概要・あらすじ
大学生の山城郁巳は、探偵社「江戸川ユーティリティー」にアルバイトとして入社した。探偵の仕事に憧れていた郁巳だったが、実は「江戸川ユーティリティー」は探偵業務だけではなく、何でも屋のような会社であった。こうして郁巳は、爆撃機ストラトフォートレスを奪還するという、やたらスケールの大きな仕事の手伝いをしたり、銀行強盗を捕まえたと思ったらなぜか強盗が自分の家の居候になったりと、訳がわからないシュールな日常を送ることとなる。
登場人物・キャラクター
山城 郁巳 (やましろ いくみ)
探偵社「江戸川ユーティリティー」の学生アルバイトの青年で、江戸川瞳の部下。最初は書類仕事と掃除ばかりさせられていたが、のちに尾行の素質があることが判明し、瞳から尾行術を仕込まれる。しかし、尾行をしているシーンよりも、ギャグに突っ込むシーンの方が遥かに多い。
江戸川 瞳 (えどがわ ひとみ)
探偵社「江戸川ユーティリティー」の所長を務める若い女性で、山城郁巳の雇用主。郁巳は初対面では「美人」と評していたが、あまりに破天荒な言動が多いため、その後は評価が「残念美人」にシフトしている。一方で江戸川瞳本人は美人と言われてまんざらでもない様子で、郁巳に気があるようなそぶりを見せている。戦闘能力は高く、銀行強盗くらいなら苦もなくお縄にできる。
大西 (おおにし)
探偵社「江戸川ユーティリティー」で助手を務める壮年男性で、江戸川瞳の部下。既婚者であり、瞳に見合いを斡旋したりしている。有能なエージェントらしいが、普段は掃除ばかりしていて、活躍の機会はほとんどない。
藤野 香子 (ふじの こうこ)
江戸川瞳の友人の若い女性。よく探偵社「江戸川ユーティリティー」に遊びに来ている。本職は書店員。瞳とは古い付き合いで、お互いのことをよく知りあう仲。山城郁巳が1人で留守番をしていたところにやって来た時、お茶を勧められて「ナンパ?」とからかうなど、ノリの軽い性格。
居候兄 (いそうろうあに)
山城郁巳と江戸川瞳が銀行で偶然に遭遇した銀行強盗兄妹の兄。瞳の活躍によって逮捕されたはずだが、なぜか出獄した挙句、郁巳のアパートに勝手に転がり込んで来た。妹のミチコと郁巳の仲を応援している。
ミチコ
山城郁巳と江戸川瞳が銀行で偶然に遭遇した銀行強盗兄妹の妹。瞳の活躍によって逮捕されたはずだが、なぜか出獄した挙句、郁巳のアパートに勝手に転がり込んで来た。郁巳に懐いており、チューまでならしてもいいなどと、口にする。
場所
江戸川ユーティリティー (えどがわゆーてぃりてぃー)
江戸川瞳が所長を務め、大西が助手、山城郁巳がアルバイトをしている探偵社。探偵社らしい素行調査やペット捜索などが主な業務ながら、要人護衛、盗まれた爆撃機の奪還、悪の秘密結社の壊滅、夕飯の買い物など何でもこなす。