概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
姫 鳳仙 (き ほうせん)
朝廷の有力者である姫将軍の孫娘。年齢は12歳。おてんばで気が強く、筋が通らないことに対しては真っ向から立ち向かう勇気を持っている。また、皇帝の病已に悪気なく「ダメ男」と言い放つなど、よくも悪くも真っすぐな性格で、その素直さや物おじしない態度が周囲の人々を勇気づけている。生まれてすぐに姫将軍の側近であった楊一刀に預けられ、「珊瑚」の名前で一人の市民として暮らしていた。そんな中、実の兄である姫蓬莱と再会し、彼の口利きで後宮で暮らすことになる。だが、のちに病已の義母である王母娘々の息がかかった役人・桃樹に一刀が殺害されたことを知ると、王母娘々への反感を募らせるようになる。そして、同じく王母娘々を敵視する病已や、彼の婚約者である千花、モンゴル出身の勇士・アルタンなど、多くの有力者を味方につけていく。
姫 蓬萊 (き ほうらい)
紫禁城の最高権力者である王母娘々の側近で、姫鳳仙の生き別れの兄。美しい容貌と穏やかな性格で、姫鳳仙からも再会するなりなつかれた。12年前に王母娘々の陰謀により、姫鳳仙以外の家族を失い、姫蓬萊も去勢される刑罰を受けた。さらに、王母娘々の側近として仕えることを強いられるが、相応の権力を得られることからその要求を受け入れる。王母娘々に対しては基本的に忠実で、彼女にあだなす存在に対して残忍な素振りを見せることもあるが、実際は王母娘々を今でも憎んでおり、家族の復讐を果たすことをもくろんでいる。しかし、王母娘々からは怪しまれることなく、現在も彼女のお気に入りとして重用されている。