シュガーレス

九島高校を主な舞台として、頂点を目指して拳によるタイマン中心のケンカ三昧の日々を送る男子高校生、椎葉岳の闘いと、彼を中心とした人間模様を描く。キャラたちの会話の端々に漂う、独自の言語センスが特徴的。

概要・あらすじ

九島高校に入学した椎葉岳が目指すのは、シャケこと荒巻至が君臨する、校舎の屋上にある「風車」。ここを制したものが、この学校の頂点に立つ。だが、彼の前には丸母タイジ向井司郎卜部治といった同学年の猛者が立ちはだかる。そしてこの学校最強の存在であるシャケはあまりにも強かった。風車の頂点を目指す争いは、やがて他校を巻き込む抗争へと発展する。

登場人物・キャラクター

椎葉 岳 (しいば がく)

久島高校の1年生。7月20日生まれ。身長170cm、体重57kg、血液型はO型。祖父と二人暮らし。初めて人を殴ったのは中学生のとき。12点のテストを笑った相手を殴る。そのときに、「自分は動物だ」と自覚した。ケンカに明け暮れていた中学生時代、祖父に「目の前のもん、ちゃんと受け止めろよ。そうすりゃ、つかみたいもんだってハッキリ見える」と言われ、そのときに目に入った久島高校の風車に目が行き、その頂点に立ちたいと願うようになる。 当時の頂点だったモンブランこと栗山景生との出会いも大きい。基本的に、見下されるのが嫌いな負けず嫌いな性格で、高校入学後は誰彼構わず噛みつく生き様から「犬」扱いされるようになる。 高校入学後、2年生相手の初のケンカでは丸母タイジに吹き飛ばされる。特技が「白目」と言われるように、ケンカでぶっ飛ばされて気絶することが多いものの、要所要所ではライバルを倒す。事実、ランブル1トーナメントを制したのは彼である。それでもシャケこと荒巻至には勝てず、彼が卒業してからも追い回している。 ちなみにエロ本は女医ものが好み。

丸母 タイジ (まるも たいじ)

久島高校の1年生。身長195cm、体重90kg、血液型はAB型。父子家庭に育つが、彼を虐待していた父親は兄の丸母ヒュウゴに撲殺されている。中学時代は別の街で三田実たちとエクレアというチームを作り、そこの頭を張っていた。身長195cmという大きな体格に、本人曰く「ツイストパーマ」というチリチリな髪型が特徴的。 ケンカではブレーンバスター、パワーボム、ラリアット、ドロップキックといったプロレス技を多用する。数人の人間をまとめて担ぎ、バールも素手でねじ曲げるなど、腕力だけなら1年生最強の声もある。当初は風車の頂点には興味を示していなかったが、椎葉岳たちに刺激されて彼もエクレア時代に完敗したシャケこと荒巻至の打倒を志す。 学力は底辺校な久島高校の生徒としても低いが、彼が発する言葉にはどこか文学的な高いセンスがあり、筋肉や脳に関する知識もある。いわゆる「勉強はできないが地頭はいい」タイプ。その巨体を維持するためか、食事の量はやたらと多い。そして食事の邪魔をする者や、食事中にウンコの話をしたりする者には容赦ない。

向井 司郎 (むかい しろう)

久島高校の1年生。身長163cm、体重52kg、血液型はA型。特技は木登りで、体育館の屋根の鉄筋部分で筋トレできるレベル。普段は、左側に「白」と書かれたヘッドホンを着用している。元々は1年生で唯一「風車組」と呼ばれるトップグループの一員で、シャケこと荒巻至にも認められる存在だったが、本性はシャケのことを「嫌い」と言い切る負けず嫌い。 自分こそが、1年生でシャケを倒す存在だと信じている。それでも「シャケが認めないものは僕が潰す」として敵対する存在と闘うなど、複雑な一面もある。中学生時代はその小柄な体つきで周囲にからかわれて孤立していたが、シャケが自分より大きな相手を倒すのを見て一念発起し、肉体の鍛錬を始めた。 現在は他の誰よりも鍛え上げられた筋肉質の体を誇る。そのシャケに挑むも倒された過去があり、いつか再戦するときに備えて、その肉体はさらに磨きがかかっている。ランブル1トーナメントでは準決勝で丸母タイジに敗れた。

卜部 治 (うらべ おさむ)

久島高校の1年生。身長175cm、体重63kg、血液型はb型。かつてはヒュドラという20人以上もいるチームのリーダーとして、集団で風車の頂点に立とうとした。そのため、椎葉岳と向井司郎のタイマンにヒュドラとして乱入しようとするが、それを阻止しようとする丸母タイジとのタイマンに敗れる。 その後、ヒュドラは解散し、単独で風車の頂点を目指すようになる。ケンカでは蹴り技を得意としており、相手がパンチ中心で攻撃してきてもほとんど蹴りで対応している。その実力は1年生でもトップクラスで、岳、マリモ、シロとともに四天王的な存在と化している。髪型は当初、トサカを立てていたがマリモに負けてからは長髪を後ろに束ねる髪型に変わった。 一人になってからは、椎葉岳とつるむことが多くなったが、特に友情を深めているというわけではない。かなりのヘビースモーカーだが高校生なため、コンビニでは煙草を売ってもらえず、店員にすごんでいるところを岳やマリモに目撃されている。ランブル1トーナメントでは1回戦で岳に敗れた。

田中 ヒラオリ (たなか ひらおり)

久島高校の1年生。風車の頂点に立つために必要なのは「知略」「知慮」「知謀」と言い、頭脳的かつ卑怯な手口を使う。得物はバール。仲間たちとともにシロこと向井司郎を襲ったが、バールは丸母タイジに取り上げられ、ならばと消火器で殴ろうとするがシロの返り討ちに遭って敗北。 以降は、出番はあるがギャグ要員と化してしまう。ただし、修学旅行ではクラス委員として、椎葉岳を角材で闇討ちしようとした御辻高校の宍戸をバールで阻止して殴り倒すなどの活躍を見せた。ちなみに単行本の巻末では新呉(あらくれ)、割垣(わるがき)、向水(むこうみず)といった仲間とヒラオリンジャーというチームを結成しているが、やられ役&ギャグ要員は変わらず。 ランブル1トーナメントにも参加したが、最下位に終わった。

桐生 陽一郎 (きりゅう よういちろう)

久島高校の2年生。通称はキリオ。サングラスと奇抜な髪型、そして誰も真似はしたくない独特のファッションがトレードマーク。ルー大柴を彷彿とさせる、英語混じりの口調でしゃべる。椎葉岳には、髪型から「カニ頭」、卜部治からは口調や態度から「ハッピー野郎」と呼ばれている。一見するとただのお調子者だが、ケンカでは蹴り技を中心に闘う、かなりの実力者。 神楽工業高校の成瀬尚とは良きライバル関係にある。しかし、入学当初にシャケこと荒巻至に圧倒的な実力差を見せつけられた上で敗北。以降は、彼が卒業するまではナンバー2でいいというスタンスになっていた。当初はくすぶった心のまま、千倉トオル(ちくら とおる)、盛田イサミ(もりた いさみ)、セイジといった仲間たちと「1年狩り」をしていた。 だが、向井司郎とのタイマンによって本来の闘争心が復活し、シャケに再び挑むも敗北。以降は風車の頂点を狙いつつ、岳たちの良きアドバイザー的な役割も担うようになった。ちなみにシャケとは通算3回闘ったが、いずれも敗北している。

荒巻 至 (あらまき いたる)

久島高校の3年生にして、入学3日目で「モンブラン」こと栗山景生を倒して風車の頂点を制した男。通称はシャケ。喫煙者であり、「鮭」と彫られた携帯灰皿を所持している。普段は校舎の屋上で、柵に寄りかかって空を見ていることが多い。見た目はそうゴツくはないが、歩くだけで並みいる不良生徒たちが後ずさりして道を作るほどの威厳もしくは威圧感を持っている。 ケンカの実力は校内最強。椎葉岳、丸母タイジ、向井司郎、桐生陽一郎といった実力者が何度となく挑んでいるが、いずれも完勝している。シャケと同等の実力があると言われているのは、神楽工業のトップである兼光一哉だけ。事実、一昨年のランブル1トーナメントでの勝負は引き分けに終わった。 ケンカのモットーは「正面から人を殴る勇気と、正面から人に殴られる度胸のある奴が、正面から殴りあって強いほうが勝つ。それが〝風車〟のケンカだ」というもので、基本的に相手の攻撃をガードしないで受け止めた上で叩きつぶす。卒業するまで無敗だったが、その後も岳につきまとわれている。

栗山 景生 (くりやま けいき)

久島高校のOBで、シャケこと荒巻至の前に風車の頂点を制していた男。椎葉岳が中学1年生のとき、高校1年にして風車の頂点を制する。多人数を相手にしても引かない岳のケンカに感心していたが、年齢的に彼と入れ違いで卒業するため、久島高校でケンカできないことを惜しんでいた。 モンブランとの出会いもまた、岳が久島高校で風車の頂点を獲りたいと思うきっかけとなった。なお、シャケには完敗して頂点の座を譲っている。

三田 実 (みた みのる)

丸母タイジの中学時代からの親友にして、彼が去ったあとのエクレアの頭。だが、後輩の嘉上深征に頭の座を奪われてしまい、その身を狙われることに。当初は仲間は殴らないのがモットーだったが、やがてただ逃げ回るだけでなく、あえてエクレアを自分の手で壊滅させる決意を固める。しかし、嘉上に追い込まれて裏切りを余儀なくされた梶(かじ)、播磨(はりま)、関(せき)らの裏切りによって捕らえられ、力尽きてしまう。 その際には、播磨たちを守るため、目と鼻の間に横一文字の傷をナイフで入れQ。その後、椎葉岳たち久島高校の1年4強の手助けを借りて復活。嘉上とのタイマンで勝利して、彼を改心させる。 と同時にエクレアの頭に返り咲いた。自分にとってエクレアや仲間は「水。いないと心が渇く。だから大切」と称している。

嘉上 深征 (かがみ みゆき)

エクレアの3代目頭。コートをいつも着ており、目と鼻の間に横一文字の傷がついている。これはかつて、ケンカで倒した相手に手を差し伸べた際に逆上した相手にガラスの破片で傷つけられたもの。これ以降、彼は「優しさ=弱さ」と思うようになり、相手に対してとことん冷酷非情となる。そしてケンカもタイマンではなく策略と集団戦で勝負を付けるようになる。 サンタこと先代の頭である三田実からチームの実権を奪いエクレアを武闘派チームに変えるだけでなく、サンタを値からで屈服させようとした。だが、椎葉岳や丸母タイジたちの参戦で流れが変わり、最後はサンタとのタイマンに敗れた。その後、本当の優しさとは何かを知り、コートを捨ててチームを去った。 のちにランブル1トーナメントに参加し、胸に刻んだエクレアのタトゥーをむき出しにして奮闘したが、乃元高校の宮華亮(みやけ りょう)に敗れた。

周防 晃良 (すおう あきら)

進学校の未央高校の学長の息子にして学園のリーダー的存在。九島高校の生徒たちを「ゴミ」「ハエ」呼ばわりし、その頂点にいるシャケこと荒巻至のことを「ハエを呼び寄せるブタの生首」と呼んでいる。キリオこと桐生陽一郎たち2年生を河原にて、自分一人で倒す実力者。その後、存在価値の無い奴は全員「デリート」すると宣言し、自校の生徒や矢坂兄弟をけしかけて九島高校の不良生徒たちを狩ろうとした。 周防自身も卜部治をタイマンで倒し、屋上まで攻め上ってシャケと対峙したが、彼に「アタマと心と体がバラバラだ。『お前』が一つになってない。そんなんじゃ、俺は倒せないよ」と言われてしまう。その後、卜部と再戦して敗北。 負けて大の字に倒れ、彼からタバコをもらう。のちにランブル1トーナメントに参加したが、1回戦で相朽工業高校の井純隆也(いすみたかや)に敗れた。ちなみに椎葉岳のことはその髪の色から「オレンジさん」と呼んでいた。

矢坂 総士 (やさか そうし)

未央高校の生徒で、「本物の野獣」と称される、矢坂兄弟の兄。サングラスをかけ、ファーコートを着込んでいる大男で、左目には傷がある。周防晃良とは父親同士が知り合いで、その縁で本来なら進学校である未央高校I転入してきた。かつては不良グループとのケンカで25名の鼻骨を折り、全員を病院送りにして兄弟ともども、前の学校を退学になっている。 九島高校の頂点に君臨するシャケこと荒巻至を狩るゲームに参加するが、丸母タイジに敗れた。

矢坂 典斗 (やさか のりと)

未央高校の生徒で、「本物の野獣」と称される、矢坂兄弟の弟。総士のことを「お兄」と呼ぶ。兄ともども、本来なら入れるはずのない進学校である未央高校に、周防晃良のはからいで転入してきた。「原始時代に生まれなかった。強い奴が偉いんだ」がモットーで、ケンカで狩った相手に「オーバー・キル」の儀式をする凶暴な性格。 向井司郎に倒される。

兼光 一哉 (かねみつ かずや)

神楽工業高校の頭で、シャケこと荒巻至と五分の勝負ができる実力者。かつてランブル1トーナメントの決勝戦でシャケと引き分けている。パンチ一発で、人3人を中庭から教室まで吹き飛ばすことができる。刈り上げた銀髪と長い黒髪がトレードマーク。自分の仲間や傘下としている高校の生徒を「家族」と呼んでおり、仲間が傷つくことを嫌っている。 正門夕志の策略で、九島高校と神楽工業高校になった際は、久島に乗り込んできた。その際、椎葉岳や卜部治は一蹴したが、屋上から中庭に降臨してきたシャケとのタイマンに敗れてしまう。ちなみに自分に取って代わろうとしていた正門は破門とせず、また受け入れるだけの度量も見せていた。

成瀬 尚 (なるせ ひさし)

神楽工業高校の副長。神楽工業高校という組織に対する忠誠心は高い。その一方、ケンカで惨敗した部下たちに対して「フルヌードの刑」と称してシンボルであるジャケットを強制的に脱がせるなど、厳しい一面も持つ。もっとも、フルヌードの刑は部下だけでなく、倒した相手にも適用されることもある。さらに言えば、自分から脱ぎたがる傾向もある(単行本の巻末おまけ漫画では、何度となく裸身を晒している)。 蹴り技を得意とし、正門夕志の策略で久島高校と闘いになったときは、やはり蹴り技メインのキリオこと桐生陽一郎と何度となく激闘を繰り広げた。やがて、キリオとはよきライバルとして友情が芽生える。兼光一哉が卒業する際、彼に代わる頭となるため、反乱分子である乃元高を絞めて、さらに兼光ともタイマンを果たした。 ちなみにランブル1トーナメントでの優勝経験者でもある。

正門 夕志 (まさかど ゆうじ)

神楽工業高校の1年生にして組織の幹部。花原高校を管轄している。耳が尖っており、どこか悪魔を思わせる顔つきをしている。やはり1年で、弘尾商業高校を管轄している生駒央(いこま なかば)と共謀して、久島高校の有力な生徒の偽者を使って久島対神楽の抗争を仕組んだ。 最終的には兼光やシャケこと荒巻至も倒して、自分がトップになろうと目論んでいたが、椎葉岳とのタイマンに敗北。この敗北をきっかけに、策略でなく自分の力で強くなることを誓う。ランブル1トーナメントは準決勝で岳との再戦になったが敗北した。

丸母 ヒュウゴ (まるも ひゅうご)

匿名暴力集団アノニムのリーダーにして丸母タイジの実兄。黒いコートで身を覆っている大男。仇名は「メイヘム(暴力)」。かつて、中1の弟を虐待していた実の父を撲殺して逮捕された過去がある(このとき、涙を流している)。自分の存在理由を「暴力」に求め、「暴力の正しさを理解できない者は滅ぶ運命」という思想を抱いている。 シャケこと荒巻至を頂点とし、一対一の勝負にこだわり、対戦相手をリスペクトする久島高校の「ケンカ」を認めず、久島そのものを滅ぼそうとした。その「暴力」は神楽工業高校の兵隊を瞬殺し、彼に挑んだ正門夕志も一撃で倒すほど。さらに丸母タイジの拳も砕いている。ちなみに丸母タイジは兄の父殺しが原因で「暴力」を否定して「ケンカ」にこだわるようになった。 その後、ヒュウゴはシャケに勝負を挑むが、そこへ割って入ったタイジとタイマンとなり、最後は弟の砕いたはずの拳の一撃に敗北した。タイマン後、ヒュウゴは弟に「頂点を取ってみせろ。その時はお前の力を認めてやる」と告げて去って行った。

榊 了司 (さかき りょうじ)

大阪の御辻高校の3年生にして頭。かつては力を見せびらかさないケンカっぷりと誇り高い人格で多くの人に慕われていたが、2年生のときに修学旅行で来阪したシャケこと荒巻至に敗北。左目の下に傷を負う。この敗北以降、仲間たちが去っていきやがて「勝たなければ意味がない」と思うようになる。結果、今までと違う手段を選ばないケンカをするようになり、さらにシャケへの復讐心から久島高校の生徒を皆殺しにするよう命令を下す。 だが、椎葉岳たちのケンカっぷりや、榊を慕う1年の富坂コウタの説得によって心を改めた。

富坂 コウタ (とみさか こうた)

大阪の御辻高校の1年生。中学時代に榊了司と出会い、その器の大きさに惚れ込んでついていくようになる。榊がシャケこと荒巻至に負けて、暴走するようになると椎葉岳たちに彼を止めるよう頼み込む。だが、頼みを断られると自分で榊を止めようと決意。何度突き放されても諦めずに食いつき、ついに榊を改心させた。

妹尾 (せのお)

大阪の御辻高校の生徒。中学時代に榊了司にケンカを売るも返り討ちに遭い、額に傷を負う。この敗北からずっと榊を恨むようになり、彼の下で従うふりをして反乱の機会をうかがっていた。やがて御辻の宍戸(ししど)が反旗を翻した際に便乗し、榊に恨みを抱いている連中とともに御辻そのものを潰しにかかったが、改心した榊に倒された。

集団・組織

エクレア

『シュガーレス』に登場する組織。丸母タイジが中学時代にサンタこと三田実と結成したチーム。名前の由来はフランス語の「稲妻」、そしてサンタが初めて丸母と会ったときに、丸母がエクレアを食べていたことから。廃バスを根城としている。のちに嘉上深征がチームの頭の座を奪い、武闘派集団にしてしまうが、サンタや丸母たちとの闘いに敗れて嘉上は去り、サンタがまた率いている。

アノニム

『シュガーレス』に登場した組織。メイヘムこと丸母ヒュウゴに率いられた、匿名の暴力集団。ランブル1トーナメントの2回戦、第1試合が始まろうとしたときにトラックで廃工場に突入し、参加者やギャラリーに暴力を振るった。名前バレすると派手に遊べないという理由で、各メンバーは仇名で呼び合う。メンバーはオンドリこと佐藤てるお、ゴンタまんこと鈴木ヨシオ、ポニー太、ムーちゃんこと武藤甲壱(むとう こういち)、としきゅん、たぁ君、ラン坊。 当初は複数で一人を相手にして有利に戦っていたが、逆襲に転じたトーナメント参加者たちに全員倒されてしまった。

場所

九島高校 (くしまこうこう)

椎葉岳らが通う。校舎の屋上には風車があり、学校最強の者がそこに君臨する。不良生徒しかいない男子校で、学力も低い。丸母タイジも偏差値の低い九島高校しか入れる学校が無かったため仕方なく入学したと語っている。事実、入学試験の数学問題は小学生でも解けるレベルだが、椎葉岳はそれすらもろくに解けていないようだった。 1年のクラス委員でもある田中ヒラオリも、一見頭が良さそうだが岳よりはマシな程度である。修学旅行先は大阪。

神楽工業高校 (かぐらこうぎょうこうこう)

兼光一哉を頂点とする、強固な組織でまとまっている。複数の高校を支配しており、幹部たちがそれぞれ管轄している。管轄先は安藤与崇(あんどう よたか)は志田高校、恩田栄(おんだ さかえ)は乃元高校、久坂大介(くさか だいすけ)は相朽工業高校、正門夕志は花原高校、生駒央(いこま なかば)は弘尾商業高校となっている。 兼光一哉の後継者は成瀬尚。

その他キーワード

風車 (ふうしゃ)

『シュガーレス』の用語。九島高校の屋上にある発電用の風車。「弱肉強食」が唯一のルールである九島高校のシンボル。その頂点に立つ者は、3枚ある羽根の一つに自分のあだ名を書いた旗を掲げ、自分の存在を街中に示すことができる。作中ではよく「ここ」と呼ばれている。風車の頂点に立つルールは「正面から人を殴る勇気と正面から人に殴られる度胸のある者がぶつかり合い、強い者が勝つ。 『風車』に暴力や臆病者は必要なく、誠実にケンカして一番強い者が頂点(てっぺん)を取る。そして全てのケンカは頂点に通じる」というもの。かつてはモンブランこと栗山景生が君臨していたが、その後シャケこと荒巻至が卒業まで無敗のまま頂点に輝いていた。シャケ卒業後は雑魚たちがこぞって旗を掲げていたが、最終的には丸母タイジと椎葉岳がそれぞれ旗を掲げるようになった。

ランブル1トーナメント (らんぶるわんとーなめんと)

『シュガーレス』の用語、風習。毎年春、廃工場で行われる、街中の高校1年生で最強を決めるトーナメント。対戦中は、ギャラリーがドラム缶を叩いて戦意を煽る。工場の壁には過去のトーナメント表が残っている。一昨年はシャケこと荒巻至と兼光一哉がドロー、昨年は成瀬尚が優勝した。キリオこと桐生陽一郎はトーナメント開催時期がシャケに負けた直後だったので不参加に終わっている。 椎葉岳たちの代は井純対周防、卜部対岳、ヒラオリ対新呉(ジャージ)、本庄対正門、大熊対シロ、武藤対典斗、宮華対嘉上、サンタ対丸母からスタートし、優勝した者にシャケへの挑戦権が与えられた。 途中、アノニムの襲撃を受けたが、アノニムとの全面戦争の合間にもトーナメントは続行され、最終的に椎葉岳が丸母タイジを倒して優勝した。ちなみに最下位は田中ヒラオリ。

書誌情報

シュガーレス 全18巻 〈少年チャンピオンコミックス〉 完結

第1巻

(2010年5月発行、 978-4253203388)

第2巻

(2010年7月発行、 978-4253203395)

第3巻

(2010年10月発行、 978-4253203401)

第4巻

(2010年12月発行、 978-4253203470)

第5巻

(2011年2月発行、 978-4253203494)

第6巻

(2011年4月発行、 978-4253203500)

第7巻

(2011年6月発行、 978-4253203739)

第8巻

(2011年9月発行、 978-4253203746)

第9巻

(2011年11月発行、 978-4253204040)

第10巻

(2012年1月発行、 978-4253204071)

第11巻

(2012年4月発行、 978-4253204088)

第12巻

(2012年6月発行、 978-4253204095)

第13巻

(2012年9月発行、 978-4253204101)

第14巻

(2012年10月発行、 978-4253204842)

第15巻

(2012年12月発行、 978-4253204859)

第16巻

(2013年3月発行、 978-4253204897)

第17巻

(2013年5月発行、 978-4253204941)

第18巻

(2013年6月発行、 978-4253205009)

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