概要・あらすじ
いちゃつくカップルを見ると彼らがHする未来を予知し、その映像が脳内に入ってきてしまう特異体質の雨谷美波。すると自分も強く発情してしまい、欲望が抑えられなくなる。自分がHをするまでその欲求は収まらず、好きでもないセフレを呼び出しては解消するという不毛な生活を続けていた。美波は、まだ恋をしたこともないのにHの経験だけは豊富な尻軽女みたいだと苦悩する。さっきHしたばかりなのに、女子大の校内でカップルを見てしまい、また発情してしまう美波。慌てて人気のないところに行こうとすると、生物学専攻の葛城准教授とぶつかってしまう。耐え切れず、彼に強引にキスをした美波は苦しみながら彼に助けを求める。美波が予知の話をすると「それは興味深い」と言って、葛城はキスと指だけで美波の発情を抑え、満足させてしまう。生物学オタクの葛城は美波の特異体質はフェロモンが関係しているのではないかと考える。解明していけば治す方法も見つかるかもしれないと、「その体質を研究させてくれないか」と葛城は申し出る。代わりに美波が発情した時、欲求を処理するために自分を利用してくれて構わないと葛城は言う。研究対象になることを承諾した美波は、やはり検証中に突然発情してしまう。そんな美波に対し、嫌な顔一つせず、高いテクニックで満足させてくれる葛城。いつのまにか美波は自分の体質を受け止め、理解してくれる優しい先生に恋をしてしまったことに気づく。美波はどうしたら葛城にとって研究対象以上の存在になれるのかを考え始める。
登場人物・キャラクター
雨谷 美波 (あまがや みなみ)
20歳の女子大生。いちゃつくカップルを見ると、Hをする未来を予知して脳内に他人のセックスシーンが映し出される特異体質を持つ。映像を見てしまうと自らも強く発情してしまい、誰かとHをするまでその欲望を抑えられない。好きでもない人と体だけの関係を続けてしまい、自分は尻軽女だと悩んでいる。体の経験だけは豊富だが、まだ恋もデートもしたことがない。好きな人ときちんと愛し合いたいと思っている。髪型はウエーブのかかった背中までのワンレングス。
葛城 (かつらぎ)
雨谷美波の通う女子大の准教授の男性。生物学専攻で、研究に没頭するあまり、階段から落ちたり、警備員に不審者扱いされる。学内でも有名な変人。生物オタクで淡々と話す。嫌いな動物はいない。背が高く、目は切れ長で美しい顔立ち、前髪が長く毛先を遊ばせている。体の機能を熟知しており、性感帯にも詳しい。美波を満足させるだけで、研究対象には自分から手を出すつもりはない。
書誌情報
不埒な蕾 4巻 小学館〈フラワーコミックス α〉
第1巻
(2020-08-07発行、 978-4098711321)
第2巻
(2021-04-09発行、 978-4098713325)
第3巻
(2021-11-10発行、 978-4098715411)
第4巻
(2022-06-24発行、 978-4098716814)