アンジェリーク ルトゥール ~Secret Side~

アンジェリーク ルトゥール ~Secret Side~

蜜樹みこの『アンジェリーク ルトゥール』のスピンオフ作品で、守護聖に選ばれた青年たちの過去をドラマチックに描く恋愛ロマンス。「コミック小学館ブックス」で2015年1月から2016年1月にかけて配信された作品。

正式名称
アンジェリーク ルトゥール ~Secret Side~
ふりがな
あんじぇりーく るとぅーる しーくれっと さいど
作者
ジャンル
ラブコメ
 
恋愛
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あらすじ

第1巻

宇宙を統べる女王の加護によって守られた世界。まだ17歳のオスカーは、たとえ世界の守護者たる女王であっても、所詮は一人の女性にすぎないと、本気で考えていた。そんなオスカーは、軍人を育成する王立士官学校に通い、多くの女性を魅了しながら、全寮制の閉ざされた環境で順風満帆な日々を送っていた。だが、学校一の美女さえも魅了するオスカーは、身近な女性では物足りず、代わり映えのしない日々にひそかに退屈さや窮屈さを感じるようになっていく。そんな中、士官学校の新たな教官として、神鳥騎士団のアナスタシアがオスカーたちのもとへやって来る。誰に対しても毅然とした態度を取るアナスタシアの気高さを目にしたオスカーは、自分が初めて夢中になれる女性が現れたと心を躍らせる。それ以来、オスカーはアナスタシアに自ら近づいて何度も口説こうとするが、毅然とした態度を崩さない彼女にはまるで通用せず、冷たく突き放されるだけだった。アナスタシアを強く意識するようになったオスカーは心機一転し、もともとサボりがちだった訓練や自主トレーニングに励みながら、騎士団への入団を真剣に目指すようになる。そんなある日の訓練後、アナスタシアから追加訓練を言い渡されたオスカーは、彼女と一対一で剣を交えることになる。一瞬の気の緩みからオスカーに敗れてしまったアナスタシアは、日々の疲れから無防備な姿を晒し、オスカーの前で眠りにつくのだった。

第2巻

闇の守護聖に選ばれた少年クラヴィスは、慕っていた母親のもとを離れて聖地に送られることが決まった。急な守護聖交代のせいで、心の準備もできないまま親元を離れることになったクラヴィスは、自分が守護聖に選ばれた現実を受け入れられず、心を閉ざしていた。そんなクラヴィスは同年代のジュリアスと出会い、最初は衝突しがちだった二人は徐々に協力し合い、クラヴィスは博識なジュリアスから多くのことを学んでいった。そして月日は流れ、青年に成長したクラヴィスは、マイペースな性格は変わらないまま、守護聖としての役目を果たす日々を送っていた。一方で、クラヴィスたちが仕えている第254代女王の力が衰え始めたことで、後継者となる新しい女王を選ぶための新たな候補者が聖地にやって来る。新たな女王候補はアンジェリーク(第255代女王)ディアであったが、クラヴィスは誰が女王になろうと立場は変わらぬままだと、彼女たちに強い興味を示さなかった。だが、クラヴィスはアンジェリーク(第255代女王)とのささやかな交流をする中で、ひたむきに試練に挑もうとする、美しくも強い彼女の姿に惹かれていく。今まで恋をしたことがなかったクラヴィスは、自分の気持ちを不思議に思うばかりで、アンジェリーク(第255代女王)への思いが恋愛であるとは気づかぬままだった。宇宙のバランスが衰え始めたことで、次期女王を本格的に決めなければならない時が近づく中、アンジェリーク(第255代女王)がディアと共に聖地を抜け出すという騒ぎが起こる。

登場人物・キャラクター

アンジェリーク・リモージュ

スモルニィ女学院高等部2年生の女子で、女王候補の一人。年齢は17歳。金髪巻き毛のセミロングの髪型にしている。ある日突然、次期女王候補者として選ばれ、ロザリア・デ・カタルヘナと共に女王試験に挑み、大陸の育成を命じられる。この大陸の育成に欠かせない守護聖と出会い、彼らの力を借りながら交流を重ね、成長していく。ゆれる乙女心と、女王候補としての資格や責務などに翻弄されて悩みも多いが、前向きで素直な性格を生かしてさまざまな逆境に立ち向かっている。がんばり屋で周囲の人々を惹きつける一方で、空回りすることも多く、落ち込んだり泣き出したりすることもある。女王試験の中で、交流を深めていった守護聖たちとなかよくなるが、とりわけオスカーのことが気になっている。

オスカー

神鳥の強さを司る炎の守護聖の青年で、赤毛の短髪。17歳の頃は軍人を育てる教育機関である王立士官学校に通っていた。もともとは軍人家系の出身で剣術を得意としており、訓練をほとんどサボっているにもかかわらず余裕と自信に満ちあふれている。プレイボーイでキザな性格だが正規軍人さながらの実力を持ち、女性からの人気も高く、不まじめに見えて実は一途で情熱的なところがある。寮生活で多くの女性に囲まれ、順風満帆な生活を送りながらも退屈さを感じていたが、アナスタシアとの出会いで心を大きくゆれ動かされる。毅然とした態度のアナスタシアに、挑発されたのをきっかけに彼女を強く意識するようになり、騎士団入りを目指しながら、心を入れ替えて鍛錬を重ねるようになる。次第にアナスタシアに対して、今までに経験していなかったほどの真剣な恋心を寄せるようになり、彼女との剣術勝負に勝利した。日々の疲れから寝てしまったアナスタシアを介抱した際に、彼女が生徒に適切な訓練をするために努力していたこと、オスカーを騎士団に推薦しようとしていたことを知る。アナスタシアの推薦ではなく自らの実力で騎士団に入ると決意し、彼女にふさわしい男性になることを目指すようになる。アナスタシアが教官の任務を終える際に、ピアスをプレゼントするが両方受け取ることは断られ、彼女に返された片方のピアスを左耳に付けている。アナスタシアと別れてからもさらに訓練に励み、のちに騎士団への配属が決定した。王立派遣軍本部でアナスタシアと再会するのを楽しみにしていたが、不運な事故によって彼女が死亡したため、彼女との再会は叶わなかった。誕生日は12月21日で、血液型はAB型。

アナスタシア

王立派遣軍よりオスカーの通う王立士官学校の教官に就任した女性。愛称は「アーニャ」。神鳥騎士団に所属している現役の軍人であり、騎士団に推薦する生徒を探している。つねに凛としており、生徒に対しても厳しく接し、オスカーに対しても毅然な態度を崩さない。その態度がオスカーを惹きつけ、彼の初恋の相手となった。言い寄ってくるオスカーに対しては「期待外れ」「坊や」などと容赦のない言葉を放ち、軍人になれても騎士団には入れないだろうと、厳しい態度で突き放した。しかし、騎士団入りを目指して、訓練に励むようになったオスカーを徐々に見直すようになり、追加訓練と称して彼と剣術勝負を繰り広げるが、一瞬の油断が災いして敗北。ふだんは一瞬のスキも見せないほどに強気で凛々しいが、気を許した相手の前では無防備な一面を見せることもあり、オスカーとの勝負後には力尽きたように寝姿を晒した。また、自室にはすべての生徒たちの細かいデータを記録した書類が貼られており、それぞれの能力に合わせた訓練メニューを、睡眠時間を削るほどの時間を費やして真剣に考えていた。その後はオスカーとの距離を縮めていくが、教官としての任務を終え、元の星に戻ることが決まる。別れ際にオスカーからピアスをプレゼントされるが、趣味に合わないという理由で片方だけを受け取り、右耳に付けている。のちにオスカーが騎士団に配属された日に輸送機の事故に遭い、彼と再会する前に命を落とした。

ジュリアス

神鳥の誇りを司る光の守護聖の青年で、守護聖たちのリーダーを務める。大貴族出身で、金髪をロングヘアにしている。幼少期から守護聖になるための教育を受けていたため、天才少年として両親に期待されるのはもちろん、周囲からは特別扱いされていた。一方で、ふつうの身分の子供と遊んだ経験もなく、心底寂しい思いを抱えながらも、守護聖になるという使命や誇りのためにこれらの感情を押し殺していた。少年時代に光の守護聖に選ばれて聖地に送られ、先輩守護聖である先代闇の守護聖を慕い、心から尊敬できる数少ない相手として、大きな影響を受けていた。しかし、先代闇の守護聖が突如退任して聖地を離れ、代替わりして新たな闇の守護聖に選ばれたクラヴィスの存在にとまどう。第一印象の悪さもあって、しばらくはクラヴィスを受け入れられずにいたが、いくつかの出来事を経て、少しずつ彼を受け入れるようになる。これ以降もクラヴィスとは不仲気味ではあるが、少年時代から共に守護聖を務めてきた間柄というのもあり、いざというときは協力し合っている。他人にも自分にも厳しく、めったに他人を褒めることはない。責任感の強さから周囲への言動や態度が冷たく見えることもあるが、本来はまじめで仲間思いの性格をしている。趣味は乗馬とチェス。誕生日は8月16日で、血液型はO型。

クラヴィス

神鳥の安らぎを司る闇の守護聖の青年で、黒髪をロングヘアにしている。流浪民の出身で女王には興味がなく、少年時代に急な守護聖交代によって母親と離され、聖地でジュリアスと出会った。家族との別れ際に、占い師の母親からもらった水晶玉を大切にしている。急な交代によって心の整理もつかないまま守護聖となり、誰に対しても心を閉ざしがちだった。このため、寡黙で近寄りがたい第一印象を与えたうえに、ジュリアスが先代闇の守護聖を慕っていたことから、ジュリアスには受け入れられず拒絶されていた。しかし、いくつかの出来事をきっかけにジュリアスと和解し、その後も不仲状態が続くものの、彼からさまざまなことを学び、いざというときは協力し合うようになる。青年に成長後、女王候補となったアンジェリーク(第255代女王)と出会い、ひたむきな彼女に思いを寄せるようになる。恋をした経験がなかったため、当初は恋愛感情であることに気づいてなかったが、女王候補としてさまざまな悩みを抱える彼女を守りたいという思いを自覚し、特別寮から飛び出した彼女を追い、自らの思いを告げた。アンジェリーク(第255代女王)からも好意を抱かれていたものの、次期女王に選出された彼女が恋愛よりも人々の幸せを守る道を選んで第255代女王となったため、恋は実らなかった。失恋のショックからますます心を閉ざしていたものの、正式に女王となったアンジェリーク(第255代女王)に守護聖として忠誠を誓うと決意し、その後もさまざまな出来事から、徐々に心を開いていく。非常にマイペースなため、守護聖の中で浮いていることが多いが、ハープの音色が気に入ったのをきっかけに、リュミエールには優しく接している。誕生日は11月11日で、血液型はA型。

アンジェリーク(第255代女王)

スモルニィ女学院に通っていた女子。ディアと共に女王候補として選ばれた。金髪のロングストレートヘアで、灰緑色の瞳を持つ。同じ女王候補として競うことになったライバルのディアとは、在学中からの親友でもある。「ムーンパール(シンジュラン)」という花が好きで、女王候補としての重責など悩みがあるときは、ムーンパールの花畑に来ている。女王試験に挑む中でクラヴィスと出会い、彼に思いを寄せられるようになる。アンジェリーク(第255代女王)自身もクラヴィスに好感を抱いていたものの、すべての人々の光になりたいと考えるようになってからは、女王としての使命を優先するようになる。さらに、女王に選出されたことでクラヴィスへの思いは応えることができず、彼との恋愛ではなく第255代女王として、宇宙と人々を守り続ける道を選んだ。女王となったあとは落ち着いた性格の女性に成長し、人前にもほとんど姿を現さなくなるが、少女時代は木のぼりをするなど明るく活発な性格だった。

ディア

スモルニィ女学院に通っていた女子。アンジェリーク(第255代女王)と共に女王候補として選ばれた。同じ女王候補として競うことになったライバルのアンジェリーク(第255代女王)とは、在学中からの親友でもある。貴族出身のお嬢様で、社交的でおっとりした性格をしている。女王試験の末にアンジェリーク(第255代女王)が第255代女王に決まり、彼女の指名で女王補佐官として支えるようになる。有能で気配りもできる優しい性格で、アンジェリーク(第255代女王)とクラヴィスの思いに真っ先に気づき、彼女たちの仲を応援していた。

オリヴィエ

神鳥の美しさを司る夢の守護聖の青年。金髪のロングヘアで、派手な赤いメッシュを入れている。昔は女王にはまったく興味がなく、ファッションデザイナーを目指していたが、両親の反対など逆風が強く、反発して家を出ていた。生活のために人気モデルとして活躍しながら、デザイン応募なども行っていたが、不採用が続いていたところでアイリーンと出会う。トップモデルを目指すアイリーンのひたむきさに触れるうちに、モデルを辞めて本格的にデザイナーを目指すことを決意。熱心に応募を続けながら、デザイン会社への就職が決まる。しかし、デザイナーの夢が叶う一歩手前で、聖地からの使者に守護聖になるように告げられる。夢のために守護聖になることを激しく拒否したが、職場の同僚たちからの激励や、力が尽きかけている先代夢の守護聖の説得を受け、聖地に行くことを決意した。結婚が決まったアイリーンの思いを知り、新たにデザインした守護聖としての衣装を全世界デビュー作としてまといながら、聖地に向かった。また、アイリーンの新しい幸せを願いながら、自らがデザインしたウエディングドレスを彼女に贈った。幼少期より恵まれた容姿を持っているが、容姿に大きな差のある妹が周囲から差別を受けて苦しんだため、「容姿よりも自分がデザインした服に恋をして欲しい」と願うようになった。つねに美を追求し、おしゃれにも強いこだわりがあるために享楽的に見えるが、根はまじめで思慮深く、守護聖の中でも人生経験豊富でサバサバした性格の持ち主。誕生日は10月20日で、血液型はO型。

アイリーン

世界一のファッションモデルを目指して田舎を出てきたモデルの女性。黒髪のロングヘアで、明るく負けず嫌いな性格をしている。ファッションデザイナーを目指しているオリヴィエと出会い、無意識に彼を勇気づけたのをきっかけに、親しい友人となる。デザイン会社への就職が決まったオリヴィエを祝福するなど明るく振る舞っていたが、実はこの時点で深刻な悩みを抱えていた。その後、長らくモデルの仕事がうまくいかないと悩む中で、別の男性との婚約が決まる。オリヴィエが守護聖になる決意をしたあとに久々に再会し、結婚が決まったことと、オリヴィエに出会った頃から恋心を抱いていたことを告げる。聖地に行くことになったオリヴィエとは離れるものの、彼がデザインしたウエディングドレスをプレゼントされた。

リュミエール

神鳥の優しさを司る水の守護聖の青年で、青色のロングヘアにしている。父親は画家で、有名になってからは留守が多くなり、ほとんど家に帰らなくなっていた。岬にある小さな家で体の弱い母親、妹と共に平和に暮らしていたが、聖地からの使者に新たな水の守護聖に選ばれたことを告げられる。家族を守りたいという葛藤の末に、断腸の思いで家族のもとを離れ、守護聖となった。幼少期から聞き分けがよく、平和主義の穏やかな性格で、争い事を嫌う。守護聖になったばかりの頃に同期のオスカーと出会うが、中性的な見た目から女性だと完全にカンちがいされ、口説かれていた。このため、オスカーとは相性が悪い状態が続き、意見が対立することも多く不仲だった。その一方で、守護聖としての使命や過去の出来事で悩んでいた時に、オスカーに励まされたこともある。温厚で守護聖になる前から芸術をこよなく愛し、絵画や楽器演奏なども得意としている。人当たりがいいが、芯は非常に強い。故郷から持ち込んでいたハープを演奏したのがきっかけでクラヴィスに気に入られ、殻にこもりがちな彼を何かと気遣っている。繊細で優美な雰囲気をまとい、いつも柔らかな微笑みを浮かべながら、仲間を見守っている。細身な体型だが、力は強い。誕生日は5月3日で、血液型はA型。

ルヴァ

神鳥の知恵を司る地の守護聖の青年。翡翠色の短髪で、ターバンを巻いている。少々のんびりとした性格で、学者肌の聡明な人物。知性や教養を豊富に持つため、ほかの守護聖たちからも一目置かれている。幼少期から積み重ねてきた幅広い知識と知恵を生かしながら、仲間や女王候補たちを支えている。非常に面倒見がよく、博識で頼りがいがあることから、年下の守護聖たちを中心に周りから厄介事を押しつけられたり、トラブルに巻き込まれたりすることも多い。自室には書庫のように大量の本があり、「本の虫」を自称するほどの読書好きで、時には食事を忘れて本を読みふけってしまうほど。このため、身近な女性から「ニブい」と言われてそっぽを向かれたことがある。守護聖になる前に、その女性に貰ったルーペを今でも大切にしている。誕生日は7月12日で、血液型はAB型。

集団・組織

守護聖 (しゅごせい)

女王に忠誠を誓い、宇宙を構成する「サクリア」を司る存在。聖地に選ばれた九人の男性で構成されている。自らの力が続く限り、宇宙を守る女王を守護したり支えたりする使命を持ち、聖地にいる女王と共に務めを果たしている。ただし、守護聖の力が尽きるなど急な代替わりをすることもあり、ジュリアスのように守護聖になるために育成された者もいれば、クラヴィスのように心の準備もできないままで、急な代替わりをさせられた者もいる。このように、当人の意思とは別に交代させられることがあるため、その経緯によっては禍根を残すこともある。新たな女王を選定する女王試験においては、女王候補にサクリアを貸す形で協力している。

場所

聖地 (せいち)

女王と女王補佐官、守護聖が暮らす場所。今回の女王試験は聖地ではなく、飛空都市で行うため、女王のみ聖地で待機し、他の面々は聖地から飛空都市へ一時的に移り住んでいる。聖地は女王の力で時間の流れがゆっくりになっており、老化も遅い。特殊な場所にあるため、聖地に招かれない者は入れないようになっている。

大陸 (たいりく)

今回の女王試験のために用意された大陸で、初めは噴火や災害の多い大陸だったが、徐々に人が増え、幸福な大陸になっていく。アンジェリーク・リモージュが育てている大陸を「エリューシオン」、ロザリア・デ・カタルヘナが育てている大陸を「フェリシア」と呼ぶ。

スモルニィ女学院 (すもるにぃじょがくいん)

アンジェリーク・リモージュとロザリア・デ・カタルヘナが通っていた学院。ロザリアは特別カリキュラムを受けていたため、正式な制服を着て通っていたわけではないが、在籍はしている。女王を多く輩出している学院で、女王候補の学び舎として生徒手帳にも書かれているくらいだが、アンジェリークはまったくそのことを知らずにいた。

その他キーワード

サクリア

守護聖の力のことをサクリアと呼ぶ。サクリアが出現すると、守護聖になるために聖地から迎えが来る。逆にサクリアが消失すると聖地から去ることになる。サクリアは女王の命令でのみ使用するのだが、今回は特例として、女王試験において女王候補のために振るうこともできる。

女王 (じょおう)

宇宙を統べ、宇宙を守る存在。守護聖を束ねて、彼らに力の行使を命令する。女王だけは特別な力を持っており、星の移動や特殊な門、次元回廊の設置などは女王の力でないとできない。女王は女王試験で決めるのが普通で、現女王も女王試験を経て決定された。

クレジット

監修

ルビーパーティー

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