火葬場のない町に鐘が鳴る時

火葬場のない町に鐘が鳴る時

和夏弘雨の代表作。夕方6時を過ぎると町には不思議な鐘が鳴り、「冥奴(めいど)様」と呼ばれる化け物が現れる言い伝えが残る静かな日本の田舎町「みとず町」が舞台。数年ぶりにみとず町に舞い戻った卯月勇人は、町がすっかり様変わりしており、迷信と思われていた冥奴様が実際に存在することを知る。勇人と幼なじみの豊橋咲が怪異の恐怖と謎に翻弄される姿を描いた、ホラーミステリー。パニックホラーものの王道を押さえつつ、一度読み始めると目が離せない謎が謎を呼ぶ展開が魅力となっている。講談社「ヤングマガジン海賊版」で2014年9号より配信の作品。

正式名称
火葬場のない町に鐘が鳴る時
ふりがな
かそうばのないまちにかねがなるとき
漫画
ジャンル
怪談・伝奇
 
サスペンス
レーベル
ヤンマガKCスペシャル(講談社)
巻数
全14巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

卯月 勇人 (うづき ゆうと)

家の都合で東京から山奥の「みとず町」に引っ越してきた高校生の少年。幼い頃はみとず町に住んでいたため、幼なじみの豊橋咲との再会を楽しみにしており、引っ越しを前向きに受け入れている。しかし、舞い戻ったみとず町は夕方6時以降に謎の鐘が鳴ると、「冥奴(めいど)様」と呼ばれる化け物が現れるようになっていた。当初は冥奴様を迷信と考えていたが、実際に冥奴様から襲われ、再会した咲に助けてもらう。その後も父親が失踪したり、母親が錯乱したり、警告を与える謎の存在が現れたりと、立て続けにさまざまな異変に見舞われた結果、みとず町の謎を解明するために行動を開始する。

豊橋 咲 (とよはし さき)

みとず町に住んでいる少女。明るめの黄色い髪をツインテールにしている。卯月勇人とは幼なじみの関係で、幼い頃はいつもいっしょに遊んでいた。明るく楽天的な性格ながら、勇人が急に引っ越したことを怒っており、再会した際も勇人に辛らつな態度で接した。勇人との再会に気を取られ、夕方6時を告げる音に気づくが時すでに遅く、勇人と共に冥奴(めいど)様に襲われてしまう。その際に勇人を助けて自分の部屋にかくまい、町が様変わりした経緯を彼に伝えた。実は父親が半年前に行方不明となり、しばらくして父親の訃報と骨壺を受け取っている。勝手に父親が火葬されたことから、みとず町で起きている怪異を隠蔽しようとしている者がいるのではないかと疑っている。

クレジット

原案

碧海 景

書誌情報

火葬場のない町に鐘が鳴る時 全14巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉

第1巻

(2015-06-27発行、 978-4063826166)

第2巻

(2015-06-27発行、 978-4063826173)

第3巻

(2015-09-25発行、 978-4063826913)

第4巻

(2016-02-05発行、 978-4063827293)

第5巻

(2016-05-20発行、 978-4063827880)

第6巻

(2016-08-19発行、 978-4063828405)

第7巻

(2016-11-18発行、 978-4063828825)

第8巻

(2017-02-20発行、 978-4063829297)

第9巻

(2017-05-19発行、 978-4063829679)

第10巻

(2017-09-20発行、 978-4065101551)

第11巻

(2017-12-20発行、 978-4065105665)

第12巻

(2018-04-20発行、 978-4065112854)

第13巻

(2018-09-20発行、 978-4065124734)

第14巻

(2019-04-18発行、 978-4065152805)

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