概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
千鳥 (ちどり)
伊賀の忍者である少女で、戦災孤児だったところを忍びの師匠に拾われたという過去を持つ。幼いころに尾張の川で溺れていた所を偶然通りかかった織田信長に助けられ、「乱世を終わらせる」という夢を聞いたことから憧れを抱き、5年後に忍びとして仕えるようになった。忍びとしての腕は超一流であり、その戦闘力は織田家の勇将・森可成でさえもまるで相手にならなかったほど。 ただし、考えることが大の苦手なほか、カナヅチや方向音痴といった弱点も持っている。また、優しい性格のため、少しでも情が移った相手は殺すことができない。
織田 信長 (おだ のぶなが)
尾張の大名で、日本の乱世を終わらせるという大きな夢を持っており、高い見識と先見の明の持ち主。川で溺れていた幼い千鳥を偶然助けたことがきっかけで千鳥に憧れられるようになり、5年後、成長した千鳥を忍びとして雇う。大の甘党で、甘いものを食べると能力が上がる。同時に大の下戸でもあり、酒は一口飲むだけでひどく酔っ払ってしまうほど。 モデルは実在の武将織田信長。
助蔵 (すけぞう)
伊賀で修業をした忍者の男で、千鳥とともに織田信長に仕えることになる。戦闘力は千鳥に大きく劣るが、情報収集力や天気を読む能力などには長けており、織田家のためにその力を役立てることも多い。千鳥に好意を寄せているが、千鳥が非常に鈍感なため、全く気づいてもらえていない。
木下 秀吉 (きのした ひでよし)
織田信長の家来である武将で、千鳥とも仲が良い。当初は信長のパシリとして使われていたが、人に好かれる器量を持っており、徐々に頭角を現していく。性格は軽くてお調子者で、ボケを担当することが多い。森可成に「なかなか死なない」と評されるほど異常に打たれ強く、戦いの際にはいつも矢傷や刀傷を大量に負っては平然としている。 モデルは実在の武将豊臣秀吉。
帰蝶 (きちょう)
織田信長の妻で、美濃の大名・斎藤道三の娘である女性。自由奔放でつかみどころのない、天然ボケのような性格をしており、人の話も全然聞かない。しかし、「一緒にいると心が安らぐ」として信長からは非常に気に入られており、夫婦仲は非常に良い。父・道三からは「世界史上一の美女」と評されており、いとこの明智光秀からも好意を寄せられている。 モデルは同時代の実在人物濃姫。
明智 光秀 (あけち みつひで)
織田信長の家来である武将で、鉄砲の腕に優れる。当初は美濃の斎藤家に仕えていたが、諸国放浪を経て信長の家来となった。真面目な性格であり、周囲のボケに対してツッコミ役に回ることが非常に多い。帰蝶とはいとこ同士であり、かつては恋心を抱いていた。そのため、帰蝶への好意をつい口にしては信長の怒りを買うことがしばしばある。 モデルは実在の武将明智光秀。
ねね
木下秀吉の友人である女性。性格はいわゆるツンデレで、秀吉に好意を寄せながらもつっけんどんな態度をとっていたが、秀吉が桶狭間の戦いに参加することになった際に思いを伝え、戦が終わった後に夫婦となる。料理が壊滅的にヘタで、毒物を口にしても平気なように訓練されていた千鳥や助蔵でさえもが食べた後に悶絶して倒れたほど。 モデルは同時代の実在人物高台院。
森 可成 (もり よしなり)
織田信長の家来である武将。勇猛果敢で、特に槍の腕では並ぶ者がないと言われる。また、織田家きっての美男子で、女性からの人気が非常に高い。当初は「女が男の世界に首を突っ込むのは好きじゃない」と言って千鳥のことを認めていなかったが、手合わせであっさりと敗れてからは実力を認めるようになる。 モデルは実在の武将森可成。
竹中 半兵衛 (たけなか はんべえ)
美濃の斎藤家に仕えていた軍師。色白で細身の女顔で、弱冠20歳にして髪はすでに白髪という虚弱体質であり、何かあるとすぐ吐血をする。しかし軍略にかけては天才的であり、織田信長軍を翻弄したことから当初は千鳥にその命を狙われていたが、後に木下秀吉に仕えるようになる。モデルは実在の武将竹中半兵衛。
市 (いち)
織田信長の妹である女性。しとやかではかなげな美少女であり、信長から溺愛されているほか、木下秀吉など織田家家臣の中にも好意を抱いている者は多い。後に近江の浅井家に嫁いだが、織田家に敵意を抱いている浅井家の家臣団でさえ虜にしてしまう。モデルは同時代の実在人物お市。
書誌情報
信長の忍び 既刊16巻 白泉社〈ジェッツコミックス〉 連載中
第1巻
(2009年6月29日発行、 978-4592144946)
第2巻
(2010年2月26日発行、 978-4592144953)
第3巻
(2010年8月27日発行、 978-4592144960)
第4巻
(2011年6月29日発行、 978-4592144977)
第5巻
(2012年3月29日発行、 978-4592144984)
第6巻
(2012年12月26日発行、 978-4592144991)
第7巻
(2013年10月29日発行、 978-4592145325)
第8巻
(2014年8月29日発行、 978-4592145332)
第9巻
(2015年7月29日発行、 978-4592145349)
第10巻
(2016年9月29日発行、 978-4592146384)
第11巻
(2017年2月28日発行、 978-4592146391)
第12巻
(2017年8月29日発行、 978-4592105190)
第13巻
(2018年3月29日発行、 978-4592105206)
第13巻
(2018年3月29日発行、 978-4592161134)
第14巻
(2018年8月29日発行、 978-4592105213)
第14巻
(2018年8月29日発行、 978-4592161141)