概要・あらすじ
「僕」ことバートラム・ウィルバーフォース・ウースター(バーティー)には、「ジーヴス」という執事がいた。立ち居振る舞い、知識、能力すべてにおいて、ジーヴスは執事として完璧な存在であった。ところがある日、バーティーは使用人仲間に対して、主人の悪口を言っているジーヴスの姿を目撃してしまう。
登場人物・キャラクター
バートラム・ウィルバーフォース・ウースター (ばーとらむうぃるばーふぉーすうーすたー)
伯爵の伯父の跡継ぎにあたる、貴族階級の青年。派手な格好を好み、独特の服飾センスを持っている。女性に優しく、女性からの頼み事に弱い。一方、伯母であるアガサ・グレッグソンを苦手としている。観劇や飲酒、旅行など、伯父からの援助で悠々自適の生活を送っている。
ジーヴス
バートラム・ウィルバーフォース・ウースター(バーティー)に仕える執事。頭脳明晰で物知り、機転も利くため、しばしばバーティーやリチャード・リトルの危機を助ける。一見生真面目で従順な様子だが、主人の奇抜な格好に臆せず抗議するなど、主張ははっきりしている。また、絶対に勝てる局面で賭けを行うなど、ちゃっかりした面もある。
アガサ・グレッグソン (あがさぐれっぐそん)
バートラム・ウィルバーフォース・ウースター(バーティー)の伯母。彼がいつまでも独身でいることを案じて、結婚を勧めてくることもしばしば。まるでジーヴスがバーティーの飼い主のようだと揶揄し、しっかりするように発破をかける。
リチャード・リトル (りちゃーどりとる)
バートラム・ウィルバーフォース・ウースター(バーティー)の友人。気のいい男性だが、大変に惚れっぽく、あちこちの女性に一目惚れをしてはバーティーやジーヴスに相談を持ちかける。明るく快活だが、悪気ない行動でバーティーを危機に陥れてしまうことがある。
クレジット
- 原作
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P.G.ウッドハウス
- 翻訳
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森村 たまき