概要・あらすじ
海を汚す人類を懲らしめるために、深海からやって来たイカ娘が、地上侵略の拠点として海の家れもんの占拠を試みる。だが海の家れもんの壁を壊したことで海の家れもんを経営している相沢家の次女相沢栄子に低賃金で働かされることになる。イカ娘は相沢千鶴、斉藤渚など海の家れもんの面々と交流しながら侵略に励んでいく。
登場人物・キャラクター
イカ娘 (いかむすめ)
深海に住む水色の長い髪の少女。海を汚す人類を懲らしめるために浜辺へ上陸したが、海の家れもんの壁を壊してしまい、低賃金で働かされている。頭から生えた水色の触手を自在に操り、口からはイカ墨を吐くこともできる。特にイカ墨は大量に吐くことができ、これを利用したイカスミパスタが海の家れもんになっている。 また、触手は腕代わりになり、れもんで働くときは触手で料理を運ぶ。語尾に「イカ」「ゲソ」を付けて話し、どんな人物であっても臆することなく会話ができる性格。
相沢 栄子 (あいざわ えいこ)
赤茶色のボブカットの少女。常識的で周囲の突っ込み役。相沢家の次女で海の家れもんで給仕をしている。活発でまっすぐな性格で、男勝りな行動をとる。服装もパンツルックなどのボーイッシュな物が好みで、逆に女性的な服装はあまり好まない。イカ娘のことを侵略者として捉えている一方で、自分の部屋に住まわせたりと、親切に世話をしている。
相沢 千鶴 (あいざわ ちづる)
相沢家の長女で海の家れもんでキッチンを担当、またれもんの経営を管理する立場でもある。温厚な性格だが怒らせると怖く、イカ娘がもっとも恐れている人物。腹黒くちゃっかりした一面もある。外見は黒いロングヘアと細い目が特徴。目が細いのは、近視をカバーするため常に細目にしているから。
相沢 たける (あいざわ たける)
相沢家の末っ子で、イカ娘のことを慕っている。活発で遊ぶことが大好き。また、好奇心旺盛な性格で、誰とでも仲良く出来る。
斉藤 渚 (さいとう なぎさ)
サーフィンを趣味に持つことから、海の家れもんで働くことになった新人バイト。髪型はショートカットでボーイッシュな出で立ち。イカ娘のことを人一倍恐れている。
長月 早苗 (ながつき さなえ)
相沢栄子の幼なじみで、お互いの家を行き来する仲。イカ娘に一目惚れしてしまい、異常な執着を示している。
紗倉 清美 (さくら きよみ)
イカ娘のイタズラが原因で知り合い、以降は友達として交流するようになった。非常に穏やかな性格で、イカ娘に対しても人間と同じように接している。
嵐山 悟郎 (あらしやま ごろう)
れもん近くの海水浴場で働くライフセーバー。相沢千鶴に対して好意を抱いており、携帯電話の待ち受け画面を千鶴の写真にしているほど。
磯崎 辰雄 (いそざき たつお)
嵐山悟郎とともに働くライフセーバー。仕事中でも周囲の女性に対してナンパをする。金髪の外見もあって誤解されやすいが、人命救助の腕前は確か。
シンディー・キャンベル (しんでぃーきゃんべる)
イカ娘を宇宙人だと思い、研究したがっている。宇宙人研究組織米国地球外生命体対策調査研究所のメンバー。
常田 鮎美 (ときた あゆみ)
海の家南風の店員として働いている。働くときは赤いビキニ姿で、イカ娘型の被り物を被っている。被り物をしていないと会話ができない内気な性格。
場所
れもん
相沢千鶴、相沢栄子が切り盛りしている海の家。イカ娘が侵略にやってきて働かされることになる。看板や制服は店名にちなんで、黄色で統一されている。
米国地球外生命体対策調査研究所 (べいこくちきゅうがいせいめいたいたいさくちょうさけんきゅうじょ)
れもんがある浜辺近くの洞窟を拠点とする組織。イカ娘を研究対象として捉えている。
南風 (みなみかぜ)
れもんがある海と隣接した海水浴場に構える海の家。れもんよりも大きな店舗スペースで、舞台ステージまで設置してある。