概要・あらすじ
執事協会から派遣された大波倉太は、大財閥の明日香家の令嬢である明日香じゅんの世話をすることになる。じゅんは手足を鎖で繋がれ、ベッドに縛り付けられていた。親が決めた結婚に反発して家出しようとしたため、監禁されているのだという。政界とつながりのある南堂家の息子、猛太が身動きできないじゅんを犯そうとした時、じゅんの怒りのパワーが爆発。
あらゆる武道、ボディービルで鍛え上げた怪力で鎖を引きちぎり猛太を倒す。じゅんは鉄のボディを持った美しい処女・アイアンバージンだった。
登場人物・キャラクター
明日香 じゅん (あすか じゅん)
大財閥である明日香家の一人娘。お嬢様育ちで世間知らず。天使のように愛らしい顔と、ビルドアップされた美しいボディを併せ持つ美少女。柔剣道、空手、少林寺拳法に通じ、ボディビルのトレーニングも欠かさない。日頃の鍛錬と、明日香家の遺伝のおかげで、人間離れした怪力を発揮する。親が進めようとする政略結婚に反発。自分で本物の男を見極めて結婚したいと願う。 かいがいしく身の回りの世話をする執事である大波倉太の優しさに少しずつ惹かれていく。
大波 倉太 (おおなみ くらった)
明日香家に派遣された若くて優秀な執事。明日香じゅんの世話係として働く。優しい性格で非力だが、じゅんを守るためには勇敢な一面を見せることもある。じゅんの美しい顔、戦いの女神のような逞しいボディに魅せられ、恋心を抱くようになる。名前は、両親が小舟で漁に出た際、大波を食らったときに母親が産気づいたことに由来する。
じゅんのママ
明日香じゅんの母親。代々美貌と怪力を受け継ぐ明日香家の女性の中で、珍しく怪獣のような恐ろしい風貌をした人物。じゅんを政略結婚させ、明日香家を日本一の財閥にしようと野心を燃やす。
じゅんのパパ
明日香じゅんの父親。恐妻家で、強硬な手段でじゅんに政略結婚を進めようとする妻に頭が上がらない。ひ弱で物腰の柔らかい人物。正体を隠してじゅんの危機を助けるなど、娘思いの父親らしい一面もある。
明日香 マキ (あすか まき)
明日香じゅんの叔母。ショートカットの巻毛が特徴の男装の麗人。スコットランド留学やアマゾン探検など、奔放な生き方をする自由人。姉であるじゅんのママに頼まれ、じゅんの処女を奪おうと画策する。
明日香メイ (あすか めい)
明日香じゅんの祖母。「自分を力づくで犯せる男」が結婚相手の条件というじゅんを旅に出す。自分が納得できる男を探せと、一見物分りの良いことを言うが実は策士。じゅんが乗るジープに発信装置を仕掛け、全国の財閥の子息に「じゅんを犯せ」と連絡する。
飛鳥 了 (あすか りょう)
明日香じゅんの遠い親戚に当たる男性。シルクハットにマント姿で、夜ごとディスコで踊るので、ドラキュラ伯爵の異名を持つ。明日香家によって財閥を乗っ取られた祖父の復讐を果たすため、じゅんに近づく。永井豪作『デビルマン』の同名登場人物をモデルにしている。
不動 明 (ふどう あきら)
飛鳥了の友人の男性。人間離れした悪魔のような腕力を持つ。飛鳥了の依頼を受け、明日香じゅんを襲い誘拐する。永井豪作『デビルマン』の同名登場人物をモデルにしている。
南堂 猛太 (なんどう もうた)
政界に通じる南堂家の息子。卑劣漢。南堂・明日香両家が決めた、明日香じゅんの結婚候補の一人。じゅんが監禁されていた際、手足を鎖で繋がれて動けないのをよいことに、力づくで犯して自分のものにしようとする。