悪ノ召使

悪ノ召使

mothy_悪ノPのボーカロイド楽曲のシリーズ「悪ノ娘」「悪ノ召使」をもとに、猫山宮緒によって再構成された作品。黄の国の王家の継承者として生まれた双子であるレンとリンが運命に運命に翻弄されていく様と、二人の悲恋をシリアスタッチで描く。

正式名称
悪ノ召使
作者
ジャンル
兄弟・姉妹・双子
レーベル
CR COMICS DX(ジャイブ)
巻数
全1巻
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あらすじ

第1巻

黄の国に双子の王子と王女が生まれた。しかし、王子は「その痣を持つ者が死ぬ時、国が滅びる」とされる呪いの痣を持って生まれてきた。そのために王子レンは幽閉され、わずかな機会に王女リンと接触するだけの暮らしを送っていた。のちにレンは城からも追われ、ルカメイという二人の師に、文武の道を学ぶ。やがて、父親である国王の死を受け、レンはリンを守りたいというただその一心から城に戻る。そしてリンとの再会を喜ぶのもつかの間、王位を狙ってリンに刺客を放った疑いで、レンは王弟を暗殺する。だがリンに対して刺客を放ち、王弟に疑いの目を向けさせた真犯人は、もう一人の野心家ゴンドール公であった。

第2巻

お忍びで城下に遊びに行くようになったリンは、孤児院で暮らすミクという少女と友人となった。ミクの正体は、占い師の友人の人形師によって作られた歌う人形だったが、その事実はミク自身も知らなかった。そんな中、経済的に窮乏した黄の国は、ゴンドール公にそそのかされ、豊かな隣国・緑の国に侵攻して民の抹殺を開始する。緑の髪を持つミクは、緑の国の民と誤認され、レンの手によって剣で刺し貫かれてしまう。

登場人物・キャラクター

レン (レン)

黄の国の王子として生まれた少年。リンとは双子同士。生まれながらに背中に大きな痣があり、これは占い師の予言によって「国を滅ぼす呪いの痣」であるとされている。そのため王位継承権を剥奪され、一介の召使いとしてリンに仕える立場にいる。リンに対し、深い愛を抱いている。

リン (リン)

黄の国の王女として生まれた少女。レンとは双子同士。王位継承権第1位であるが、正式に王位に即いてはおらず、母親である王妃が摂政を務め、実質的には傀儡の権力者の地位にいる。年相応の感受性を持った普通の少女であるが、レンに対し深い愛を抱いている。民衆からは暴君であると信じられており、「悪ノ娘」とあだ名されている。

ミク (ミク)

占い師が知人の人形師に依頼して作らせた歌う人形。ただし、外見そのほかの特徴はまったく人間の少女そのものであり、その正体を見抜く事のできる人間はまずいない。城下をお忍びで歩くリンに接近して親しくなるが、その真の目的は、レンとリンの精神的な絆を裂く事にあった。歌い手として世間的にも比較的知られた存在で、民衆から「緑の歌姫」と呼ばれている。

カイト (カイト)

青の国の王子で、レンやリンよりはかなり年上。リンの許嫁であり、彼女が幼少の頃から交流があった。母親が王である父親によって殺害されるなど、自身の王家において難しい立場にあり、自ら王位継承権を放棄する事と、それと同時にリンとの婚約を解消する事をリンに告げる。

ルカ (ルカ)

黄の国の若い女性貴族で、伯爵の地位にある。城から追われたあとの、幼少期から少年時代にかけてのレンの教育係を務め、彼には自分の事を「ルカ先生」と呼ばせていた。友人のメイとレンを引き会わせ、彼女をレンの剣の師匠とした。外見はリンによれば美しいと評されている。

メイ (メイ)

「赤き鎧」と呼ばれる、処刑人の一族の娘。黄の国に仕え、現役の処刑人として働いている。剣の達人でもあるため、ルカから紹介されてレンの剣の師匠となった。基本的に黄の国においては処刑人は忌み嫌われる存在であり、宮廷に出ても軽んじられ、また民衆からは「首斬りメイ」と呼ばれ嫌われている。外見はリンによれば美しいと評されている。

国王 (コクオウ)

レンとリンの父親で、黄の国の国王。小国だった黄の国を一代で大国とした英傑ではあるが、そのために利用した占い師を殺そうとした事で恨みを買い、占い師によって子供たちに呪いをかけられた。リンを王位継承権第1位に指名したあと、病死する。

王妃 (オウヒ)

レンとリンの母親で、黄の国の王妃。夫であった国王の死後、その遺志を忠実に守り、リンを仮の権力の座に就け、自身は摂政を務めている。王弟とは敵対し、ゴンドール公には信を置いているが、実はそのゴンドール公に命を狙われ、長期にわたり遅効性の毒を盛られている。母親としての情愛はほとんど感じさせない、冷徹な人物。

王弟 (オウテイ)

黄の国の国王の弟であり、レンとリンから見れば叔父にあたる男性。国王が王女であるリンに王位継承権を与えたため、繰り下がって第2位の王位継承権を持つ。そのため、リンに嫉妬と憎しみを抱いており、その関係は険悪であった。リン暗殺未遂の事件のあと、犯人であるという疑いをかけられ、王妃の指示を受けたレンによって暗殺された。

ゴンドール公 (ゴンドールコウ)

黄の国で公爵の地位にある中年男性で、第3位の王位継承権を持つ。権力への野心を抱いており、リンを傀儡として陰の権力者となり、さまざまな陰謀を巡らせる。リンに刺客を放ってその罪を王弟に着せる、長期間にわたって遅行性の毒を王妃に与え続けるなど、その手口は巧妙。

占い師 (ウラナイシ)

かつて黄の国の国王に仕えた、未来を予言する能力を持った占い師。用済みになったという事で国王はその抹殺を命じ、占い師は身体を貫かれて倒れたが、その際に国王の子供たちに呪いの痣を残す事を予言した。そのあともそのままの姿で登場し、ゴンドール公にブレーンとして仕え、王家への復讐を画策している。

クレジット

協力

mothy_悪ノP

特別協力

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社

書誌情報

悪ノ召使 全1巻 ジャイブ〈CR COMICS DX〉 完結

第1巻

(2011年8月6日発行、 978-4861768408)

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