桜の花 咲くころ

桜の花 咲くころ

日常の生活での家族や友人など、人同士のつながりの大切さを描いた短編。北条司の別作品『こもれ陽の下で…』の前日譚であり、「週刊少年ジャンプ」H5年3・4号に掲載された。北条司2冊目の短編集『桜の花 咲くころ 北条司短編集2』に収録されている。

正式名称
桜の花 咲くころ
ふりがな
さくらのはな さくころ
作者
ジャンル
日常
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概要・あらすじ

自宅の隣にある空き地に突然開店したモーターホームの花屋と、そこに住む西九条沙羅に興味を示す桜井真樹。沙羅が自分と同じクラスに転校してきて2週間経つのに、いまだに沙羅と話せていないことに悩む真樹は、「今日こそは沙羅と話す」と決意して学校へと向かう。

登場人物・キャラクター

桜井 真樹 (さくらい まさき)

元気いっぱいの小学5年生の男の子。転校してきた西九条沙羅の何か秘密を持つような目と、大人びた雰囲気に引きつけられる。自宅にある大きな桜の木を大事に思っており、花が咲かないことを沙羅に相談したことで、2人は友達となる。

西九条 沙羅 (にしくじょう さら)

空き地に開店した花屋の娘で、桜井真樹のクラスに転校してきた女の子。クラスでは目立たないように振る舞っており、どこか冷めたような感じだが、草花に話しかける時は別人のような穏やかな表情になる。草花と心をかよわせて意志の疎通ができる特殊な力を持つが、父親以外には秘密にしている。

真樹の父 (まさきのちち)

桜井真樹の父親。自宅にある花が咲かないうえに倒れそうな桜の木の伐採に、本音では反対だが現状を考えて消極的賛成の立場を取っている。

真樹の母 (まさきのはは)

桜井真樹の母親。真樹が自宅にある桜の木に登って、昔のように落下することを心配して厳しく注意する。桜の木の伐採には賛成している。

沙羅の父 (さらのちち)

西九条沙羅の父親で、空き地で花屋を開いている。樹医の経験もあり、桜井真樹の自宅にある桜の木の治療を行う。大柄の体格なうえにスキンヘッド、髭面で、常にサングラスをかけており、初対面の人間からは驚かれている。

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