現代柔侠伝

現代柔侠伝

第二次世界大戦後の混乱の中で元戦闘機の飛行士柳勘太郎と息子柳勘一は離れ離れになり、数奇な運命を経て邂逅する。バロン吉元の代表作『柔侠伝』シリーズの第3作。

正式名称
現代柔侠伝
作者
ジャンル
柔道
レーベル
さくらコミックス(さくら出版)
巻数
全2巻
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概要

第二次世界大戦が終わり、復員した柳勘太郎は妻柳朝子と息子柳勘一を探すうちに思わぬ道に足を踏み入れる。一方幼い柳勘一は全国を転々とした後に運命に導かれ柔道と出会う。

登場人物・キャラクター

主人公

『現代柔侠伝』の主人公の1人。額の左側に古傷がある。一人称は「わが輩」。第二次世界大戦中は、陸軍の戦闘機部隊八九三部隊に所属する飛行士だった。離れ離れになった妻柳朝子と子柳勘一を探すうちテキヤとなる。... 関連ページ:柳勘太郎

柳勘一

『現代柔侠伝』の主人公の1人。柳勘太郎、柳朝子の息子。登場時4歳。第二次世界大戦後、両親と離れ離れになる。全国を転々とした後、熊本鎮西高校で柔道にはげむうちに祖父柳勘九郎、父柳勘太郎を思わせる逞しさを身に着ける。電光投げを得意とし、鬼勘と呼ばれるようになる。中学生の時に右目の視力を失った。

滝村

細い目で髪を固めた男性。新興テキヤ菊水組の大幹部。権謀術数を廻らして構成員二万人の菊水グループを組織するに至り、黒龍会の中野国彦やテキヤとなった柳勘太郎と対立する。のちに柳勘太郎の息子柳勘一と行動を共にするようになる。

白鳥 秀三

『昭和柔侠伝』から引き続き登場する。坊主頭で、頭に無数の傷がある。始終鼻をかみ、くしゃみをしている。第二次世界大戦中は柳勘太郎が所属する八九三部隊の隊長。戦後は戦死した部下たちの遺族を訪問し遺書や遺品を配達して回った後、菓子屋を営んでいた。しかしその後再び飛行機の操縦桿を握ることになる。

髭を生やした鋭い目つきの男性。右足は義足。『昭和柔侠伝』から引き続き登場する。戦時中、憲兵将校という地位を利用して財を蓄え、第二次世界大戦後は政治結社黒竜会を組織し、菊水組など十団体のヤクザ組織を配下... 関連ページ:中野 国彦

柳 朝子

ところどころくるくると跳ねた髪が特徴。東北弁で話す女性。第二次世界大戦後、夫柳勘太郎・息子柳勘一と離れ離れになる。新興テキヤ組織菊水組の滝村の手で悲痛な境遇に陥れられるなど数奇な運命を辿る。

柳 三郎

古い学生帽を被った少年。旧姓醍醐。露店でハーモニカを売る柳勘太郎の前に現れた戦災孤児。始めは柳勘太郎を「親分」と呼んでいたが、その後養子となる。柳勘太郎の実子柳勘一とは同い年。音楽に才能を発揮する。

村木 彦政

坊主頭で背が低く、ずんぐりとした男性の柔道家。全日本選手権三度優勝など輝かしい実績を持ち、郷里・熊本で警察の柔道師範をつとめる。師匠は猪熊利一郎。柳勘一に縁を感じ、柔道の道に進ませる。

遊子

登場時17歳。左目の下にほくろがある女性。万引きに天性の才能を持つ。兄二人、弟一人の四人兄弟だが、揃って札付き。柳勘一に興味を持ち、時々目の前に現れるようになる。

大月 健之進

分厚い眼鏡をかけ、厚い唇の男性。鹿児島出身でから熊本大学に在学する。全学連を率いて砂川闘争に参加するなど学生運動に身を投じ、卒業後は協同通信社社会部の記者となる。従妹の吹雪茜と柳勘一が出会うきっかけを作る。

吹雪 茜

吹雪牧場の娘。登場時13歳。大月健之進の従妹。明るく活発で、学生でありながら吹雪牧場で忙しく働く。柳勘一は彼女に一目惚れする。

辺見 一郎

一見優しい顔をしているが、妖気漂う表情を見せることがある。鹿児島の薩南商業高校柔道部に所属し、柳勘一と同い年。家は鹿児島一の分限者と呼ばれる名家で、頭が良く柔道も強いため女性に人気がある。初めて対戦して依頼、長く柳勘一に対して敵意を燃やし続ける。

日輪

柳勘一の前に現れる僧侶姿の男性。いつも目が笑っているが、僧衣の下には逞しい身体を隠している。日輪宗の教祖と名乗る。裏の世界にも通じている謎の僧侶。

倉田 典膳

目が小さく顔に傷がある。背は低いががっしりとした体つき。警視庁の刑事で刑事部捜査五課に所属する。密命を帯びて捜査を行う秘密捜査官。部下谷地草カオルと共に柳勘一の前に現れる。

書誌情報

現代柔侠伝 全2巻 さくら出版〈さくらコミックス〉 完結

第1巻

(1999年7月発行、 978-4916085337)

第2巻

(1999年8月発行、 978-4916085504)

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