モンキーピーク

モンキーピーク

粂田晃宏の代表作。原作は麻雀漫画「凍牌」シリーズで知られる志名坂高次が担当。現代日本を舞台に、藤谷製薬の社員たちがレクリエーションでしらび山に登山に訪れた。そこで、謎の鬼猿によって次々と同僚たちを殺害されていく中、命懸けで鬼猿に立ち向かう青年・早乙女稜の姿を描いたサバイバルパニックホラー。登山中の事件という設定のため、大自然の容赦ない厳しさとともに登山中の遭難時に活用できるサバイバル技術を学ぶこともできる。日本文芸社「週刊漫画ゴラク」2016年9/16号から2019年9/6号にかけて連載の作品。2018年10月より、Production I.G「アニメビーンズ」でWEBアニメが配信された。早乙女稜を八代拓、宮田を寺島拓篤が演じている。続編に『モンキーピーク the Rock』が、スピンオフ作品に『モンキーサークル』がある。

正式名称
モンキーピーク
ふりがな
もんきーぴーく
作画
ジャンル
ホラー
 
登山・キャンプ
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

早乙女 稜 (さおとめ りょう)

藤谷製薬の営業職を務める男性。年齢は23歳。短髪を逆立て、左のこめかみを縦に走る傷痕がある。少年時代に岩砕山の事故で父親を亡くしており、それ以来笑顔がぎこちなくなってしまった。また、学生時代にバイク事故で親友を亡くしている。二人を助けることができなかったために、自責の念に駆られている。会社では問題児扱いされているが体力には自信があり、しらび山でのオリエンテーションでも同僚の荷物を何個も担いで山を登った。最初に鬼猿を見た人物でもあり、その直後に同僚たちの遺体が発見されたことから、鬼猿に強い警戒心を見せている。しかし、同僚たちのあいだで疑心暗鬼が加速する中、鬼猿の仲間だと思われて拷問されることとなる。親友で同僚でもある宮田からは「サッチー」と呼ばれている。

鬼猿 (おにざる)

しらび山から岩砕山にかけて出没する、謎の大猿。「魔猿」とも呼ばれている。体全体を覆う簑(みの)のようなものを身につけ、巨大な鉈(なた)を武器にしている。驚異的な身体能力を誇り、断崖絶壁も難なく高速で移動することができる。岩砕山にはかつて土地を荒らす猿が存在し、武士が山の頂上から猿を投げ捨てて退治したと伝えられており、その伝説上の猿ではないかとされている。藤谷製薬のレクリエーション一日目に現れ、早乙女稜の同僚数人を鉈で斬り殺した。その後も難所に藤谷製薬の社員たちを誘導したり、先回りした山小屋で飲料水を捨てたりと、巧妙に罠を仕掛けた。その計画的な行動から高い知能を持ち、さらに藤谷製薬の社員に協力者がいるのではないかと考えられている。

クレジット

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