概要・あらすじ
「おやっさん」の野市巡 、「ハイミス」の花枝香 、「フェロモン」の清白すずな。それぞれ強烈な個性を持ち、年齢も職業も違う3人だが、彼女たちはいつも仲良し。彼女たち3人とその周りの人たちが、それぞれの幸せを手に入れるまでをギャグタッチで描いた作品。
登場人物・キャラクター
野市 巡 (やいち めぐる)
ドラッグストアで働く26歳。ナイスバディで、見た目はキュートだが、口を開けばオヤジギャグ、若い女性と見ればすぐにエロい妄想をし、笑い声は「ウシャシャシャシャ。プクプク」と中身が完全に50代のおっさんで、素材の良さを台無しにしている。ちなみに、両親と兄もこの「おやっさん」気質である。
花枝 香 (はなえだ こう)
28歳の超売れっ子ライター。家賃18万円の部屋に住むほどの稼ぎがあるが、下積み時代に苦労をしたため極度の貧乏性。お金のことは「ベイビー」と呼んで可愛がっている。家庭的な美人だが、ばあちゃん臭く、男慣れしていないため男とは縁遠い。実家の母親からかけられる結婚へのプレッシャーがストレス。
清白 すずな (すずしろ すずな)
無職の26歳。物心ついた時から男を自在に操れたという、強烈なフェロモンの力だけで生きている。清純な美少女のような容姿ながら中身は毒婦。赤ん坊さえも嫉妬するほど滑らかな肌と、仰向けに寝ても横に流れないバストの持ち主。しかし、片づけは大の苦手で部屋はゴミ溜めのようになっており、押入れには間男を隠している。
都築 玄夜 (つづき げんや)
野市巡とは腐れ縁の友人で、古着屋「sari・sari」の店長。27歳。逆三角形の良い身体をしているため、野市からは「絶景バディ」と称され度々襲われそうになっている。基本的にはモテるが、女運も悪いうえに野市のオヤジ臭さが女除けとなってしまっている。男3人兄弟の長男で面倒見が良い。
杜田 一基 (もりた いちもと)
古着屋「sari・sari」の店員。25歳の元ヤンで、性格はジジ臭い。花枝香に一目惚れするが、奥手なことに加え街田愛人の存在もあり、押すにも押せず諦めることもできないという悶々とした日々を送っている。当初は、長髪にヒゲ面で落ち武者のような風体で登場した。
街田 愛人 (まちだ あいじん)
女性に寄生して生きているプー太郎で22歳。名前の由来は、両親共に余所の愛人をやっていたことから。バーで花枝香と知り合って以降そのまま付き合うようになったが、彼氏というよりはただのヒモである。
日向ミチル (ひなた みちる)
都築玄夜が 野市巡に紹介した男性。両性的な美少年風のルックスを持つ25歳。この世で自分のことが一番好きなので、女性との交際に興味がなく童貞である。清白すずなとは「かわいい界」の王座を巡るライバル関係。
小千谷 正 (おぢや ただし)
野市巡の同級生で弁護士。26歳バツイチ。高校生の頃は病弱なために運動ができず太っていたが、大人になってからは痩せて男前になった。昔から野市に想いを寄せており、街で偶然再会する。清白すずなも高校時代の彼のことを知っており「太いけどフェロモン出てて頭良くてかっこ良かった」と評している。
鉄威 とらお (てつたけ とらお)
清白すずな の本命の彼氏。28歳。仕事をバリバリこなすビジネスマンだが、すずなにはゾッコンで部屋を片付けたり料理を作ったりと非常に甲斐甲斐しい。年がら年中浮気をされているが、悶え苦しみながらもすべて許している。