暁の海を征け

暁の海を征け

作者・津雲むつみが、『空と海と蜃気楼と』の次に連載した長編作品。明治時代の東京、英国が主な舞台。元号が慶応から明治に変わった日に生まれた二人の少女、小澤華子と島崎美鈴は女学校の親友同士。いつまでも友達でいようと誓い合う。そんなある日、華子は鹿鳴館の夜会で英国人のヘンリーに出会い、やがて彼と愛し合うようになる。激動の時代を背景に、二人の女性の恋と人生を描いた人間ドラマ。自由奔放に生きる華子と控えめで我慢強い美鈴という、正反対な性格の二人の対比が特徴。集英社「YOU」2007年NO.18から2011年NO.19まで連載。なお、番外編「潮汐」「一枚の写真」が同誌NO.20とNO.21・22合併号に掲載された。

正式名称
暁の海を征け
ふりがな
あかつきのうみをゆけ
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

小澤 華子 (おざわ はなこ)

子爵の令嬢。明治に改元した、新暦の1868年10月23日生まれ。同じ日に生まれた小澤華子とは、同じ女学校に通う親友。幼なじみの婚約者がいたが、鹿鳴館の夜会で英国人のヘンリー・ルイス・ジェファーソンと出会い、恋仲になる。やがて両親の猛反対を押し切り、ヘンリーと結婚してロンドンへと旅立つ。英国ではハナコ・ジェファーソンを名乗る。

島崎 美鈴 (しまざき みすず)

華族である島崎家の総領娘。明治に改元した、新暦の1868年10月23日生まれ。同じ日に生まれた小澤華子とは、同じ女学校に通う親友。母の病気が悪化したことから、女学校を辞めて結婚を早め、平岡家の次男・健吾を婿に迎える。以来、自堕落な暴君、健吾の仕打ちに耐え忍ぶ性格を送る。

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