セラフィック・フェザー

セラフィック・フェザー

異星人がもたらしたと思われる謎の石・エンブレムシードをめぐる戦いを描いたSF作品。原作は森本洋、武田俊也。

正式名称
セラフィック・フェザー
ふりがな
せらふぃっく ふぇざー
原作者
森本 洋
原作者
武田 俊也
作者
ジャンル
異星人・宇宙人
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
巻数
全11巻完結
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概要・あらすじ

地球人がへの移住を成功させた未来。爆発事故に巻き込まれて亡くなった幼馴染・ケイ=ハイデマンの墓参りのために月を訪れた大見スナオは、地球へ戻るための資金を稼ぐためアルバイトに勤しんでいた。そんなある日、スナオは死んだはずのケイそっくりの少女と出会う。ガイドとして少女と再会したスナオは、彼女がケイ=ハイデマン本人であることを知る。

義父の申し出によりエンブレムシードを月へ運んでいたケイ、その護衛として同行していたアティム・マザク、スナオの3人は、エンブレムシードをめぐる謎と戦いに巻き込まれてゆく。

登場人物・キャラクター

大見 スナオ (おおみ すなお)

9月25日生まれ、A型、17歳の男性。国籍は日本。C級と呼ばれる弱いサイコキネシスを使用できる超能力者。爆発事故で亡くなったという幼馴染・ケイ=ハイデマンの墓参りのために月へやってきた。往路の代金しか持たずに地球を出たため、軌道エレベータの保守の手伝いや旅行会社のガイドなど様々なアルバイトをして、帰国のための資金を稼いでいる。 そんな折、アルバイト先の旅行会社から受けたガイドの依頼でケイと再会。ケイが所持していたエンブレムシードをめぐる戦いに巻き込まれてゆく。性格は真面目で優しいが、一度決めたことは曲げない意思の強さを持つ。母親はスナオを産んですぐ亡くなり、父親も軌道エレベータの事故で亡くなったため天涯孤独。養父モガミ=サダミツが保護者となっている。 幼い頃はパイロットになるのが夢だった。

ケイ=ハイデマン

大見スナオの幼馴染の少女。スナオがまだ少年のころ月へ移住し、1年前の爆発事故で死亡したと伝えられていた。スナオより3つ年上なのだが、精神的にも肉体的にもスナオより幼い印象の少女。義父であるハイデマン博士の依頼を受けてエンブレムシードを運ぶため、護衛のアティム・マザクと共に地球から月へ来訪、スナオと再会する。 エンブレムシードを制御することができる数少ない人物のひとりだが、超能力が制御できず、電気製品を壊してしまうことも。

アティム・マザク (あてぃむまざく)

国連の武装査察官を務める美しい女性。長いストレートの黒髪をしている。戦闘力が高く、テロリストからは「紅の守護天使」の二つ名で呼ばれ恐れられているが、味方には優しく、頼りになる性格の持ち主。ESPなど特殊な能力を持つ人間を研究する生理研究所で育てられており、余命はあと5年ほどだという。エンブレムシードを運ぶケイ=ハイデマンの護衛として、共に地球から月へ来訪。 エンブレムシードをめぐる争いに巻き込まれていく。

アペプ=ハイデマン (あぺぷはいでまん)

人間開発研究所副所長を務める男性。容姿端麗、頭脳明晰で人当たりが良く、カリスマ性が高いため、他研究員からの信頼も厚い。ケイ=ハイデマンの義兄で、ケイの姉・ヒカルと結婚していたが、事故でヒカルを失っている。違法とされるエンブレムシードや星船の研究を行っており、エンブレムシードや星人と呼ばれる外宇宙からの来訪者の持つ力を操ることができる。 エンブレムシードを制御することができる数少ない人物のひとり。

ファーン=アイリス

アペプ=ハイデマンの秘書を務める女性。部下ながらアペプに対してくだけた話し方を許されている。非常に献身的で、アペプが人間開発研究所を離れたのちも秘書を務める。アペプが研究上知り得たエンブレムシードなどの秘密を知る数少ない人間のひとり。優しいが芯は強い。アペプのことをひとりの男性として愛している。

アル・ハリハ (あるはりは)

月を拠点とする大企業ダイスカーツ社の総裁を務める男性。褐色の肌をしている。歳若くしてダイスカーツ社のトップに昇りつめた切れ者。星船やエンブレムシードに関する情報を欲しており、アペプ=ハイデマンに取引を持ちかけるなど、暗躍をする。アペプだけが乗っていたはずのエレベータに現れるなど、超能力を使えるようだが、それを秘密にしている。

レン

国連特殊部隊に所属する青年。人間開発研究所を強襲するさい、アティム・マザクと同じチームに配属され、その後、エンブレムシードをめぐる争いに巻き込まれていく。明るく軽妙な性格だが、マザクには「表情がよく変わるが、変わりすぎるせいで本心が見えない」と評された。また、国連側では“世界一回避の巧い男”として知られている。 名前も暗号名であるなど、謎の多い人物。

テレーゼとエリーゼ

月を拠点とする大企業ダイスカーツ社の会長を務める双子の少女。元々は祖父が会長を務めていたが、死亡したため二人が後を継いだ。短髪で快活な性格の少女がエリーゼ、髪が長く、引っ込み思案な少女がテレーゼである。表に出る仕事はエリーゼが担当。テレーゼには希死念慮(or自殺願望)があり、時にそれを口にする。しばしばアル・ハリハと行動を共にしている。

ヒシカ

ケイ=ハイデマンのカウンセラーを務める女性。メガネをかけている。医師免許および看護師免許を所持している才女。ケイと同行するうち、エンブレムシードをめぐる争いに巻き込まれる。天然なところがあり、少しずれた行動を起こすこともあるが、優しい気遣いができるため場を和ませている。傷ついたアンソニー・ハイドロビュートの看護をする。

アンソニー・ハイドロビュート (あんそにーはいどろびゅーと)

月を拠点とする大企業ダイスカーツ社保安部に所属する少年。片目を隠している。接触テレパスと呼ばれる超能力を持っており、神経繊維状の生体繊維を用いて他者を催眠状態に陥れ、自由に操ることができる。その能力のため幼い頃は迫害されて育っており、心を読める能力も手伝って人間不信気味。命令でアペプ=ハイデマンのもとに行ったものの、彼に心酔し、組織を裏切る。

ヒカル

ケイ=ハイデマンの姉であり、アペプ=ハイデマンの妻だった女性。一人称は「ボク」。星船の調査中、ケイとアペプの目の前で死亡。物語が始まった時にはすでに故人となっている。男まさりだが綺麗で優しい女性だったという。

集団・組織

ダイスカーツ社

月を拠点とする世界的な大企業。月の行政府に匹敵する力を持つとも言われる。エリーゼとテレーゼが会長を、アル・ハリハが総帥を務める。国連出資の半官半民の企業で、国連から莫大な予算を得ている。人口爆発を火星や月など宇宙への移民で解決しようとして宇宙開発を行っているが、星船やエンブレムシードにコスト問題解決のヒントがあると考え、これを手に入れるため暗躍しているとされる。

場所

(つき)

地球の人口爆発の問題を解決するため開発され、移住が可能となっている。大見スナオの父が設計した軌道エレベータで月と地球間の移動が可能。地球の傘下として植民地的な支配をうけているため、独立運動も行われている。

その他キーワード

エンブレムシード

外宇宙から飛来した宇宙人がもたらした究極のテクノロジー。無から有を創り、進化の法則すら超越すると言われている。大気のない月に、たった半日で森を作るることができるほどの力を持っている。グロテスクな生物のような外見を持った宇宙船・星船の内部から3つ、月の裏側から2つ発見されており、合計で5つ存在する。星船の動力伝達装置であるほか、人間の認識に強く反応する、ある特殊な人間だけが制御可能、といった特性が判明している。 危険なため、特殊なケースに入れられている。

星船

外宇宙から飛来したと思われる宇宙船。暗号名を星船と呼ばれる。宇宙船ではないかと推定されているものの、人類には規格外の代物であるため、はっきりとはしていない。過去に月に存在するドームで爆発事故と磁気異常が発生し、調査の結果、ドーム地下に埋まっていた星船が発見された。その内部からはエンブレムシードが3つ見つかっている。

クレジット

原作

森本 洋 , 武田 俊也

書誌情報

セラフィック・フェザー 全11巻 講談社〈アフタヌーンKC〉 完結

第1巻

(1994年4月20日発行、 978-4063140781)

第2巻

(1995年7月17日発行、 978-4063141160)

第3巻

(1996年5月21日発行、 978-4063141320)

第4巻

(1997年10月21日発行、 978-4063141665)

第5巻

(1999年2月19日発行、 978-4063141986)

第6巻

(2000年10月20日発行、 978-4063142525)

第7巻

(2002年3月19日発行、 978-4063142853)

第8巻

(2003年9月22日発行、 978-4063143317)

第9巻

(2005年3月23日発行、 978-4063143690)

第10巻

(2008年9月22日発行、 978-4063145205)

第11巻

(2008年9月22日発行、 978-4063145267)

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