概要・あらすじ
楽しい高校生活を夢見ていた少女・露木亜子は、ある日突然四年後の未来にタイムスリップしてしまう。友人たちと過ごすはずだった時間や、家庭内の事情からも取り残されてしまった露木亜子は自暴自棄になるが、父の実家がある愛媛で新たな出会いに恵まれる。みかんの果汁が露木亜子の右手にかかるとタイムスリップが起きるということを手掛かりに、新たな友人である橋本空美や高科間由里と共にタイムスリップの謎に迫っていく。
登場人物・キャラクター
露木 亜子 (つゆき あこ)
中学生。東京の高校への入学を直前に控えていたが、タクたちと缶蹴りをしている最中、四年後の未来に突如タイムスリップしてしまう。未来では、父親の実家がある愛媛で、高校生として生活する。そこで様々な出会いを経て、過去へ戻るための手段を模索する。
タク
露木亜子たちといつも一緒にいるメンバーの一人。露木亜子の恋心には気づいていないらしい。缶蹴りをしようと提案した張本人。
美紀 (みき)
露木亜子たちといつも一緒にいるメンバーの一人。露木亜子とは親友で、よく家に遊びに行っている。未来で再会した際は、涙を流して喜んでいた。
山ちゃん (やまちゃん)
露木亜子たちといつも一緒にいるメンバーの一人。缶蹴りをした時は、最初のオニを買って出た。四年後は顎ひげを生やしている。
橋本 空美 (はしもと そらみ)
露木亜子が過去で出会ったクラスメート。明るく元気な性格だが、最初の自己紹介で歌ってしまったため、盛大にスベる。その後はクラスで浮くが、転校してきた露木亜子に目をつけて接近しようと画策する。
高科 間由里 (たかしな まゆり)
数学と物理が得意で、自己紹介の際、ミンコフスキー空間について長々と語ってしまい、クラスから浮く羽目になる。橋本空美の紹介で露木亜子と出会い、彼女を過去に戻すための手段を考える事になる。
三木原先生 (みきはらせんせい)
露木亜子たちが通う今治矢田高等学校で、二、三年の物理を担当している教師。裏ではタイムスリップの研究をしており、露木亜子を過去へ戻すため、協力する。
亜子の父親 (あこのちちおや)
東京で暮らしていたが、嫁との離婚を機に、実家の愛媛に引っ越した。タイムスリップで未来へ来てしまった露木亜子を引き取った。
戸村 雅一 (とむら まさかず)
約10年前に在籍していた今治矢田高等学校の生徒。物理部最後の部長。タイムマシンを作りだしたものの、そのまま、どこかの時間へタイムスリップしてしまう。
場所
今治矢田高等学校 (いまばりやだこうとうがっこう)
愛媛県にある私立高校。未来にタイムスリップしてしまった露木亜子が通うことになる。物理学教室には、タイムマシンが隠されている秘密の部屋が存在する。
クレジット
- 原作