ポチごっこ。

ポチごっこ。

要領が悪く、仕事でも失敗し、生きることに疲れてしまった社畜のサラリーマンが、ビルから飛び降り自殺を図るが、気が付くとそこは女子高生の部屋だった。命を助けられた女子高生の飼い犬となったうだつの上がらないサラリーマンと、少し変わった女子高生との同居生活を描いたラブコメディ。「週刊ヤングジャンプ」2019年24号から45号まで連載の作品。

正式名称
ポチごっこ。
ふりがな
ぽちごっこ
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

サラリーマンの友寄友は寝る間も惜しみ、家に仕事を持ち帰っても期限までに仕事が終わらない。なんで自分はこんなこともできないのかと落ち込みながらバスを待っていると、上司から電話がかかってきた。焦っている様子を見たからか、バス停にいた女子高生から「出たくない電話なら出なくていい」と声をかけられる。友は資料が遅れていると正直に上司に伝えると、もういいよと電話を切られてしまう。張り詰めていた糸がプツンと切れてしまった友は、会社へ向かうバスには乗らず、兄に遺書を送信。ビルの外階段から飛び降りるため、身を乗り出した。目が覚めると友はなぜか女の子の部屋の床で寝ていた。そこはバス停で声をかけてきた女子高生、朝日花の部屋だった。花は自殺しようとした友を助け、人間として生きるのがつらいなら、犬として生き直せばいいと言うのだ。彼女は友に「ポチ」という名前をつけて、犬には必要ないと友のスマホを取り上げた。最初は反発し、出て行こうとする友だったが、花とかかわるうちに自分は他人の目を気にしすぎていたことに気づく。こうして天真爛漫な花の飼い犬になった友(ポチ)は、これまでの人間関係を断って、花の家の家事をして数日を過ごした。女子高生がなぜ一軒家に一人で住んでいるのか、不思議に思っていた友だったが、花から実は姉と中学生の妹の三人暮らしだと聞かされる。予定より早く姉と妹が帰ってきたため、押し入れに隠れる友。しかし、花が姉と妹を説得する前に、友が姉に見つかってしまう。

登場人物・キャラクター

友寄 友 (ともより ゆう)

要領の悪い、生まじめなサラリーマン。優しく、おっとりしていて周りに流されやすい。理不尽に怒られても、自分を責めてしまうタイプで、優秀な兄と比べられて生きてきた。せっかく入った会社で同僚の女性をかばい、本社からとばされてしまう。仕事に追われて寝食も忘れ、疲れ切って生きる意味を失い、飛び降り自殺を図る。

朝日 花 (あさひ はな)

女子高生で、胸が大きいショートボブの美少女。家族構成は姉と妹の三人で、両親は2年ほど前に他界している。友寄友をバス停で見かけ、自殺を図ろうとしていたところを強引な方法で助け、自分の家まで連れて帰る。友を「ポチ」と名付け、飼い犬として家に迎え入れる。学校の成績は悪かったが、頭の回転は速くて理解力もある。家事は苦手。明るい性格だが、実は寂しがり屋な一面を持つ。友(ポチ)のことは前から知っており、ずっと気になっていた。

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