概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
アーク
悪1013の1人。右目に眼帯を付けている。作戦を考えたり、瞬時に状況を把握できるなど頭の回転は早い。さらに驚異的な力を持つ篭手と互角に戦えるほど身体能力にも秀でている。自ら「悪」を名乗っているだけあって、無抵抗の人間を銃で撃つなど性格は残虐。
ワァル
悪1013の1人。高い身体能力や残虐な性格はアークと変わらないが、冷静に判断するより先に行動に移すタイプ。また仲間をけなされると怒る、仲間思いの一面もある。
ナイジェンメール
アークとワァルをサポートする女性。体が機械でできていてしゃべることはできないが、視力と聴力に問題はない。自分の意志を伝える時は手話のような動作を行う。普通の人間が腕を切断されても、瞬時に治せるくらい強力な治癒能力を持つ。
アラヤ
アークとワァルをサポートする小柄な男性。情報を集めるのがおもな役割で、無茶をするアークとワァルに苦言を呈することもある。
十字軍 (くるせいだー)
篭手の1人。神を信仰し、十字の仮面をかぶってサイオランスと呼ばれる光の槍を武器にして戦う。戦闘能力は高いが、敵の目の前で長々としゃべるクセがある。
逆鱗 (どらごんすけいる)
篭手の1人。「良くいえば勇猛果敢で即断、悪くいえば目的のためならなんでもする」といわれる。さらに西方では最強ランクに数えられ、遠くから気配を感じて敵の正確な位置を把握できる。しかし実戦経験がない弱点を突かれてアークとワァルに敗れる。その後は完全に蘇生できなかったため、「逆鱗」という名称は後任へ受け継がれる。
ダルターニャ
祖母のアラミスから「銃士」の篭手を引き継いだ女性。アラミスが篭手を引退する1年前からプレゼントを選ぶほどのおばあちゃん子で、自分の就任式に友達からサプライズでプレゼントをもらうとうれし泣きする素直で優しい性格。篭手としての能力も高く、レイピアを武器にしてアークやワァルと互角に戦う。
アラミス
ダルターニャの祖母。優しい人柄でダルターニャ始め、多くの人から慕われている。篭手の1人で西方最強の剣士といわれているが、銃士の名と役割はダルターニャに渡し、自身はすでに引退している。
ディスプレイサー
アークとダルターニャが「胎盤」と呼ばれる地下で出会った異形の怪物。部位透過能力があり、銃が効かない。さらに複数ある舌を硬化させて突き刺すように攻撃してくる。なおディスプレイサーという名称は、アークが仮に付けたもので本当の名前は不明。
巨人 (みみる)
物腰の柔らかい話し方をする篭手で、多くの秘密情報を知っている。相手を催眠状態にする能力があり、話している間に相手を自分の管理下におく手法を得意とする。
阿修羅 (あすら)
篭手の頂点に君臨し、パーフェクツを作った人物。アラヤが巨人の頭部から情報を引き出そうと、情報を解凍したことで眠りから目覚める。篭手をはるかに超える圧倒的な力を持ち、反抗するアークたちに無慈悲な攻撃を繰り返す。
集団・組織
悪1013 (あくとういちみ)
アークとワァルのコンビ名。その名には「悪事の模倣ではなく、悪そのものを行う」という意味が込められている。
篭手 (ごんとれっと)
パーフェクツにある都市の自治を任せられている超人の総称。身体にいろいろ手を加えられて特殊能力を所持しており、通常の人間とは比べ物にならないほどの戦闘力を誇る。
場所
パーフェクツ
貧困、差別、事故、飢餓、弾圧、不正が存在しない絶対統治世界。世界には「揺り篭(クレイドル)」と呼ばれる都市が300存在し、それぞれに篭手が配属されている。