廃妃は再び玉座に昇る ~耀帝後宮異史~

廃妃は再び玉座に昇る ~耀帝後宮異史~

耀国皇帝の外戚・劉美凰は、耀国皇帝・司馬雪峰との婚礼の夜、政変によって廃位され、極刑に処せられる。しかし美凰に宿る奇しき力のために彼女は生き延び、廃妃として都の外れの離宮に幽閉されることになった。不思議な力を持つ廃妃と、新たに皇帝の座についた司馬天凱を軸に繰り広げられる、中華後宮ファンタジー。はるおかりのによる小説『廃妃は再び玉座に昇る 耀帝後宮異史』のコミカライズ。小学館「サンデーうぇぶり」にて2021年4月19日より配信を開始。

正式名称
廃妃は再び玉座に昇る ~耀帝後宮異史~
ふりがな
はいひはふたたびぎょくざにのぼる ようていこうきゅういし
原作者
はるおか りの
作画
ジャンル
東洋史
 
ファンタジー
レーベル
サンデーうぇぶりコミックス(小学館)
巻数
既刊5巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

概要・あらすじ

司馬氏の皇帝が治める国「耀」の京師(みやこ)、冏都(けいと)。そこで劉美凰は、皇后の出身一族である外戚として生まれた。時の皇后・劉彩麟は姪である美凰を特にかわいがったため、美凰は華やかな宮中で何不自由のない、幸せな生活を送る。そして美凰は16歳になり、新帝・司馬雪峰と婚礼の夜を迎えた。初恋相手との結婚に胸をときめかせる美凰に、雪峰は贈り物を手渡した。それは、伯母・彩麟の生首であった。美凰は知らなかったが、劉彩麟は「凶后」と呼ばれる毒婦であった。人を虐げ、人から奪い、天下を食い荒らした彩麟の犠牲者は140万人をくだらないという。雪峰は世を正すため、太后・彩麟を殺したのだ。さらに美凰を廃位したのち、極刑に処すという。こうして美凰は、刑場に引っ立てられるが、処刑は不首尾に終わる。美凰が持つ「しん華」と呼ばれる不思議な力が関係し、彼女は不老不死になったのだ。それから10年後、廃妃として都の外れの離宮に幽閉されている美凰のもとに、新たに皇帝の座についた司馬天凱が訪ねてきた。天凱によれば、冏都で「見鬼病」という疫病が猛威を振るっており、その原因は凶后・劉彩麟の怨霊だという。怨霊を鎮めるためには、凶后の姪にして劉家唯一の生き残りである劉美凰を、本来の位に戻さなければならないというのだ。こうして美凰は、先帝の皇后「皇太后」として皇宮に戻ることになった。

登場人物・キャラクター

劉 美凰 (りゅう みおう)

耀国皇帝の外戚として生まれた女性。劉彩麟の姪。あることから陰陽の理(ことわり)から外れた存在となり、不老不死となる。そのため、実年齢は26歳だが外見は16歳のままである。「しん華」という鬼を狩り、使役する力を持つ。16歳の時に司馬雪峰の后となるが、劉一族の粛清を決めた雪峰によって極刑を言い渡される。しかし、不死のために都の外れの離宮で幽閉の身となる。冏都で猛威を振るう「見鬼病」という疫病を鎮めるため、先帝の皇后「皇太后」として皇宮に戻ることになる。

司馬 天凱 (しば てんがい)

耀国皇帝で20歳の青年。劉美凰の幼なじみで元許嫁でもある。幼い頃帝位につくが、美凰が司馬雪峰に恋したため、劉彩麟により廃位されて遠い地に封じられていた。雪峰の死後、再び帝位につく。冏都で猛威を振るう「見鬼病」という疫病を鎮めるため、美凰を先帝の皇后「皇太后」として皇宮に戻す。

劉 彩麟 (りゅう さいりん)

劉美凰の伯母。「しん華」という鬼を狩り、使役する力を持つ。皇后、皇太后として権力を欲しいままにし、非道な行いをしたため「凶后」と呼ばれ、国民の恨みを買っていた。司馬雪峰によって殺され、遺体を寸刻みにされて燃やされる。しかし、一向に灰にならないため、骸に封印を施され、各地の霊峰に祀られた。怨霊となり、「見鬼病」という疫病の原因になっていると考えられている。

クレジット

原作

はるおか りの

書誌情報

廃妃は再び玉座に昇る ~耀帝後宮異史~ 5巻 小学館〈サンデーうぇぶりコミックス〉

第1巻

(2021-10-12発行、 978-4098507719)

第2巻

(2022-02-10発行、 978-4098510047)

第3巻

(2022-05-12発行、 978-4098511327)

第4巻

(2022-08-12発行、 978-4098512140)

第5巻

(2022-10-12発行、 978-4098513291)

SHARE
EC
Amazon
logo