烏は主を選ばない

烏は主を選ばない

阿部智里による人気和風ファンタジー小説「八咫烏シリーズ」の第2作『烏は主を選ばない』のコミカライズ。原作者・阿部智里は、小説「八咫烏シリーズ」の第1作『烏に単は似合わない』でデビューし、第19回(2012年)松本清張賞を受賞した。また、「八咫烏シリーズ」は、2024年3月、第9回吉川英治文庫賞を受賞している。人間の姿に変身することができる八咫烏の一族が支配する「山内」と呼ばれる異世界が舞台。地方貴族である垂氷郷郷長の次男・雪哉は、ひょんなことから皇太子・若宮に仕えることになる。陰謀渦巻く朝廷で、権力争いに立ち向かう雪哉と若宮を描いた異世界和風ファンタジー。コミカライズ第1弾である前作『烏に単は似合わない』と同じ時期を舞台にしており、本作は男性視点、前作は女性視点で描かれている。講談社「イブニング」2020年18号から2021年23号まで連載した後、「コミックDAYS」に移籍、2021年11月5日より連載配信。原作小説「八咫烏シリーズ」は『烏は主を選ばない』のタイトルでテレビアニメ化。2024年4月6日よりNHK総合にて放送された。

正式名称
烏は主を選ばない
ふりがな
からすはあるじをえらばない
原作者
阿部 智里
漫画
ジャンル
東洋史
 
和風ファンタジー
レーベル
イブニングKC(講談社)
巻数
既刊5巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

雪哉 (ゆきや)

山内の北領垂氷郷郷長家の次男。長男、三男とは異母兄弟。家族や里の人間から「ぼんくら次男」と言われているが、実は文武に優れる少年。家督争いを避けるため、ぼんくらを装っていた。ある日、宗家の長子で若宮の兄・長束に見いだされ、若宮に仕えることになる。朝廷に出仕してからは、若宮の無理難題をこなしたことで信用を得て、近習となる。

奈月彦 (なづきひこ)

山内をつかさどる宗家の皇太子。通称は「若宮」。長い黒髪の美男子で、今上陛下の側室の子。10年前、先代の君主から「真の金烏」として皇太子に指名される。外界(人間界)の留学から戻ってくるが、后選びもせず、花街で遊び歩いていることから、宮廷では「うつけ」と呼ばれている。敵対する勢力から命を狙われており、信頼できる人間しかそばに置かない。側仕えを何人もクビにしてきたが、無理難題な仕事をこなした雪哉を高く評価し、近習にした。

クレジット

原作

阿部 智里

関連

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書誌情報

烏は主を選ばない 5巻 講談社〈イブニングKC〉

第1巻

(2021-02-22発行、 978-4065224564)

第2巻

(2021-08-23発行、 978-4065244203)

第3巻

(2022-04-21発行、 978-4065274965)

第4巻

(2023-02-21発行、 978-4065302798)

第5巻

(2024-02-22発行、 978-4065346488)

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