エスケープ

能天気で幸せだと思っていた友達にも、それぞれに胸に抱えた事情がある。自分の不幸しか見えていなかった悩み多き少女が、その事実を知り、自分を恥じて大人になっていく姿を描く。「りぼん」1986年5月号に掲載された作品。

正式名称
エスケープ
作者
ジャンル
青春
レーベル
りぼんマスコットコミックス(集英社)
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

家庭にも学校にも居場所がないと感じていた佐藤薫は、いとこの暮林善司郎が唯一の心の拠り所であった。その善司郎に恋人ができてしまったため、薫は深く落ち込んでいた。うまくいかない日常にイライラし、なにをするにもやる気が湧いてこず、周囲に当たり散らしては、ますます不満を募らせるという悪循環のなかにいた。ある日、姉と激しいケンカをして家を飛び出した際、3年の不良女子につかまって暴力を受けてしまう。

絶望的な気持ちの薫を救ってくれたのは、憎い恋敵であるはずの庄子だった。

登場人物・キャラクター

佐藤 薫

中学2年生の女子。大好きないとこの暮林善司郎に恋人ができたことや、3年の不良女子に目をつけられて嫌がらせをされたりと、何かと思い通りにいかないことが多く、気持ちが荒んでいる。

鈴木 しのぶ

中学2年生の女子。佐藤薫のクラスメイト。成績は割といい。自分の不幸を周囲に漏らさず、笑顔で耐える芯の強いところがある。実は家庭内がもめており、両親が離婚することになってしまう。

山田 久美子

中学2年生の女子。佐藤薫のクラスメイト。クールでサバサバした性格だが、一途な面もある。英語が得意で、クラスでもトップの成績。その理由は、英語教師の福田先生に憧れていたためであった。

暮林 善司郎

20歳の男性。佐藤薫のいとこにあたる。口ひげを生やし、デザイナー学校に通っている。薫の家の近所のアパートで一人暮らしをしており、薫に優しく接する。同じ学校に通う庄子と付き合っており、薫の気持ちにはまったく気づいていない。

庄子

暮林善司郎と付き合っている女性。佐藤薫の善司郎への想いに気づいているが、あえて知らないふりをし、薫の気持ちを尊重している。情が深く、薫が3年の不良女子に痛めつけられて途方にくれていたところを助け、一晩中看病をした。

佐藤 泉

佐藤薫の姉。薫の大事にしていたポスターを誤って捨てたため、薫との仲が険悪になってしまう。口が悪く、冷たい物言いで、薫の心を逆なでしてしまうことがあるが、本当は妹思いなところがある。

福田先生

佐藤薫の通う中学の教師。眼鏡をかけた、30代の独身男性。英語を担当している。風紀に厳しく「規則を守れないやつは人間じゃない」がモットー。クラスの前でテストの点を読みあげるような陰湿なところがあり、多くの生徒たちから嫌われている。

3年の不良女子

佐藤薫と同じ中学校に通う3年生の不良女子。態度や目つきが悪い、などと薫に言いがかりをつけ、髪の毛を切ったり、ナイフで脅したり、殴る蹴るの暴行を加えたりする。

SHARE
EC
Amazon
無料で読む
マンガリスト
logo