洗脳執事

洗脳執事

高藤家の令嬢の高藤苺が、1年ぶりにイギリス留学から帰ってくると、家族全員が執事によって洗脳されていた。完璧なスーパー執事の九鬼清十郎と、家族を取り戻そうとする苺お嬢様のバトルを描いた日常コメディ。小学館「週刊少年サンデー」2020年第4・5合併号より連載を開始。

正式名称
洗脳執事
ふりがな
せんのうしつじ
作者
ジャンル
執事・メイド
 
ギャグ・コメディ
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊2巻
関連商品
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概要・あらすじ

高藤家の長女の高藤苺は、1年間のイギリス留学を終え、久しぶりに実家に帰ってきた。一年前、家族総出で盛大に見送ってもらった苺は、家族との再会を楽しみにしていた。玄関先には、友人を待つ弟の凛悟がいたが、その態度はそっけなかった。みんなは朝食の最中だと聞いた苺は、勢い込んで食堂の扉を開けた。そこには、父母、妹、叔父、祖母がそろっていたが、静かに食事を続けるだけで、苺には目もくれない。異様な雰囲気に驚く苺に話し掛けてきたのは、執事の九鬼清十郎だった。苺が留学後、高藤家に仕えることになったという。とりあえず朝食の席につく苺。父も母も、九鬼にうながされ、挙手してからしか発言しない。叔父に至っては、フォークを落としただけでうろたえ、土下座して九鬼にあやまる始末。食事が終わり、ほかの使用人に聞いても、九鬼が完璧な執事だと言うばかり。「みんな九鬼に洗脳されている」、そう考えた苺は「家族に何をしたのか」と九鬼に詰め寄る。しかし九鬼は不敵に笑い「親睦が深まると、みんな九鬼に依存し、操り人形のようになるのだ」と答えた。そこに友人を連れた弟の凛悟がやって来る。朝食に凛悟がいなかったことに気づいた苺は、彼がまだ洗脳されていないのではないかと考え、凛悟を味方につけようとする。しかしその努力も虚しく、友人とのトラブルが発生した際、体を張って自分を救ってくれた九鬼に、凛悟は心酔してしまう。どうしたら九鬼を追い出すことができるのか、家族を元どおりにすることができるのか。この日から苺の人生は、洗脳執事の九鬼によって大きく変わることになった。

登場人物・キャラクター

高藤 苺 (たかとう いちご)

超セレブな高藤家の長女。私立の中高一貫校に通う16歳。学業、部活動ともに優秀で、クラスの人気者。近所でも、気さくでいい子だと評判がよい。1年間のイギリス留学を終えて自宅に戻ると、家族全員が、執事の九鬼清十郎によって洗脳されており、愕然とする。九鬼を追い出し、家族を元に戻そうと奮戦する。

九鬼 清十郎 (くき せいじゅうろう)

高藤家に仕える執事で、24歳の男性。金髪のマッシュルームカットが特徴。品がよく気がきいて、完璧に仕事をこなす。かかわった人間は、どんどん九鬼に依存するようになり、ついには彼の操り人形のようになってしまう。ベニコンゴウインコのベニさんをペットとして飼っており、ベニさんが唯一心の内を話せる友達。実は寂しがり屋で、人間の友人が欲しいと考えているらしい。

書誌情報

洗脳執事 2巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2020-03-18発行、 978-4098500338)

第2巻

(2020-05-18発行、 978-4098500772)

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