概要・あらすじ
16歳の時、短期間に3人の男性と付き合い、父親のわからない子供を妊娠した畑野とり子。その子を自分の子として育てようといいプロポーズしてきた第4の男畑野作造と結婚するが、ある日最初の恋人によく似た男が殺人犯として捕まるニュースを見て、息子畑野うさ吉に殺人者の血が流れているのではないかと恐れるようになる。
登場人物・キャラクター
畑野 とり子 (はたの とりこ)
26歳の女性。16歳の頃、短期間に3人の男性と付き合い、父親のわからない子供を妊娠。その3人とは別れたが、子供を自分たちの子として育てようとプロポーズしてくれた畑野作造と結婚した。平穏に暮らしていたある日、ニュースで名前も知らなかった最初の恋人によく似た顔の水下幸人が、殺人犯として射殺されたことを知り、息子畑野うさ吉が殺人者の血を継いでいるのではないかと恐れる。
畑野 うさ吉 (はたの うさきち)
10歳の少年。畑野とり子の息子。父親は不明。「うさ吉」という名前は父畑野作造の命名。おとなしい性格だったが、最近反抗期になり、同級生の清水くんとよく喧嘩をするようになった。
畑野 作造 (はたの さくぞう)
畑野とり子の夫。会社員。父親のわからない子供を妊娠していたとり子にプロポーズして結婚。そうして生まれた息子畑野うさ吉可愛がっている。最近よく喧嘩をするようになったうさ吉に、暴力を止めるためのおまじないを教える。
水下 幸人 (みずした ゆきひと)
連続殺人事件の犯人。過去十八件の傷害事件を起こしていた。先祖代々風の吹く日に凶暴になる性質を受け継いでいる。畑野とり子の最初の恋人に顔が似ているが、本人かどうかは定かではない。
清水 (しみず)
畑野とり子の息子畑野うさ吉の同級生の少年。何度もうさ吉をからかって、喧嘩をしている。