概要・あらすじ
ある町の大きな工場の片すみ。子犬ワンサは生まれてすぐに母と引き離され、10円で売り飛ばされてしまう。なんとか逃げ延びて川べりに住み着いたワンサだが、工場の建設のために追い出されることに。不憫に思ったおじいさんに引き取られ、ワンサはおじいさんの一家に飼われることに。イタズラもののワンサは、飼い犬となってもノラ犬たちと共に人間から食べ物を奪い暮らしていた。
ある日、ノラ犬の一匹がこのままでは「野犬収容所に入れられてしまう」と不安を口にし、人間たちに気に入られようと計画。ノラ犬たちはワンサのお金を掘り起こす能力に目を付け、やがて税務署を襲うことに。しかし、失敗しワンサたちは野犬収容所に入れられてしまう。
登場人物・キャラクター
ワンサ
ふさふさした巻き尾の目の白い子犬。生まれてすぐに母犬から引き離され、10円で売り飛ばされるも逃げだし、ノラ犬となる。その後、死にかけていた鳥と出会い、「その時の10円のにおいを覚えていればお金を掘り当てる練習をするといい。人間にはお金が一番ものをいうから、いつかお母さんに会えるぞ」と言われ、お金を掘り当てる特技を身につけた。