概要・あらすじ
とある大学の新入生・高世えり子は、サークルの説明会で出会った、理知的な雰囲気を漂わせるもの静かな男性・N島たろうに目をとめる。幼い頃から理系の男性に憧れを抱いていたえり子は、たろうに対しそこはかとないアプローチをしかけ、やがて彼との仲はデートをするまでに進展する。彼のやや突飛な行動や理系関係の知識の深さに困惑し、翻弄されつつも、えり子はそんな状況を楽しんでいくのだった。
登場人物・キャラクター
高世 えり子
主婦をしている漫画家の女性。ごく普通の文系の女性で、幼い頃から算数や理科を苦手としており、計算が得意な「理系の男性」への憧れを抱いていた。そのため、大学でサークル勧誘された際に出会った、理系の男性であるN島たろうに興味を持ち、紆余曲折を経てお付き合いをするようになる。実際に付き合った過程で、自分とはかなり感覚の異なる考え方や行動をするたろうに、若干の戸惑いを覚えつつも、それ以上に新鮮な人間的魅力を感じ、最終的に彼のプロポーズを受け入れることになる。 ケンカの際は一方的にまくしたてて、たろうをフリーズさせていたとのこと。作者である高世えり子本人がモデル。
N島 たろう
無口かつクールな理系の男性。高世えり子が入った大学のサークルで幹事長を務めていた。計算が得意な男性に憧れを抱くえり子からのアプローチを受け、結婚を前提に付き合うようになった。プレゼントに「魚を模した延長コード」を選んだり、自身の専攻している「分散処理」のことを語りだすと止まらなくなるなど、言動がえり子の予想範囲を逸脱。 彼女を大いに戸惑わせると同時に、非常に新鮮な印象を与えていた。女性慣れしておらず、女性店員ばかりがいるショップでは、まるでフリーズしているかのような、奇妙な挙動を見せるのが特徴。
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