を観戦していた光一は、父を倒されたにも関わらず、オーディンの強さに感動し、自分もハイパー・グラップルの選手になってオーディンと戦うことを決意する。3年後、逞しく成長した光一は、父と同じJLVグラップル社で本格的なトレーニングを開始する。

天才的な閃きと不屈の闘志で、わずかの期間でデビューが決まった光一に与えられたのは、JLVグラップル社の科学を結集した超格闘マシン、成長する金属の筋肉を持ったアイアンマッスルだった。

登場人物・キャラクター

主人公

父・勇次郎が操るキング・アイアンとオーディン・ザ・グレートの試合に感動。父を倒した不敗のチャンピオン、オーディンと対戦するため、ハイパー・グラップラーになる決意をする。高校一年から本格的トレーニングを... 関連ページ:鋼 光一

鋼光一の父。JLVグラップル社に所属。グラップルマシン、キング・アイアインに搭乗し、世界チャンピオン、オーディン・ザ・グレートとタイトルマッチを戦う。善戦するも、オーディンの必殺技・皇帝の断頭台に敗れ... 関連ページ:鋼 勇次郎

緋々木 麗子

JLVグラップル社の若き女社長。大学生の頃からハイパー・グラップルを愛し、親の七光りでJLVグラップル社の社長に就任した人物。逆転位症候群が起こるかもしれない状況で、鋼勇次郎の戦いを止めなかったことに後ろめたさを感じている。勇次郎の息子・光一の情熱と才能を見抜き、光一のために超格闘マシン・アイアンマッスルを開発する。

デビッド・エルマン

オーディン・ザ・グレートの直弟子でオーディンの再来と呼ばれる天才グラップラー。ABM社所属。グラップルマシン、ザ・ルシフェル(ザ・サタン)に搭乗する。「悪魔の申し子」の異名を持ち、残虐非道なファイトが得意。鋼光一とアイアンマッスルのデビュー戦の相手をする。 ザ・サタンの異次元を創り出す力でアイアンマッスルを苦しめるが、途中からコントロールがきかなくなり、暴走。市中で暴れまわたため、警察に射殺されるが、ザ・サタンと一体化し、グラップルマシンの体と人間の魂を持った新生命体に生まれ変わる。

ジャック・ゴールドマン

「アリゾナの怪物」の異名を持つ有名グラップラー。ABM社所属。グラップルマシン、ゴッド・ゴーレムに搭乗する。デビッド・エルマンとタッグを組むことが多く、デビッドに友情を感じている。デビッドの復讐のために、ハイパー・グラップル太平洋トーナメントシップに参加。 光一を狙う。

炎 桜子

JCAの女性グラップラーで、筋骨たくましい美女。ハイパー・グラップル太平洋トーナメントシップの参加者。搭乗マシンは怪力を誇るファイアービューナス。

金村

グラップルジャパン所属のグラップラー。ハイパー・グラップル太平洋トーナメントシップの参加者。関西弁を話す。試合前の光一にチンピラをけしかけるなど、卑怯な手段を使う。永井豪『マジンガーZ』に登場するボスボロットのような姿をしたグラップルマシン、ボロボット・ボボットを操縦する。

マイク・ガイアス

ハイパー・グラップル太平洋トーナメントシップの参加者。オーディン・ザ・グレートと何度も名勝負をしている名グラップラーで人格者でもある。「弾丸アルマジロ」の異名を持つマシン、マッド・ガイアスの搭乗者。超能力で竜巻を起こす必殺技、アルマジロ・クラッシュの使い手。

集団・組織

JLVグラップル社

『アイアンマッスル』に登場する組織。立体テレビと産業用ロボットで急成長を遂げた日本の大企業・日本レーザービジョン(JLV)のグラップル部門。不敗の世界チャンピオン、オーディン・ザ・グレートに迫るグラップルマシン、キング・アイアンを作ったことで株を上げ、一層の成長を遂げる。最新鋭の超格闘マシン・アイアンマッスルを開発し、鋼光一を搭乗させる。

ABM社

『アイアンマッスル』に登場する組織。不敗の世界チャンピオン、オーディン・ザ・グレートや最強マシン、ザ・サタンを輩出したハイパー・グラップル界の大手企業。

その他キーワード

アイアインマッスル

『アイアンマッスル』に登場するグラップルマシン。鋼光一が搭乗する。JLVグラップル社が社運を賭けて開発した新型で、人間のような柔軟な「金属筋肉」で全身を固める。金属筋肉の成長増大に伴い全身が巨大化しその力も倍増するという、成長するグラップルマシン。

オーディン・ザ・グレート

『アイアンマッスル』に登場するグラップルマシン。搭乗者はウィルヘルム・オーディーン。ABM社が誇る世紀のグラップルマシンで不敗の世界チャンピオン。鋼勇次郎が操るキング・アイアンと世界戦を戦い、必殺技・皇帝の断頭台(カイザー・シャフオット)でその首を折る。デビッド・エルマンを弟子に持つ。

キング・アイアン

『アイアンマッスル』に登場するグラップルマシン。搭乗者は鋼勇次郎。JLVグラップル社製。オーディン・ザ・グレートとの戦いのため、運動制御回路とグラップラーの神経細胞のシンクロ率を極限まで高めたマシン。逆転位制御装置(インバージョン・シンドローム・ストッパー)が機能しない欠陥を持っているため、逆転位症候群(インバージョン・シンドローム)を引き起こし、鋼勇次郎を死に至らしめる。

ザ・ルシフェル

『アイアンマッスル』に登場するグラップルマシン。ABM社製。搭乗者はデビッド・エルマン。その正体は、オーディン・ザ・グレートと並ぶ最強マシンと言われたザ・サタン。

ザ・サタン

『アイアンマッスル』に登場するグラップルマシン。ABM社製の最強マシン。強すぎるために、対戦相手を次々と死に追いやってしまったマシン。責任を感じて初代の搭乗者は自殺。二代目のグラップラーは暴走し、場外乱闘で観客を殺傷してしまう。呪われたマシンとされ、誰も搭乗者がいなかったが、外装をカムフラージュし、ザ・ルシフェルとしてデビッド・エルマンのグラップルマシンとなった。 異次元空間を創り出す不思議な力を持ち、アイアンマッスルを苦しめる。

ゴッド・ゴーレム

『アイアンマッスル』に登場するグラップルマシン。ABM社製で搭乗者はジャック・ゴールドマン。身長22m、体重85tの巨大マシン。下半身はキャタピラになっており、「超巨人重戦車」と呼ばれる。実は戦闘用に開発された軍事マシンで、マシンガンやミサイルを搭載している。

ジェットタイガーオルゴン

『アイアンマッスル』に登場するグラップルマシン。ハイパー・グラップル太平洋トーナメントシップの参加者。「インドの猛虎」と呼ばれる。アイアンマッスルと初戦を戦う。腕に装備されたジェット噴射で加速するタイガーラリアートが必殺技。

ハイパー・グラップル

『アイアンマッスル』の用語。プロレスと科学がドッキングしたマシンプロレス。アメリカを発祥とする。操縦者であるハイパー・グラップラーが、数メートル~数十メートルのグラップルマシンに乗り込み、マシン同士の格闘技を展開する。グラップラーの運動神経と筋力が、グラップルマシンの運動機能の電子回路に直結しているため、その動きはスムーズでマシンの戦闘能力は操縦者の能力に比例する。 また、マシンのダメージはそのままグラップラーに伝達される。

逆転位症候群

『アイアンマッスル』の用語。グラップルマシンの運動制御回路とグラップラーの神経細胞のシンクロ率が高すぎるときに起きる症状。マシンに起きた損傷が操縦者にも起きてしまうため、グラップラーが死に至る場合もあり得る。安全装置として、マシンからの必要以上の刺激を止める逆転位制御装置(インバージョン・シンドローム・ストッパー)がある。

グラップルマシン

『アイアンマッスル』の用語。ハイパー・グラップルで使用される、数メートル~数十メートルの巨大な格闘用マシン。操縦者であるグラップラーの神経細胞と運動制御回路を直結することでなめらかな動きを実現している。コンピュータ会社や産業用ロボット会社など、世界の大企業が自社の製品の優秀さをアピールするために作っている。

書誌情報

アイアンマッスル 全3巻 大都社〈ST comics〉 完結

第1巻

(1997年9月発行、 978-4886530936)

第2巻

(1997年9月発行、 978-4886530943)

第3巻

(1997年10月発行、 978-4886530950)

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