概要・あらすじ
志賀無用ノ介は、賞金稼ぎを生業としていた父と、町の遊女との間に生まれた「無用の子」として育ち、世間からは用なしいぬと呼ばれる孤独な男。父亡き後、自らも賞金稼ぎとして日々を生きる隻眼の素浪人。我流の野良犬剣法で数々の急場を凌ぎ、生きるために必死で闘っていく姿を描く。
登場人物・キャラクター
志賀 無用ノ介 (しが むようのすけ)
賞金稼ぎの父と遊女の母の間に生まれ、世間からは「無用の子」として育つ孤独な素浪人。幼い頃に誤って父に切りつけられ隻眼になった。我流の野良犬剣法ながら、その剣の腕は卓越している。
志賀 風之介 (しが かぜのすけ)
『無用ノ介』の登場人物で無用ノ介の父親。賞金稼ぎとして少年無用ノ介と旅を続けていたが、野宿で寝入ってる時に誤って無用ノ介を敵と勘違いして左目を切ってしまう。最後は雪のなか、大勢の武士たちと戦って絶命する。物語のなかで度々回想シーンに登場する。
おうめ
『無用ノ介』の登場人物で無用ノ介の母親かと思わせる人物。再会したおうめは「おかね」と名前を変えた強欲な金貸しの女だった。生き別れた息子は右の掌にほくろがあり、無用ノ介にもそのほくろはあったが、達之進というのが息子の名前だった。