概要・あらすじ
石油資源の争奪が極まり、アメリカの巨大原子力空母魔王号は、臨戦状態に入ろうとしていた。東欧90都市を灰にする能力を持つだけでなく、ブラックボックスという超巨大電子頭脳を搭載し、人類が全滅してもなお世界を破壊し続けるシステムを持つ魔王号。事態を回避すべくDNA(米国防総省防衛核兵器局)の査察官として乗り込んできたのは、なんとノーラ・スコラ中尉と名乗るミニスカートの若い金髪美人だった。
登場人物・キャラクター
ノーラ・スコラ中尉 (のーらすこらちゅうい)
元気一杯のキュートな金髪美人。予測不可能な破天荒な性格で、どんな危機に陥っても諦めることを知らない前向きな娘。その常識外れの頭脳で超巨大電子頭脳のブラックボックスと渡りあう。元国連事務総長スコラ女史の娘。
J・ドハティ中将 (じぇいどはてぃちゅうじょう)
原子力空母魔王号の艦長。女性が大の苦手で、ノーラ・スコラ中尉にいいように振り回される。ノーラを疑い、そんな査察官などいないことを知るが、逆に人質にとられ、ノーラたちに魔王号をシージャックされてしまう。
ザカライアセン博士 (ざからいあせんはかせ)
ノーラ・スコラ中尉の部下という立場で魔王号に乗り込んできたが、本当はコンピューターのエキスパート。超巨大電子頭脳のブラックボックスの対策のために選ばれたメンバーだが、世界大戦秒読みに入ったところでノーラこそが回避の切り札だと気づく。
その他キーワード
魔王号 (まおうごう)
『ノーラの箱船』に登場する巨大原子力空母。衛星軌道各個誘導多核弾頭ミサイル15基。原子力推進機関で20年間無補給で航行可能。レーザー砲による対空防御、対電波防御、対潜ミサイルの完璧装備。東欧90都市を灰にすることができる。更に搭載された超巨大電子頭脳ブラックボックスは、人類が全滅しても地球を破壊し続けるようにシステム化されている。