夢の終わり

夢の終わり

高橋留美子がその肉を食べると不老不死になれるという人魚を題材にした伝奇ホラー漫画シリーズ第四作。人里離れた山奥でひとり、人間の心を持ちながら、不死の怪物なりそこないとして生き続ける大眼の哀しさを描く。

正式名称
夢の終わり
ふりがな
ゆめのおわり
作者
ジャンル
怪談・伝奇
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概要・あらすじ

時は現代。人里離れた山中で土砂崩れに巻き込まれて死んだ湧太は、猟師のじいさんの家で蘇生した。現場には真魚の姿はなく、大眼に食い殺されたのだろうとじいさんは答えた。真魚は人語を解するなりそこない・大眼のねぐらに運ばれていた。帰ろうとする真魚に、大眼はもう少しここにいてほしいと懇願する。

登場人物・キャラクター

大眼 (おおまなこ)

『夢の終わり』に登場するなりそこない。遠い昔、海辺の村に暮らす普通の男だったが、浜に打ち上げられた人魚の肉を食べたことによりなりそこないになる。なりそこないとしては例外的に、人間としての理性を残して言葉を話すが、ときおり我を忘れて凶暴化する。故郷の村を壊滅させたのち、山にこもって隠遁者のように暮らしている。

じいさん

山中で愛犬とともに猟をしている。土砂崩れに巻き込まれて死んだ湧太を家に運び、供養しようとした。40年前、大眼により片目を失っており、大眼を殺すことに執念を燃やしている。

関連

人魚シリーズ (にんぎょしりーず)

高橋留美子がその肉を食べると不老不死になれるという人魚を題材にした伝奇ホラー漫画シリーズ。 関連ページ:人魚シリーズ

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