セキホクジャーナル

セキホクジャーナル

霊感少女の宮野柚枝が心霊相談や記事作りに奮闘する、関北高校新聞部を舞台した学園ラブ・コメディ作品。「るんるん」1993年11月号から1998年1月号にかけて連載された。

正式名称
セキホクジャーナル
ふりがな
せきほくじゃーなる
作者
ジャンル
学園
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概要・あらすじ

関北高校の新聞部に所属する宮野柚枝は、記事の提出が毎回遅いため、鬼のように怖い部長の安原玄に怒られてばかりいた。そんなある日、霊感がある柚枝は心霊現象の記事を書くよう安原に言い渡されてしまう。柚枝は、持ち込まれる心霊事件の相談に乗り、それをネタに記事を書こうとするが、部員たちを巻き込んで毎回さまざまな騒動を起こしてしまう。

登場人物・キャラクター

宮野 柚枝 (みやの ゆえ)

関北高校の新聞部に所属する女子。霊感があり、霊と話したり憑依させたりすることができる。いつも記事を書くのが遅く、部長の安原玄に怒鳴られている。新聞部の発行する「セキホクジャーナル」で心霊コーナーを担当することになり、心霊相談を受け、それをネタに記事を書いている。佐久間藤吾に想いを寄せている。

佐久間 藤吾 (さくま とうご)

関北高校の新聞部に所属する男子。正義感が強く、何かと宮野柚枝を助けてくれる頼りになる存在。柚枝の想い人でもある。ゴシップ記事を書いては、部長の安原玄と喧嘩している。のちに安原に指名され、3年生が引退した後に部長となる。

上島 実香留 (うえじま みかる)

関北高校の新聞部に所属する女子。宮野柚枝の中学時代からの親友。昔はかなり太っていたがダイエットに成功し、今は痩せている。トラブルに見舞われながらも、毎回しっかり締切までに記事を提出している、真面目な人物。面食いで、イケメンの篠田毅太郎に想いを寄せている。

叶 浅葱 (かのう あさぎ)

関北高校の新聞部で副部長を務める女子。頭が良く、実力テストでは学年4番の成績を収めたことがある。叶萌葱の双子の妹だが、美人な姉に似てないことがコンプレックスになっている。のちに篠田毅太郎と、他の新聞部の部員にバレないように、密かに付き合うようになる。

篠田 毅太郎 (しのだ きたろう)

関北高校の新聞部に所属する男子。実家が写真屋を営んでいることもあり、写真を担当している。イケメンなうえに優しく、宮野柚枝、上島実香留、叶浅葱の3人から、同時に好意を寄せられていた時期があった。のちに浅葱の想いに気付き、他の新聞部の部員にバレないように、彼女と密かに付き合うようになる。

安原 玄 (やすはら げん)

関北高校の新聞部で部長を務める男子。スキンヘッドにメガネをかけた強面。2年生の時までは髪があったが、ストレスで10円ハゲができたため髪を剃ってしまった。手抜きの記事には鬼のように怒り、遅筆の宮野柚枝をいつも叱っている。

瓦﨑 直人 (かわらざき なおと)

関北高校の新聞部に所属する男子。金持ちのお坊ちゃんで、部室にテレビゲームなどを持ち込んでいる。中学生の時に宮野柚枝と上島実香留に出会い、何でも金で解決しようとする態度を、実香留にたしなめられたことがある。それからは実香留に想いを寄せるようになり、彼女を追いかけて関北高校に入学した。

伊達 双葉 (だて ふたば)

関北高校の新聞部に所属する女子。中学時代から新聞部に所属しており、将来は新聞社に入りたいと考えている。その取材力には定評があり、スキャンダルを追いかけて、芸能リポーター並みの強引な取材を行う。そのため、当初は新聞部の発行する「セキホクジャーナル」の記事を、内容が薄いと馬鹿にしていた。

叶 萌葱 (かのう もえぎ)

関北高校の生徒会役員を務める女子で、叶浅葱の双子の姉。頭はあまり良くなく、実力テストの成績は学年で268番目。二卵性なので浅葱にはあまり似ておらず、美人で男受けもいいが、妹とは違って頭が悪いことにコンプレックスを抱いている。

安原 ハルミ (やすはら はるみ)

田舎にある旅館の娘で、安原玄の従妹。中学3年生ながら、7歳くらいの幼い見た目をしている。近所の池に幽霊が出るという情報を玄に教えた際、取材に来た新聞部の部員たちに憧れて、関北高校への進学を決意した。しかし関北高校の受験に失敗し、関南高校に進学することになる。

佐戸 (さど)

関北高校の新聞部でかつて部長を務めていた男性。現在は大学生。名前の通りすぐに手が出る、気が荒くSっ気の強い性格だったため、それが原因で大量の部員の退部を招いてしまった。本当は新聞部思いの優しい性格をしており、自身の卒業後は安原玄だけになってしまう新聞部を心配し、受験で忙しい時期だったにも関わらず、放課後に部員募集の張り紙を作っていた。 高校生の時から鳳と付き合っている。

(おおとり)

関北高校の新聞部にかつて所属していた女性。現在は大学生。大学の授業が休講になったため、佐戸と一緒に新聞部に遊びに来る。穏やかで優しい性格で、関北高校在学中は安原玄のことを「玄ちゃん」と呼んで可愛がっていた。高校生の時から佐戸と付き合っている。

場所

関北高校 (せきほくこうこう)

宮野柚枝たちが通う、東京の伝統ある高校。制服は男女共にブレザー。進学校であるため、放課後は塾などで勉強に励む生徒が多く、学校祭などの行事にはあまり積極的ではない。近所にある関南高校とはあまり仲が良くない。

関南高校 (せきなんこうこう)

関北高校の近所にあるスポーツ名門校。安原ハルミが通うことになる高校。学力はあまり高くない。制服はデザイナーズブランドで、校舎も新しく、エレベーターなど最新の設備がある。関北高校とはあまり仲が良くない。

その他キーワード

セキホクジャーナル

関北高校の新聞部が発行している学校新聞。宮野柚枝が手がける「心霊教室」というオカルトコーナーがある。思いやりのない、人を傷つけるようなスキャンダラスな内容は載せないようにしており、生徒たちの評判も良い。

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