概要・あらすじ
無風と下間隼人は、師匠・愛洲移香斎から「野兎斬り」の秘太刀を伝授され、それぞれ戦国の世に繰り出した。月日は流れ、富樫軍の侍大将に昇格した隼人は、自分と同じ実力を持っていながら名を馳せない無風の行方を気にかけていた。あるとき下間隼人の前に剣術の才を持った少年が現れ、隼人は無風を探すように命じる。
登場人物・キャラクター
無風 (むふう)
下間隼人と共に愛洲移香斎から「野兎斬り」の秘太刀を伝授された男性。下間隼人と戦国の世に出たものの行方知らずとなる。
下間 隼人 (げま はやと)
無風と共に愛洲移香斎から「野兎斬り」の秘太刀を伝授された男性。その後、戦国の世に出て富樫軍の侍大将に昇格する。
愛洲 移香斎 (あいす いこうさい)
戦国の世に名を知らしめた優秀な剣術家で、無風と下間隼人に「野兎斬り」の秘太刀を教え込む。歴史上の人物、愛洲久忠がモデル。
五郎太 (ごろうた)
武士にあこがれ、下間隼人の家来を志願する剣鬼の才を持った少年剣士。下間に腕を見込まれ、修業をするようにと無風のもとへ送られる。
伝造 (でんぞう)
下間三勇士の一人。雑魚の武士の首を6つほど落とす実力を持っている。
場所
三又城 (みつまたじょう)
『無風伝』に登場する城。下間隼人が城代を務める。
その他キーワード
野兎斬り (やとぎり)
『無風伝』に登場する技。体に傷をつけずうさぎの毛のみを斬って太刀先の見切りを会得する剣術。