概要・あらすじ
チョビンはフェアリスターの王子で、敵の襲撃から逃れてきたが、ロケットの故障により地球に不時着。別に脱出してはぐれたママ上を探しながら、トンカラ森の天川ルリの家で暮らすようになった。ルリや森の動物たちとの交流で、他人を思いやる気持ちや素直な心などを学んでいく。
登場人物・キャラクター
チョビン
卵形の体に長めの髪と大きな目、胴体中央に細い腕、脚部なしで足がついている、人間の頭二つ分くらいの大きさの宇宙人。左手首に大きな星型の模様がついた丸い飾り、フェアリスターの王の証である星のしずくをつけている。この星のしずくの機能で地球の言葉が理解できる。どこかの異星フェアリスターの王子で、闇の国から攻めてきたブルンガ兵団に追われて逃亡中、乗っていたロケットの故障で地球のトンカラ森に不時着した。 脱出のときにはぐれた女王ママ上を探している。トンカラ森で暮らしていた天川博士の家に転がり込んだ。博士の孫娘、天川ルリを驚かせることが楽しみ。ワガママで乱暴で、悪気はないがイタズラ好きだが、ルリたちとの生活で他人を思いやる気持ちが育ってきている。
天川 ルリ (あまのがわ るり)
『星の子チョビン』に登場する人物。ショートカットにカチューシャをしている女の子。両親とは死別しているらしい。まだ小さいが家事はひと通りこなす。トンカラ森の一軒家で祖父の天川博士と暮らしている。初対面でチョビンが星の王子様と聞いて笑い飛ばしてしまった。周囲に人が住んでいないため、チョビンは貴重な友人となる。
天川博士 (あまのがわはかせ)
『星の子チョビン』に登場する人物。白髪頭で長い顔に口髭と顎鬚をきれいに伸ばしていて楕円のメガネをかけた老人。トンカラ森の一軒家で孫娘の天川ルリと暮らしている。穏やかな人物で、パイプを燻らせながら本を読んでいることが多い。
ママ上 (ままうえ)
『星の子チョビン』に登場する人物。人間の姿とほぼ同じだが、背中にトンボのような羽がある宇宙人。どこかの異星フェアリスターの女王で、闇の国から攻めてきたブルンガ兵団に追われて逃亡中、乗っていたロケットの故障で地球に不時着したらしい。一緒に逃げていた息子の王子チョビンと別に脱出したため、はぐれてしまった。
集団・組織
ブルンガ兵団 (ぶるんがへいだん)
『星の子チョビン』に登場する組織。チョビンたちが暮らしていたフェアリスターに攻め込んできた闇の国の軍団。チョビンの持つ星のしずくを狙って、トンカラ森まで刺客を放ってきた。