バトルガール藍

交通事故に遭ってサイボーグ化された少女・各務藍と、パートナーの狭霧屋凌が、悪の組織・黒蜥蜴と戦う姿を、ギャグシーンを交えて描いたアクション・ラブコメディ作品。少女漫画ながら、戦っている最中に藍の服が破れる、といったお色気シーンも多く盛り込まれている。

正式名称
バトルガール藍
作者
ジャンル
アクション
レーベル
フラワーコミックス デラックス(小学館)
巻数
全5巻
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概要・あらすじ

ある日、女子高生の各務藍は暴走車にはねられて仮死状態に陥ってしまう。特殊秘密警察機構により身体は再生されたものの、同時にサイボーグ化され、特殊能力を身につけることとなる。そして藍は、パートナーとして派遣されて来た狭霧屋凌とともに、悪の組織「黒蜥蜴」と戦うことになってしまう。最初は戸惑っていた藍だったが、次第に自分の運命を受け入れ、戦いに身を投じていく。

さらに凌とも絆を深め、業務上のパートナーを超えた愛情が芽生えていくのであった。

登場人物・キャラクター

各務 藍 (カガミ アイ)

16歳の少女。もともと高校1年生だったが、事故に遭ってからは高校に通っていない。誰もが振り向くほどの抜群のスタイルを持った美少女。以前通っていた高校では、複数の男子生徒から好意を寄せられるなど、マドンナ的存在だった。しかし、性格は気が強く暴力的で、尚且つ常識外れの大食いであり、見た目と内面のバランスが悪い。明るく前向きではあるものの、それが行き過ぎて暴走しやすい一面がある。 ある日、高校からの帰宅途中で暴走車にはねられ、仮死状態に陥ってしまう。特殊秘密警察機構により身体は再生されたがサイボーグ化され、「車や壁を軽々破壊するほどの怪力」など、普通の人間とはかけ離れた能力を身に着けることとなった。以降は特殊秘密警察機構の命令を受け、悪の組織「黒蜥蜴」と戦うため、狭霧屋凌とともに行動をしている。 指令を守らずに反抗的な態度を取ると、取り付けられたピアスが作動し、強烈な頭痛に襲われるため、逃げられない。戦いの際に着る服を恥ずかしいと感じており、不満を覚えている。なお、本当の家族をはじめ、世間では事故死したとされているため、凌のマンションで暮らしている。

狭霧屋 凌 (サギリヤ シノグ)

各務藍のパートナーとして、特殊秘密警察機構から派遣されて来た男性。詳しい年齢は不明だが、高校に潜入捜査をすることなどもあり、藍とは同年代。長めの黒髪に美しい瞳をした、クールでミステリアスな雰囲気を持つ美青年だが、内面はかなりいいかげん。そしてエッチなことにも興味津々で、所持していたアダルトビデオを、特殊秘密警察機構からの指令ビデオと間違えて、藍に渡したこともある。 藍へのプレゼントも、きわどい下着などエッチなものばかり。戦いにおいては鞭を使って藍をサポートし、かなりの戦闘力を誇る。しかし、藍の服が破れた際には、そちらに気を取られてミスをするなど情けない一面もある。「女みたい」や「女顔」と言われると、相手が誰であっても激怒する。

アレクサンドラ (アレクサンドラ)

生意気な性格のメスの九官鳥。藍からは「キューちゃん」と呼ばれている。人間の言葉が分かり、自由に話をすることができる。鳥ではあるものの特殊秘密警察機構に所属。狭霧屋凌とは何度かパートナーを組んだ経験があるので、好意を抱き、懐いている。一方、藍に対しては、凌の周りにいる邪魔な女と認識しているため攻撃的で、実際に喧嘩になることも多い。 のちに藍のもとに正式に派遣され、2人と1羽でチームを組み、凌のマンションに同居をすることになる。

ミスターX (ミスターエックス)

特殊秘密警察機構のトップの男性。素顔や年齢など、プロフィールは一切不明。各務藍と狭霧屋凌への指令は、ビデオテープを介して下す。そのビデオには自ら出演しているが、ふざけたお面や仮装で毎回素顔を隠している。また、指令の内容はざっくりしており、いつも詳細な説明がないため、藍と凌がどうすればいいのか分からず、困惑することも多い。

一条 馨 (イチジョウ カオル)

悪の組織「黒蜥蜴」に所属する青年。長身でスタイルが良く、整った顔立ちをしている。特殊秘密警察機構側の人間である各務藍や狭霧屋凌とは敵同士であるものの、敵意を持って正面からぶつかることはほとんどない。超人的な力を持つ藍に興味を抱き、黒蜥蜴の一員にならないかと勧誘する。その後も何かと藍にちょっかいを出しているため、凌には快く思われていない。 基本的に頭脳派だが、少しドジな一面もある。

シン・B・ルミナス (シンバートルミナス)

悪の組織「黒蜥蜴」に所属する少年。褐色の肌のをしており、各務藍や狭霧屋凌よりも年下に見えるが、かなりのやり手。一条馨の上司であり、一条よりも好戦的な性格で、藍に襲いかかる。髪の毛が猛毒になっており、刺した相手を死に至らしめる。

黒崎 凱 (クロサキ ガイ)

悪の組織「黒蜥蜴」に所属する青年。シン・B・ルミナスの部下ではあるものの、シンのことを「ツメが甘い」と評しており、忠誠心はない。一方で一条馨には友情を感じており、一条のことをまるで駒のように扱ったシンを許せずにいる。ターゲットとなった相手の影を立体化し、簡単な人格を生み出すことができる。

リカ (リカ)

悪の組織「黒蜥蜴」に所属する少女。長いウェーブヘアにリボン、フリフリのワンピース、といったロリータ調のファッションを好んで着用している。2人で並んだ人物の中身を入れ替える特殊能力「チェンジ」を使うことができ、各務藍と狭霧屋凌を入れ替えた。

東 雅美 (アズマ マサミ)

高校1年生の少女。悪の組織「黒蜥蜴」の犯行声明があった音楽の名門校・聖ジョルジュ学園の生徒。各務藍と狭霧屋凌が学生を装い、潜入捜査をした際に知り合った。ピアノの才能がまったくない藍を心配し、個人レッスンを持ちかけてくるなど優しく穏やかな性格。学校全体のピアノ発表会で、学年の代表として出場することが決まっており、同じくピアノを得意としている大柴から疎まれている。

大柴 (オオシバ)

高校1年生の男子。悪の組織「黒蜥蜴」の犯行声明があった音楽の名門校・聖ジョルジュ学園の生徒。ピアノの才能はあるものの東雅美には及ばないため、一方的にライバル視している。学校全体のピアノ発表会で、学年の代表となった雅美に対して、何かと挑発的な態度をとっている。

レン (レン)

褐色の肌をした幼い少年。海外難関大学で博士号を取得しており、IQ250の超天才。知能は高いが、子供らしい天真爛漫な性格の持ち主。日本の大学に招かれて独自の研究をしており、部外者から研究内容を狙われている。各務藍が大学構内を散歩中に知り合い、以降藍に懐く。

ジョシュア王子 (ジョシュアオウジ)

地図に載らないほど小さな国・ファタムーシュ国の王子。王族を含む国民はひっそりと暮らし、ほとんど国外には出ない。また、国民たちは不思議な能力を持っていると噂されている。たまたま日本にやって来る予定のジョシュア王子を、悪の組織「黒蜥蜴」が狙っており、各務藍と狭霧屋凌が彼の護衛を任されたことで知り合った。 超がつくほどの美形で女好き。そのため藍はすぐに受け入れたが、凌に対しては関わり合うことを激しく拒否した。

山王子 かえで (サンノウジ カエデ)

長髪を1つに束ね、丸い黒縁眼鏡をかけた青年。若くして不動産を所持している。各務藍と狭霧屋凌の住んでいたマンションが悪の組織「黒蜥蜴」の攻撃に遭った際、住むところを失くした2人に、マンション「メイプル荘」の部屋を貸してくれた。この時、複雑な事情はあるものの、未成年の男女が一緒に住むとはいえず、山王子かえでには凌は女だと噓をついている。

集団・組織

特殊秘密警察機構 (トクシュヒミツケイサツキコウ)

日本の警察組織ではあるものの、一般には知られていない存在。トップはミスターX。通常の法では裁けない超能力や特殊能力が使われた事件を担当しており、人々の知らないところで日夜戦い続けている。悪の組織「黒蜥蜴」に対抗するため、事故で仮死状態になった各務藍の身体を再生し、サイボーグ化した。狭霧屋凌も特殊秘密警察機構の一員ではあるが、組織については謎が多く、全貌を知るわけではない。 基本的に藍と凌への指令は、ミスターX自ら出演するビデオテープにより下され、再生後は証拠隠滅のため自動的に爆発する。映像上のミスターXに対して文句を言った藍が、ビデオテープの爆発に巻き込まれるのが、お決まりのパターンとなっている。

黒蜥蜴 (ブラックリザード)

特殊秘密警察機構と敵対している悪の組織。シン・B・ルミナス、一条馨、黒崎凱が所属する。超能力などを使って世間を騒がせ、人々を恐怖に陥れることが目的。「黒蜥蜴」に所属する人間には、身体のどこかに黒いトカゲの入れ墨が入っているという特徴がある。学校やパーティー会場、動物園など人の集まる場所をターゲットにすることが多い。 その情報を事前入手、または犯行声明を受けた特殊秘密警察機構のミスターXから、事件に対応するよう各務藍と狭霧屋凌に指令が送られることとなる。

書誌情報

バトルガール藍 全5巻 小学館〈フラワーコミックス デラックス〉 完結

第1巻

(2001年11月発行、 978-4091387110)

第1巻

(1993年4月発行、 978-4091350312)

第2巻

(2001年11月発行、 978-4091387127)

第3巻

(2002年1月発行、 978-4091387134)

第4巻

(2002年1月発行、 978-4091387141)

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