あらすじ
第1巻
市立図書館で働く明日葉六実は、恋人の明日葉ひなたとの結婚を機に、明日葉家で暮らす事になった。六実は両親をすでに亡くし、家族は会津にいる祖母の相馬ちあきのみであるため、明日葉家に婿養子として迎えられたのである。しかし明日葉家は、父親の明日葉ふみをが長期出張で家におらず、母親の明日葉くるみ、娘のひなた、明日葉アスナ、明日葉詩音、そして居候中のくるみの妹、明日葉ぬくみという五人の女性に対して、男性は六実一人だけという、女性ばかりの家であった。六実はそんな彼女達の、無自覚にセクシーな行動の数々に振り回されつつも、次第に新生活に馴染んでいく。しかし六実とひなたには、ある悩みがあった。明日葉家にはつねに誰かがいるため、六実とひなたは、なかなか二人っきりで過ごす時間が持てず、性生活もままならなかったのである。それでも二人はなかよく過ごしていたが、ある日六実は、ひなたではなく、くるみと二人きりになる。そこでくるみは、ひなたをよろしく頼むと、改めて六実に頭を下げる。六実は驚きつつももちろんそれに応じ、同じように頭を下げる。そして、六実はひなたとずっといっしょに生きていく事を誓うのであった。
第2巻
初夏になり、明日葉六実と明日葉ひなたは、結婚式に向けて準備を始めていた。しかし最近太り気味のひなたは、ドレスを合わせても胸がきつくて着られなかったりと、思うように準備を進められずにいた。そんなある日、六実が体調を崩し、仕事を休む事になってしまう。今こそ二人きりになるチャンスと考えたひなたは、噓をついて明日葉くるみを買い物に行かせるが、そこに部屋にこもりきりのはずの明日葉ぬくみが現れ、失敗。さらにその後、明日葉アスナと明日葉詩音が帰宅し、六実は詩音の遊びに付き合わされてしまう。そこでアスナが妊娠に関する話題をふった事で、末っ子で妹をほしがっている詩音は、妹がほしいので、六実と子供を作りたいと言い出す。これがきっかけでひなたと詩音は喧嘩になってしまうが、そんな二人を見た六実は、いつか自分とひなたに子供ができたら、詩音に本当の姉のように世話をしてほしいと頼み込む。詩音はこれに応じ、六実と詩音の関係は、一つ深まるのだった。その直後、新たに六実とぬくみの名前を加えた、明日葉家の新しい表札が届く。そこで六実達は、まだ明日葉ふみをが帰宅できず全員集合はできないが、家族の記念日として、表札の前で記念撮影をする。
第3巻
いよいよ明日葉六実と明日葉ひなたの結婚式が近づき、結婚指輪も完成した。結婚式当日は長期出張中の明日葉ふみをが参加する事もあり、明日葉くるみは久しぶりに夫との再会を前に、非常に張り切っていた。一方のひなたは、式の準備と並行して、六実と二人で暮らすための引っ越し先を密かに下調べしていた。そんなひなたに明日葉アスナは、六実とひなたが出ていけば、現在明日葉詩音と二人部屋の自分には個室が与えられるので、ぜひそうしてほしいと言い出す。その直後、アスナの剣道道具で遊んでいた詩音が、六実のお尻にアスナの竹刀を刺してしまった事で、アスナは激怒。詩音に対してだけでなく、六実に対しても意地悪を言った事で、ひなたを怒らせてしまう。そんな二人を見た六実は慌てるが、明日葉くるみは、ケンカは同居しているからこそできるものなので、温かく見守ろうと笑うのだった。ひなたとアスナの気が済んだあと、六実はひなたから、引っ越し先候補を見せられる。しかしくるみから、ここは明日葉家から近すぎるので、今とあまり変わらないのではないかと指摘された事で、ひとまず引っ越しの話はなくなるのだった。
第4巻
6月も下旬となり、明日葉六実と明日葉ひなたの結婚式は、1週間後に迫っていた。浮足立つ六実とひなただったが、そんな二人のもとに、六実の祖母である相馬ちあきが倒れたという連絡が入る。ひなたは呆然とする六実を支え、心配した明日葉くるみ達も同行する形で、明日葉家の面々はちあきの住む会津へ向かう。しかし、いざ病院に着くとちあきは元気で、容態も安定しており、念のため一晩入院して様子を見る程度であった。安堵した六実達は、ちあきの勧めで、近所の温泉に入ってから帰る事にする。そこでちあきと交流を深めたひなたは、ちあきにひ孫の顔を見せるためにも、ずっと六実となかよく暮らしていこうと誓うのであった。こうして六実達が明日葉家に戻ると、そこには明日葉ふみをが待っていた。久しぶりのふみをの帰宅にくるみと明日葉詩音は大喜びし、かつて大学院の教授と学生の関係であったふみをと六実も、再会を喜ぶ。そして結婚式の3日前、六実はふみをから、二人で出かけないかと誘われる。そこでひなたの幼い頃の出来事や、ひなたとふみをの思い出の場所をたずねたあと、ふみをにひなたをよろしく頼むと言われた六実は、これからは自分がひなたを守る事を強く決意する。
第5巻
7月1日。ついに明日葉六実と明日葉ひなたの結婚式当日が訪れた。明日葉くるみは幸せな思いに包まれ、今回自分が母親として出席する事で、新婦側だった頃にはわからなかった周囲の思いを理解して思わず涙する。そして式が始まり、六実とひなたは参列者の前で永遠の愛を誓う。こうして式を終えた六実とひなたはそのまま新婚旅行へ向かい、明日葉ふみをは出張先へ戻る。これによって明日葉家は久しぶりに女性だけとなり、ついつい油断したくるみ達は、ここぞとばかりにだらしない生活を送るのだった。そして帰宅した六実とひなたは、今度はぜひ子供を作りたいと意気込んでいた。しかし、騒がしくすると明日葉詩音にはお化けが出たと泣かれ、性に潔癖なアスナには叱られてしまい、またもなかなかうまくいかない日々が続いてしまう。そんなある日、アスナが後輩から没収したアダルトDVDがきっかけで、六実はひなたとくるみに誤解されてしまう。しかし、真相を話しづらそうにしているアスナを見た六実は、あくまで自分の所持品だと主張。アスナはそんな六実の気遣いを受けて、これまで気弱で頼りないと思っていた六実の事を見直すのだった。
第6巻
明日葉六実と明日葉ひなたの努力が実り、ひなたが第一子を妊娠した。早速二人は、明日葉詩音が生まれた病院でもある鷹山産婦人科を訪れ、出産まで鷹山温子に担当してもらう事になる。しかしその直後、ひなたが体調を崩し、家で家事をしている最中に立てなくなってしまう。唯一家にいた明日葉ぬくみがすぐに気づいた事で事なきを得るが、それまでひなたの妊娠すら知らなかったぬくみは、自分の関心の薄さを反省。今後は家族の一人として、積極的に支える事を誓うのだった。その後、明日葉家は毎年恒例の海水浴旅行へ行く事になる。これには明日葉ふみをも参加するため、明日葉くるみは非常に楽しみにしていたが、初日の夜になってもふみをは現れず、六実達は心配になる。そんな折、ふみをが脳出血で倒れ、緊急手術を行う事になったという電話が入る。六実達は急いで病院に向かい、手術は無事成功するが、そこで衝撃の事実が発覚する。病院到着後にくるみが体調を崩すが、それは、ふみをとの第四子を妊娠していたからであった。六実達は意外な展開に驚きつつも、新たな家族の誕生を喜ぶのだった。
第7巻
明日葉ふみをの意識は無事戻ったが、当面はリハビリ生活を送る事になった。一方、明日葉くるみは、鷹山温子から高齢出産のリスクを説明され、不安を感じていた。しかしふみをは、そんなくるみに、年齢を重ねる事は不安も多いが、その分、若い頃には得ていなかったものも、今は手に入れているはずだと励ます。それは家族の存在であると感じたくるみは元気を取り戻し、出産に向けて前向きに準備を進めるのだった。そんなある日、明日葉六実は図書館を首になってしまう。かろうじて明日葉ひなたには打ち明けられたものの、家族にどう伝えるべきか悩んでいると、病院から一時帰宅したふみをから、ふみをの大学で新しい研究室が設立されるので、そこで将来的に助手として働くため、もう一度大学院に通うのはどうかと相談される。家庭の事情で大学院を中退せざるを得なかった六実はこの話に乗り、ひなた達とも相談したうえで、受験を決意する。しかし面接当日、今まさに六実の順番になったところで、ひなたの陣痛が始まったとの知らせが届く。六実は迷わずひなたのもとへ向かい、病院にたどり着くが、同時にくるみの陣痛も始まり、二人は同じ日に出産する事になる。
登場人物・キャラクター
明日葉 六実 (あしたば むつみ)
明日葉家に婿入りした20代後半の男性。明日葉ひなたの夫で、旧姓は「相馬」。ひなたとくるみからは「むーくん」明日葉アスナと明日葉ぬくみには「ムコ」あるいは「婿」、明日葉詩音からは「わんわん」と呼ばれている。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした、茶色のウルフカットヘアにしている。中性的でかわいらしい雰囲気の、穏やかで心優しい性格。 やや気弱で押しにも弱く、ふだんは明日葉家の面々に振り回される事が多い。しかし、いざという時は落ち着いていて非常に頼りになる。また、仕事も非常に丁寧で、同僚達からは、その本への知識の深さが、変態的ですらあると評されている。実家は会津で、両親と祖母の相馬ちあきの四人で暮らしていた。それから成祥大学院に進学し、この時に成祥大学の教授である明日葉ふみをと、その娘であるひなたと出会う。 しかしある日両親を亡くし、学業を続けられなくなり、中退。その後、吉祥市図書館に就職し、明日葉家に婿入りした。長期出張で家を離れているふみをに代わり、明日葉家唯一の男性となるが、家に男性がいる事に慣れていないひなた達との、セクシーなアクシデントの被害者になる事が多い。
明日葉 ひなた (あしたば ひなた)
明日葉六実の妻で、明日葉三姉妹の長女。明日葉ぬくみの姪だが、年の離れた姉妹のように親しい。六実との結婚当初の髪型は、眉が隠れる高さで切ったラウンド前髪に、顎の高さで切り揃えた、金色のボブヘアにしていた。そのうち次第に髪が伸び、明日葉昴を妊娠した頃には、腰の高さまで伸ばしたロングヘアになった。非常に胸とお尻が大きくセクシーだが、やや太り気味な事を気にしている。 明るく元気な性格で、六実の事が大好き。六実を喜ばせるためには手段を選ばないところがあり、性に関しても、非常に積極的である。しかし独占欲が非常に強く、一度誰かと喧嘩をすると、自分からはなかなか折れない子供っぽい一面もある。特に母親の明日葉くるみとは喧嘩になる事が多く、妹の明日葉アスナと明日葉詩音には、内面がそっくりな母娘だと評されている。 ある日、父親の明日葉ふみをにお弁当を届けに行ったところ、同様にふみをのもとに向かっていた当時大学院生の六実と出会い、これがきっかけで交際、結婚に至った。六実が両親を亡くし、六実の家族が年老いた祖母のみになった事を非常に案じており、自分達が家族になる事で守りたいと考えている。
明日葉 くるみ (あしたば くるみ)
明日葉六実の義母で、年齢は42歳。明日葉三姉妹の母親であり、明日葉ぬくみの姉でもある。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして真ん中で分けた、紫色の癖のあるショートカットヘアにしている。胸とお尻が大きく、非常にセクシーな体型。そのため、明日葉ひなたと明日葉アスナの体型は、明日葉くるみの遺伝子の影響が大きいと言われている。 また、左目尻にほくろが一つある。穏やかでおっとりとした性格で、基本的に娘達には甘い。しかし、一度拗ねるとなかなか機嫌を直さない、やや子供っぽい一面もある。夫の明日葉ふみをとは非常に仲がよく、現在でも新婚時代と変わらないほど、ふみをを熱烈に愛している。しかしふみをが長期出張で家を離れているため、やや欲求不満気味の生活を送っていた。 そこに六実が婿としてやって来た事で、六実を非常に気に入り、ひなたと取り合う日々を送る事になる。やや天然気味なのと、家に男性がいる暮らしに慣れていない事から、家の中を裸同然の姿で歩く事もあれば、六実がお風呂に入っていたり着替えたりしている時も当然のようにやって来るため、無自覚に六実を困らせる事が非常に多い。 のちに、第四子の明日葉あさひを出産する。
明日葉 アスナ (あしたば あすな)
明日葉ひなたの妹で、明日葉三姉妹の次女。練馬区立石井草高校に通っている。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして真ん中で分け、顎の高さまで伸ばした、金色のウェーブボブヘアにしている。妹の明日葉詩音からは「お姉ちゃん」ではなく「アスナちん」と呼ばれている。気が強くぶっきらぼうな性格で、やや乱暴な口調で話す。しかし性の知識には疎く、赤ちゃんがどうすれば生まれるのかという事も知らないという、ピュアな一面もある。 また、やや潔癖なところがあり、性の話題を嫌うせいで、いつまでも正しい知識がつかないという、悪循環に陥っている。明日葉六実とは六実の婿入りをきっかけにいっしょに暮らす事になるが、六実がやって来た当初は、六実に対してやや意地悪な態度を取っていた。 また、義兄と認める事ができず「ムコ」と呼んでいた。しかし次第に六実の心優しい人柄に触れ、六実とひなたの結婚式を機に「アニキ」とも呼ぶようになった。部活動は剣道部に所属しており、家でもよく竹刀を持ち歩いている。だが、竹刀や防具が詩音のおもちゃにされて困っている。自室も詩音と同じで、詩音の面倒を見る事が多い。 勉強は一見苦手そうに見えるが、実は非常に成績がいい。
明日葉 詩音 (あしたば しおん)
明日葉ひなたの妹で、明日葉三姉妹の三女。小学校3年生。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして左寄りの位置で斜めに分け、腰まで伸ばした黒髪を、頭の高い位置で結んだツインテールヘアにしている。いつも、大きなうさぎのマスコットがついた髪飾りで髪を結んでいる。明るく元気な性格だが、一歩離れた視点で物事を見る事ができる、クールで大人びた一面もある。 明日葉六実とは、六実の婿入りをきっかけにいっしょに暮らす事になる。しかし六実がやって来た当初は、六実に対して義兄というよりも新しいペットができたような感覚で接しており「わんわん」と呼んでいた。だが、学校の友人には非常に優れた素敵な義兄ができたと見栄を張っており、なかなか友人達に本当の事を打ち明けられずにいた。 しかし、ある日友人達と歩いていたところ偶然六実と会い、さらに六実に助けられたのを機に真実を打ち明けた。三姉妹の末っ子である事から、妹がほしいという気持ちが非常に強い。そのため、六実とひなたに子供ができるのをとても楽しみにしている。
明日葉 ぬくみ (あしたば ぬくみ)
明日葉ひなた、明日葉アスナ、明日葉詩音の叔母。無職で、明日葉家に居候している。前髪をカチューシャで上げて額を全開にし、顎の高さまで伸ばした、茶色の癖のあるボブヘアにしている。姉同様胸とお尻が大きく、非常にセクシーな体型。ふだんは眼鏡をかけ、服装にも気を遣わないため地味に見える。しかしドレスアップすると、いっしょに暮らしているアスナさえ一瞬誰かわからなくなるほど、美しく見違える。 現在は仕事しておらず、ほぼ一日中家にこもりきりの生活を送っていた。そのため明日葉六実が婿入りをきっかけにいっしょに暮らす事になっても、その生活スタイルが原因で、六実と遭遇する機会が非常に少なく、なかなか六実の事を覚えなかった。ボーイズラブ作品が大好きで、明日葉ぬくみ自身もボーイズラブ小説を書いている。 そのため部屋には小説の書き方の本が大量にあるが、プロ作家というわけではなく、無職のままの居候に引け目を感じている。しかし、少しずつ前向きになり、本気でプロの作家を志すようになっていく。
明日葉 ふみを (あしたば ふみを)
明日葉六実の義父で、明日葉くるみの夫。成祥大学大学院で教授を務めている。前髪を上げて撫でつけ、額を全開にした、銀色の短髪。目が細く、いつも目を閉じているように見える。体型は背が高く、痩せ気味。穏やかで落ち着いた性格をしている。くるみとは非常に仲がよく、今でも新婚夫婦のような関係を保っている。六実とは、六実が大学院生の時に、教授と学生の関係であった。 また、この頃に明日葉ふみをの忘れ物がきっかけで、六実と明日葉ひなたが出会った。現在は長期出張で自宅を離れ、別の大学で仕事をしている。そのため自宅にはめったに戻ってこられず、くるみをはじめとする家族達に淋しい思いをさせてしまう事も多い。結果、六実が婿入りした頃も不在であったが、六実とひなたの結婚式直前にようやく帰宅し、式には無事参加した。 その後、脳出血で倒れて緊急手術を行うが、無事に成功。リハビリ生活を経て元の暮らしに戻った。
相馬 ちあき (そうま ちあき)
明日葉六実の母方の祖母。会津に住んでいる。前髪を眉が見えるように切ったラウンド前髪に、顎の高さまで伸ばしたボブヘアにしている。非常に小柄で、身長は小学3年生の明日葉アスナとさほど変わらないほど小さい。明るく豪快な性格で、やや乱暴な口調で話し、一人称は「俺」。娘と娘婿、そして六実の三人と会津で暮らしていたが、六実が会津を離れ、大学院生として東京で暮らすようになった頃、娘と娘婿を失う。 その後、六実の親代わりとなった。そのため、六実の結婚を非常に楽しみにしており、六実に明日葉家という新しい家族ができる事に喜んでいた。ある年の6月、六実の結婚式直前に体調を崩すが、すぐに回復し、式には無事参加した。女性に対して、よく体を触るなどのセクハラをする。
若宮 める (わかみや める)
明日葉ひなたの友人で、若宮の妻の若い女性。前髪を左寄りの位置で斜めに分けて額を見せ、胸の下まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。体型は痩せているが、胸が非常に大きい。ひなたからは「めるりん」と呼ばれている。物静かでおっとりとした性格。ある日、鷹山産婦人科に訪れた際、ひなたと出会い、友人になった。若宮との子供がほしいと考えているが、若宮の潔癖で優しすぎる性格が災いし、性生活がうまくいかず悩んでいた。 そこで、ひなたを通じて出会った明日葉六実に、どうすれば若宮に女性として意識してもらえるだろうかと相談する。しかし、これが傍から見ると、まるで若宮めるが六実を誘惑しているように見えてしまった事から、若宮に誤解されてしまう。 しかし、すぐに誤解は解け、めるから正直な気持ちを打ち明けた事で、若宮との性生活が改善された。料理が得意。
若宮 (わかみや)
明日葉六実と明日葉ひなたの友人。若宮めるの夫で、サラリーマンの若い男性。前髪を目の上で切った、癖のある短髪に眼鏡をかけている。あだ名は「あっくん」で本名は不明。穏やかで心優しいが、やや恋愛に対して潔癖すぎるところがある。そのため、めるを大切にし過ぎるあまり、彼女を性的な目で見ていいのだろうかという悩みがあった。 結果、結婚しているにもかかわらず未だにセックスがうまくできず、子供がほしいのに作れないという状況にあった。ある日、その悩みを解決するため、めると鷹山産婦人科に行った事で、六実とひなたに出会い、親しくなる。その後、一度は六実とめるの不倫を疑うが誤解とわかる。これがきっかけでめるとの関係が深まり、性生活もうまくいくようになった。
鷹山 温子 (たかやま あつこ)
鷹山産婦人科で医院長を務める女性。明日葉ひなたの担当医。前髪を上げて額を全開にし、胸まで伸ばしたこげ茶色のロングウェーブヘアに、眼鏡をかけている。クールな性格で、仕事に真摯に取り組んでいる。子供の頃、明日葉詩音を出産する明日葉くるみを偶然目撃し、その姿に感動した経験がある。そのため明日葉家に関しては一方的によく知っていた。 ある秋、明日葉六実とひなた夫妻が鷹山産婦人科に訪れた事で、ひなたを担当する事になる。しかしその直後、くるみの妊娠も発覚し、最終的には同日出産する事になった二人の赤ちゃんを取り上げた。