シャルトル公爵の愉しみ

シャルトル公爵の愉しみ

フランスの大貴族、大金持ちで美形揃いだが変わり者ぞろいのシャルトル公爵家の人々の周囲には、やはり同類の変わり者たちがそれぞれの思惑と運命を持って集まってくる。そんな彼らの恋愛を中心に、上流階級の人々の人間模様を描くラブ・コメディ。一話ごとに異なったタイトルがつけられた不定期連載のシリーズで、文庫化に際し『シャルトル公爵の愉しみ』という表題がつけられた。同作者名香智子の作品『花の美女姫』や『ファンション・ファデ』と関連を持つキャラクターが多く登場する。

正式名称
シャルトル公爵の愉しみ
作者
ジャンル
ラブ・コメディ
レーベル
小学館文庫(小学館)
関連商品
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概要

女嫌いのラウール・ド・シャルトル公爵と、そのいとこでレズビアンのグランサニュー候爵令嬢ヴィスタリアの間に生まれた息子アンリ・ド・シャルトルは、誰をも魅了する美貌の持ち主にして、生まれながらの天才。さらに年の離れたアンリの妹アテネーは超能力者。フランスの大貴族、大金持ちで美形揃いだが変わり者ぞろいのシャルトル公爵一家の周りには、女装の似合う泥棒少年ミカエルや、年の離れたラウールに熱愛を捧げる美女レオポルディーネ・ハプスブルク、宝石泥棒を裏家業に持つ皇太子リオンなど、様々な変わり者たちが集まってくる。

そんな豪華絢爛だけど一風変わった上流階級の人々の恋愛模様を描く。

登場人物・キャラクター

主人公

ラウール・ド・シャルトルとヴィスタリアの子。少年期は神童的な才能を持った美少年で、大人びて冷めたところのある性格だった。本人曰く、幼少期は勉強に夢中で、思春期は色事に夢中になって過ごしたとのこと。長じ... 関連ページ:アンリ・シャルル・フランソワ・アルベール・オーギュスト・ド・グランサニュー・ド・シャルトル

アンリ・ド・シャルトルの父親。何十代と続く由緒あるフランスの大貴族シャルトル公爵家の当主。多岐に事業を展開する大資本家でもある。息子のアンリによれば、実業家としての能力はあまり高くないとのことだが、誠... 関連ページ:ラウール・ド・シャルトル

アンリ・ド・シャルトルの母親。フランスの大貴族グランサニュー侯爵令嬢。夫となったラウール・ド・シャルトル公爵とはいとこで幼馴染。基本的に女の子が大好きなレズビアンで、男とキスをすると吐いてしまうほどの... 関連ページ:ヴィスタリア

アンリ・ド・シャルトルの妹。ラウール・ド・シャルトル公爵とヴィスタリアの間に結婚23年後にして生まれた娘。生まれながらに念動力やテレパシーなどの超能力を持ち、常人とは異なる思考回路を持っていた。そのた... 関連ページ:アテネー

アンリ・ド・シャルトルの妻。ゴージャスなブロンド美女。ヨーロッパ一の名門オーストリアハプスブルク出身だが、家自体今は貴族というわけではないので、庶民的な育ち方をしており、料理もできる。ラウール・ド・シ... 関連ページ:レオポルディーネ・ハプスブルク

地中海にある小国ロノス王国の皇太子。黒髪の美青年で、通称「黒の皇太子」と呼ばれる。裕福とはいえない国家財政のため、資産家であるシャルトルとの縁組を求め、18歳の頃、アンリ・ド・シャルトルの妹シャルトル... 関連ページ:リオン・カルロス・デ・ロノス

元泥棒である銀鼠の息子。金髪の美少年だが、強気で軽い性格。父である銀鼠と母シルヴィは同作者名香智子の『花の美女姫』にも登場する。シルヴィは5年前に病気で亡くなっている。アテネーの暮らすローザン館に忍び... 関連ページ:ミカエル

パリス

アンリ・ド・シャルトルの従兄弟。アンリより1つ年下だが、すでにアンリよりも背が高い、金髪の美青年。大学院生。アンリの元婚約者アネモネ・ド・マレーに恋をしている。同作者名香智子の『花の美女姫』で少年期の姿が描かれている。

アンリ・ド・シャルトルの元婚約者。男爵令嬢。赤毛の清楚な女性。10代の頃アンリと交際していたが、中南米での事故により心に傷を負ったアンリによって婚約を解消される。今でもお互いに思い合ってはいるが、アン... 関連ページ:アネモネ・ド・マレー

フランソワ・ド・ギーズ

アンリ・ド・シャルトルの悪友。ギーズ侯爵の次男。遊び人でバイセクシャル。学生時代からアンリに惚れており、今もことあるごとにちょっかいを出してくる。

アテネーの遊び相手として選ばれた、ド・ロシャンボー家の幼女。黒髪で、心優しく聡明。超能力を持つアテネーにも自然体で接し、アテネーの心を開かせた。ミカエルに一目惚れし、結婚の約束を取り付ける。その後、外... 関連ページ:ソフィー・ド・ロシャンボー

銀鼠

ミカエルの父親。元泥棒で、「怪盗銀鼠」として知られていた。現在は引退しており、古本屋を営んでいる。アンリ・ド・シャルトルに裏社会の情報などを流す役割もこなす。本名は不明。同作者名香智子の『花の美女姫』で、アンリや亡き妻シルヴィとの出会いが描かれている。

エマニエル・ブーリエ

アテネーの女性家庭教師。ラウール・ド・シャルトルが修道院の院長に推薦をもらい、雇った。娘ギャランスの父である夫とは離婚をしている。夫は借金持ちで働かず、慰謝料を取れるような相手ではないため、家庭教師として働いている。控えめで心優しい性格。

ギャランス・ブーリエ

アテネーの家庭教師として雇われたエマニエル・ブーリエの娘で、アテネーの遊び相手。年頃はアテネーと同じくらい。利発な美少女だが、贅沢やステータスなどに弱いところがあり、天然な性格のアテネーに対しては強気にでるなど、やや小ずるい立ち回りが上手い。

アメリカの大富豪カイザー家の御曹司で、後に主宰となる。ラウール・ド・シャルトルの学生時代からの知り合いで、自称親友だが、ラウールからはそう思われてはいない。シャルトルと比肩する財力と権力の持ち主で、時... 関連ページ:アルフレッド・カイザー

ソンモール・ド・ロシュフォール

アンリ・ド・シャルトルの学生時代からの友人で、アンリが長年恋情を持って慕ってきた男性。伯爵。現在は日本の万葉大学で、日本文学の教授をしている。同作者名香智子の『花の美女姫』の主人公のひとり美女丸・ソンモール・氏家・ド・ロシュフォールのその後の姿。

アンリ・ド・シャルトルとレオポルディーネ・ハプスブルクの間に生まれた息子。レオポルディーネ側の遺伝で髪が赤い。父アンリによく似た神童で、8歳で大学入学を果たした。特にコンピュータープログラミングに高い... 関連ページ:フィリップ

クロウディア

アンリ・ド・シャルトルとレオポルディーネ・ハプスブルクの間に生まれた娘。フィリップの妹にあたる。顔はアンリにそっくりな美少女で、性格は祖母にあたるヴィスタリアにそっくりの、大変なわがまま娘。周囲が寄ってたかって甘やかしている。

ラウール・ド・シャルトルの愛人。お針子をしており、死んだ恋人の代わりに一流のクチュリエとなるため、シャルトルの後ろ盾を求めてラウールの週末の愛人となった。シャルトル公爵夫人ヴィスタリアに美貌と服飾の才... 関連ページ:サラ・ヴェルシニ

場所

ロノス王国

地中海にある小さな島々からなる王国。伝統的に腕の良い宝石職人が多く、宝石・宝飾品の加工などが基幹産業となっている。王を社長とした宝石会社と呼ばれることも。ロノス産の刻印は最高級品の証と言われるほど製品の質が高い。だが近年火山噴火があり、その被害の建て直しで莫大な借金を抱えている。

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