椿鬼

椿鬼

大自然の山奥に住む若く美しき女マタギの椿鬼は、山村に棲む村人たちを物の怪から助けたり、時には村人たちの犯した罪を罰する。1人のマタギの少女を通して人間の業を描いた本格アクションホラー。山に棲む鬼を鬼となって退治する「又鬼(またぎ)」。作者の押切蓮介は「マタギ」の語源として言い伝えられているこの一説に魅了され、本作『椿鬼』を生み出すきっかけとなった、と語っている。「ホラーミステリー」2009年8月号から2010年2月号にかけて連載された作品。

正式名称
椿鬼
作者
ジャンル
ホラー一般
レーベル
ぶんか社コミックス(ぶんか社)
関連商品
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概要・あらすじ

山奥の山村に棲む末吉は、60歳を過ぎた年寄りは山奥に姥捨てをしなければならないという村の掟に従い、おっ母を背負って山の奥深くへと入っていく。人馬峠を越えて耳鳴川を渡り、柊山を通った先には、岩山だらけの殺風景な光景が広がっていた。末吉は断腸の思いでおっ母を置いて山を降りようとした時、岩山の上に仮面をかぶった、浮世離れした容貌の男を目撃する。

その姿を一目見てヤマミサキ神だと思った末吉は、おっ母のことを宜しく頼むと願い、再び山を降りようとする。すると、ヤマミサキ神は、突如末吉に襲いかかる。その現場にマタギの少女・椿鬼が、偶然通りかかり、末吉を助けるために、ヤマミサキ神と対峙することになる。

登場人物・キャラクター

主人公

マタギの少女。長い黒髪で、後頭部で1つに束ねた髪は背中まである。背中には出刃包丁のような刃物を仕込み、布で包んだ村田銃「シロビレ」を背負う。子供の頃からマタギの父親の背中を見て育ち、自らもマタギとして... 関連ページ:椿鬼

山奥の山村に住む男性。黒髪で前髪が右目を覆うほどに長い。気が弱く、兄の大吉からは「愚図」と呼ばれて頭が上がらない。村の掟で、60歳になったおっ母を山奥に捨てなければいけなくなり、大吉から強引にその役目... 関連ページ:末吉

大吉

山奥の山村に住んでいる男性。黒髪で前髪を中分けにしている。末吉の兄で、愚図で気が弱い末吉に対しては高圧的な態度を示す。女遊びが高じて腰を痛めてしまい、村の掟で、60歳になった実母のおっ母を山奥に捨てに行く役目を、強引に末吉に押し付けた。

おっ母

山奥の山村に住んでいる老女。末吉と大吉の母親。村には、60歳になった老人は山へ捨てられ、その後、ヤマミサキ神が現れて、捨てられた老人たちを極楽へ連れて行くという言い伝えがあう。その掟に従って、息子の末吉に背負われて村を出て行く。

山奥に棲む、浮世離れした格好の男性。長い白髪とひげを生やして仮面をかぶり、山伏のような格好をしている。言い伝えによると、ヤマミサキ神は山に捨てられた老人を、極楽へ連れて行ってくれるとされている。しかし... 関連ページ:ヤマミサキ神

正一

朽木村に住む13歳の黒髪の少年。村の近くにある川で川魚を捕まえて生活を営んでいる。村の住人の中では若い方で、働き盛りであるにも関わらず、村ではあまり仕事を任せてもらえない。体がなまって仕方がないと不満を抱いている。同じ村の住人の笛江とは仲が良く、家族からは将来、彼女を嫁にもらうことを期待されている。

朽木村に住む13歳の少女。黒くて長い髪を後頭部で1つにまとめている。女は村の繁栄の源として大事にされており、笛江もその例に漏れず、基本的には家の中で過ごすように言いつけられている。しかし、明るく活発な... 関連ページ:笛江

ハクのオババ

朽木村に住む、長い白髪の老婆。行方不明になっていたが、朽木村の住人である橋爪のジイさんに、山から下りて来る姿を目撃された。その後、3日ぶりに村に戻って来た。女は村の繁栄の源とされてはいるが、老女には冷たく、村人からは「ババア」や「クソババア」呼ばわりされている。そんな村人たちの態度に憤慨している。

クールで冷たい雰囲気をまとったマタギで、白髪の男性。弟子のサンジとともに山奥で暮らしている。村田銃を常に持ち歩いており、獲物を肉眼で見ることなく、射撃して命中させる必殺技「盲目の飛龍」を持つ。朽木村で... 関連ページ:サンジの師匠

サンジ

黒くて長い髪をしていて、長い前髪で右目を隠した少女。背中に大きなリュックを背負っている。サンジの師匠とともに山奥で暮らしている。明るく活発な性格で、師匠を日本一のマタギと尊敬して付き従っている。朽木村で腕に自信のある男を集めて山狩りをするという噂を聞き、朽木村へと向かった師匠に同行する。

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