炎の闘球児 ドッジ弾平

炎の闘球児 ドッジ弾平

闘球「スーパードッジ」に魅せられ、球川小闘球部に入部した一撃弾平の活躍を描いた小学生ドッジボール漫画。

正式名称
炎の闘球児 ドッジ弾平
ふりがな
ほのおのとうきゅうじ どっじだんぺい
作者
ジャンル
その他スポーツ
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概要・あらすじ

小学校入学の前日、球川小闘球部の練習に遭遇した一撃弾平。そこへチンピラが現れ、部員たちにケンカを仕掛けるが、弾平はキャプテン三笠と協力してドッジボールでチンピラたちを撃退した。キャプテンの語るドッジボールに魅力を感じた弾平は、闘球部への入部を希望。翌朝、習慣となっていた父の墓石とのキャッチボールを行うと、墓石が倒れ、炎のマークがついたボールが出てくる。

弾平の父・弾十郎もまた闘球の選手だったことを知った弾平は、その炎のボールを手に小学校へと向かう。

登場人物・キャラクター

一撃 弾平 (いちげき だんぺい)

小学1年生男子。やんちゃで自由奔放な性格。2歳の頃から欠かさず父・一撃弾十郎の墓石にボールをぶつける「キャッチボール」を行っていた。球川小闘球部の三笠キャプテンとの出会いによってスーパードッジに目覚め、球川小闘球部に入部。小学1年生とは思えない球威を持つ球を投げることができる。当初はチームプレイの概念や練習の必要性を理解せずサボることもあったが、次第に自他共に認めるエースへと成長していく。 小学校入学の日に父の墓から出てきた炎のマークがついたボールを形見として大事にしている。

小仏 珍念 (こぼとけ ちんねん)

小学1年生男子。一撃弾平の親友。弾平の父・一撃弾十郎の墓がある寺の小坊主。弾平と共に球川小闘球部に入部。練習を積み、弾平と共にチームの一員として成長していく。ボールを避けるのが得意。

三笠 (みかさ)

一撃弾平が1年生の時に球川小闘球部のキャプテンを務めていた少年。スポーツマンシップと実力を併せ持っており、部員たちに慕われている。一撃弾平にスーパードッジの面白さを伝え、奔放な彼を一人前の選手へと育てた。

火浦 (ひうら)

一撃弾平が1年生の時に球川小闘球部の副キャプテンを務めていた少年。弾平が闘球部に入部を希望していると知り、弾平の資質を見極めるためとしてしごきを行う。負けん気が強いため弾平とは衝突が多いが、チームメイトとしては頼れる先輩。

一撃 弾十郎 (いちげき だんじゅうろう)

一撃弾平の父親。一流の超闘球戦士。「炎のシュート」と呼ばれる、すさまじい威力を持つシュートを操っていた。巨大な墓があることから弾平には死んだものと思われているが、墓にはボールしか入っておらず、生死不明。旅をしながら強者と闘球を行っていたことから、各地に彼を慕う者がいる。

一撃 はるか (いちげき はるか)

一撃弾平の母親。スイミングスクールのコーチをしている。運動神経は抜群で、ドッジで行き詰る弾平にヒントを与えることも多い。豪快な性格で、弾平の自由奔放な気性を頼もしく思っている。

二階堂 大河 (にかいどう たいが)

聖アローズ学院闘球部の天才少年。一撃弾平とは同年代で、お互いに認め合う最高のライバル。大金持ちの子息で、闘球部の専用練習ドームを親に頼んで建ててもらった。球川小闘球部との練習試合のあと、ヨーロッパに留学。一時帰国時には弾平に助言を与えることもあった。後にヨーロッパ選抜チームを率いることとなる。

御堂 嵐 (みどう あらし)

スーパードッジのクラブチーム・ブラックアーマーズのキャプテンを務める少年。左目に傷痕がある。ボールに螺旋状の回転を加える「スピントルネードショット」を得意とする。一撃弾平との試合の後、お互いを認め合う。

陸王 冬馬 (りくおう とうま)

荒崎小闘球部の主将を務める少年。筋肉質で常に破れたシャツを着ている。高威力のショットを得意とし、ヒットした相手を病院送りにしてしまうこともしばしばある。ピーナッツが好き。荒くれた言動だが、校長先生には頭が上がらない様子。

尾崎 (おざき)

三笠卒業後の球川小闘球部の、新キャプテンを務める少年。体格はいいがおっとりした性格ゆえ、部員に舐められてしまうこともあったが、キャプテンとしての責任感は非常に強く、部員たちにも慕われるようになる。

藤堂 みさと (とうどう みさと)

球川小闘球部の選手兼マネージャーを務める少女。サッカー部の兄がおり、サッカー部と闘球部の試合をきっかけに入部した。サッカーの才能も持ち合わせている。

集団・組織

球川小闘球部 (たまがわしょうとうきゅうぶ)

スポーツが盛んな球川小の中でも、特に実力が高く、県下でも1、2を争う強豪チーム。校内にある闘球像はかつてチームが全国制覇したときに作られたもの。一撃弾平、小仏珍念たちが属する。

聖アローズ学院闘球部 (せんとあろーずがくいんとうきゅうぶ)

まだ創立間もない聖アローズ学院の闘球部。主将・二階堂大河の資金力により、広大でハイテクな練習用施設を有している。また、練習時は鉄の入ったボールを使用している。

ブラックアーマーズ

スーパードッジの強豪クラブチーム。常日頃、黒いアーマーの上に重しのついたプロテクターをつけて動きを制限して特訓を行っている。規則には厳しく、破った者は即除名処分となる。

荒崎小闘球部 (あらさきしょうとうきゅうぶ)

すさんだ雰囲気の小学校。スーパードッジを球技というより格闘技として捉えており、練習方法もお互いのパンチを受けあうなどボールをあまり使わない。そのため筋肉質な体格の選手が多く、柔軟性に欠けるところがある。

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