デストロ016

デストロ016

元海上自衛官の仙崎瑠璃の指令を受け、女子高生の沙紀は鮮やかな手際で敵を撃退していく。同作者の『デストロ246』に登場する最凶の殺し屋、沙紀の女子高生時代を描いた前日譚(たん)。スピード感のあるバイオレンス描写とガンアクション、百合要素が特徴。小学館「月刊サンデーGX」2021年5月号より連載を開始。

正式名称
デストロ016
ふりがな
ですとろぜろいちろく
作者
ジャンル
殺し屋
 
バトル
レーベル
サンデーGXコミックス(小学館)
巻数
既刊4巻
関連商品
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概要・あらすじ

神奈川県横須賀市。女子高生の沙紀は、元海上自衛官の仙崎瑠璃から連絡を受ける。仙崎は「イタチを退治してほしい」としか言わなかったが、沙紀にはそれで十分だった。今日、仙崎は「港祭」に参加する。そこで彼女の命を狙うCIAの工作部隊「ウィーズルス(イタチ)」を撃退してほしいということなのだ。学校を早退した沙紀は、ケーキ屋の店員、サイクリスト、ホテル従業員、メイドなどに姿を変え、ウィーズルスを一人ずつ殺していく。そして「港祭」が始まる頃には、ウィーズルスの襲撃班七人を殲滅(せんめつ)していた。沙紀が仙崎の連絡を受けてから、わずか5時間という鮮やかな手際であった。

登場人物・キャラクター

沙紀 (さき)

16歳の女子高生。凄腕(すごうで)の殺し屋。巨乳とロングヘアが特徴の美人で、同性愛者。元海上自衛官、仙崎瑠璃を「マム」と呼び、彼女の司令を受けて殺しの仕事をする。幼児の頃から美形すぎたため、血の繋(つな)がりがないと信じ込んだ親に、犬小屋に押し込められて育つ。暗い中で、布団代わりの新聞紙で文字を覚えたため、目が良くない。また、線路沿いに住んでいたため、電車の轟音(ごうおん)により耳も良くない。その代わり、嗅覚が「ウルトラ級」に発達している。クラスメートの蛍田みのりに好意を抱き、彼女を虐待から救い出して同棲(どうせい)する。

仙崎 瑠璃 (せんざき るり)

元海自一等海佐、元試験艦艦長の女性。メガネとロングヘアが特徴。現役の海上自衛官だった頃、様々な秘密工作に関わっており、常に命を狙われている。凄腕の殺し屋、沙紀に命令を下し、敵対勢力を撃退する。沙紀からは「マム」と呼ばれている。

蛍田 みのり (ほたるだ みのり)

16歳の女子高生。沙紀のクラスメートで、横須賀浦賀生まれ。3年前、両親を事故で亡くし、おじに引き取られる。おじは元ボクサーの半グレで、みのりに暴力を振るって金を稼がせていた。事情を知った沙紀によりおじは殺害される。自由になったみのりは、沙紀と同棲する。沙紀からは「みのりん」と呼ばれている。

百舌 (もず)

銀色の髪と青い目が特徴の女性。中国の情報機関でスパイ養成所「止まり木」の殺し屋で、推定年齢は16歳。耳が「ウルトラ級」に発達しており、周囲の状況を聴覚だけで察知する。アイスアックスを主な武器としている。

関連

Ordinary± (おーでぃなりーぷらすまいなす)

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デストロ246 (ですとろにーよんろく)

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書誌情報

デストロ016 4巻 小学館〈サンデーGXコミックス〉

第1巻

(2021-11-19発行、 978-4091576637)

第2巻

(2022-07-19発行、 978-4091576828)

第3巻

(2023-05-19発行、 978-4091577535)

第4巻

(2024-01-18発行、 978-4091577917)

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