甘々と稲妻

妻を亡くしたばかりの高校教師の男性が、教え子の女子高生と協力して、娘のために料理を始める食卓ドラマ。「good!!アフタヌーン」'13年28から連載中の作品。

正式名称
甘々と稲妻
作者
ジャンル
料理
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
巻数
既刊11巻
関連商品
Amazon 楽天

作品構成

本作『甘々と稲妻』は、料理シーンと食事シーンを中心に構成される内容で、1話につきひとつのレシピを紹介する形式をとっている。主に犬塚つむぎのリクエストに犬塚公平飯田小鳥が応え、小鳥の母親である飯田恵の料理店「ごはんや 恵」で料理と食事をするというのが基本的な流れ。各話の最終ページには登場した料理の詳細なレシピが掲載され、これらの料理監修は帯刀陽が行っている。

あらすじ

高校教師の犬塚公平は、半年前に妻を亡くし、5歳の娘・犬塚つむぎとの2人暮らし。多忙な日々に追われ、自炊からはすっかり遠ざかっていた。そんなある日、公平とつむぎは、公平の教え子でもある女子生徒の飯田小鳥の家庭事情を知る。母親が仕事で不在がちなため、一人の食事が増えた小鳥は、公平とつむぎと一緒に料理と食事がしたいのだという。悩む公平だったが、つむぎの希望もあり、小鳥と協力して料理し、3人で食事することになる。

関連商品

2016年7月、本作『甘々と稲妻』に登場するレシピをまとめた「甘々と稲妻 つむぎと作るおうちごはん」が発売された。著者は本作の料理監修を務める帯刀陽。

コラボレーション

期間限定ショップ

2016年8月2日から7日にかけて、本作『甘々と稲妻』の期間限定ショップが新宿アルタ5階「THEキャラショップ新宿店」にオープンし、イベント限定のグッズや、一般発売に先駆けてグッズが先行販売された。店内には、キャラクターの等身大パネルなども置かれた。

甘々と稲妻×鬼頭祈×ANIMATION ADDICT STORE

2016年8月、「ANIMATION ADDICT STORE」限定販売アイテムとして、イラストレーターの鬼頭祈が描いた『甘々と稲妻』イラストがデザインされた限定グッズが販売された。トートバッグやスマートフォンケース、モバイルバッテリーなどが販売され、すべて完全受注生産アイテムとなっている。

甘々と稲妻×カラオケの鉄人

2016年7月から9月にかけて、カラオケ店「カラオケの鉄人」とのコラボレーション企画が行われる。企画内容は、本作『甘々と稲妻』に登場する4名のキャラクターをイメージしたドリンクが販売され、購入者には特典としてキャラクターイラストの描かれたコースターがプレゼントされるというもの。ドリンクはテイクアウトでき、カラオケを利用しなくても購入できる。

タイアップ

2016年6月、農林水産省とのタイアップ企画が行われた。農林水産省は、本作『甘々と稲妻』のテーマでもある「一緒に作って、一緒に食べること」つまり「共食」を応援しており、本作とタイアップし「共食」をさらに応援するためのポスターとチラシが作成された。

メディアミックス

2016年7月、岩崎太郎監督によるTVアニメ版がTOKYO MX、読売テレビ他各種インターネット配信で放送開始された。シリーズ構成は広田光毅、キャラクターデザインは原田大基、アニメーション制作はトムス・エンタテインメントが務める。主人公の犬塚公平役を中村悠一、犬塚つむぎ役を遠藤璃菜が演じる。

登場人物・キャラクター

犬塚 公平

高校教師の男性。担当科目は数学で、1年A組の副担任を務めている。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした、癖のある暗い茶髪に、眼鏡をかけているのが特徴。真面目で心優しい性格で、娘の犬塚つむぎとの仲も非常に良い。しかし半年前に妻を亡くして以来、男手ひとつで娘のつむぎを育てる多忙な生活を送っている。家事を必死に行っている一方で、一度失敗して以来料理はしておらず、食事は店で買ったものばかりになっていた。 食生活に不安を感じていたところ、料理店「ごはんや 恵」の存在と、教え子の飯田小鳥の境遇を知り、それをきっかけに小鳥と一緒に料理するようになる。小食で、身体が痩せているため同僚教師たちにも心配されている。つむぎからは「おとさん」と呼ばれている。

犬塚 つむぎ

犬塚公平の娘。ほしやま幼稚園の年中クラスで、年齢は5歳。前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、太もものあたりまで伸ばした毛量の多いふんわりとした茶髪ロングヘアをしている。素直で無邪気な性格で、飯田小鳥ともすぐに馴染み3人で仲良く食事するようになる。しかし周囲に気を遣うあまり、自分の望みを我慢してしまう、良い子すぎるところを心配されている。 苦い野菜は苦手。小鹿しのぶからは「つむつむ」、さっちゃんからは「ムーちゃ」と呼ばれている。

飯田 小鳥

犬塚公平がクラス副担任を務める、1年A組に所属する女子生徒。目が隠れそうなほど伸ばした前髪に、腰まで伸ばした黒髪ストレートロングヘアをしている。母親は料理研究家の飯田恵で、実家は料理店「ごはんや 恵」を経営している。しかし恵の仕事が多忙になったため「ごはんや 恵」が休みがちになり、小鳥一人での食事が増えてしまう。 そんな日々に淋しさを感じていた折に犬塚親子と出会い、一緒に料理を作って食べることを提案する。包丁で怪我をした過去から包丁が持てず、犬塚親子と知り合うまでは料理はほとんどしたことがなかった。そのため当初は味見係志望だったが、2人のために料理を手伝うようになる。非常に大食いで、3食以外にも大量に食べている。 成績は平均的。

飯田 恵

飯田小鳥の母親。職業は料理研究家。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、腰のあたりまで伸ばしたふんわりしたロングヘアをしている。料理店「ごはんや 恵」の店主でもあるが料理研究家として有名なため、仕事が忙しく家も店も空けることが多い。そのため小鳥との約束を反故にすることも多いが、親子仲は非常に良く、料理を始めた小鳥にレシピを伝授する役割を担っている。 夫とは、小鳥が小学校3年生の時に離婚した。

小鹿 しのぶ

飯田小鳥の友人。小鳥と同じ高校に通う1年生の女子生徒で、クラスはD組。前髪を目の高さで切って左寄りの位置で分け、腰のあたりまで伸ばした金髪ストレートロングヘアをツインテールにしている。男性のような口調で話すのと、八重歯が特徴。小鳥とはクラスが別なため、小鳥のクラスでの様子を心配していた。あることから小鳥と犬塚親子の関係を知り、自身も料理店「ごはんや 恵」での食事会に参加するようになる。 犬塚つむぎからは「しのぶっち」と呼ばれている。

八木 祐介

犬塚公平の友人。金髪を耳の上の高さで切り、無精ひげと三白眼が特徴の男性。公平とは高校時代からの付き合いで、幼稚園にもシッターにも頼めない際、公平に変わって犬塚つむぎの面倒を見ることもある。つむぎからは「ヤギちゃん」と呼ばれている。料理店を経営しており、料理の技術は高く魚もさばける。愛煙家で、UFOキャッチャーが苦手。

ミキオ

ほしやま幼稚園の年中クラスに通う男子園児。前髪を中心だけ長く伸ばし、中心以外は眉上よりもかなり高い位置で短く切った短髪ヘアをしている。三白眼が特徴。同じクラスの犬塚つむぎを気にかけており、将来お嫁さんにしたいと考えているくらいに好きだが、ついいつも意地悪してしまうため、つむぎからはあまり好かれていない。

ゆうか

ほしやま幼稚園の年中クラスに通う女子園児。前髪を目の上で切り揃え、肩につかない長さの切り揃えたボブヘアをしている。たれ目が特徴。物静かでおとなしい性格だが、同じクラスの犬塚つむぎとは仲が良く、ゆうかの方から遊びに誘うことも多い。はなとも親しく、つむぎとはなの間にトラブルが起きた際に巻き込まれてしまった。 のちにバレエを習い始める。

はな

ほしやま幼稚園の年中クラスに通う女子園児。前髪を左寄りの位置で斜めに分けて9対1にして額を全開にし、肩のあたりまで伸ばした髪を低い位置で2つに結んでいる。幼稚園では犬塚つむぎとゆうかと3人で仲が良い。しかしつむぎと同じことがしたいがために、つむぎと意見が割れた時は喧嘩になってしまうこともある。小学校入学後はサッカーを始めたいと考えている。

犬塚つむぎと同じ絵画教室に通う男子児童。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした、耳の下までのストレートヘアをしている。つむぎとは絵画教室で知り合い、彼女に母親がいないことを知り声をかけてくる。秀の母親は現在秀の妹の出産のため入院中で、秀は父親と一緒に過ごすことが多い。そのため強い淋しさを感じており、母親が出産で死んでしまうのではと思い込んだり、母親が死んでしまのならば妹などいらないと思うようになってしまっている。

ミキオの母親

ミキオの母親。前髪を上げて額を全開にし、ロングウェーブヘアをひとつにまとめている。ミキオと非常に顔立ちが似ており、三白眼が特徴。犬塚公平とは子供同士が同じクラスなのをきっかけに親しくなり、父子家庭の犬塚家を案じている。息子には厳しく、ミキオと犬塚つむぎがトラブルを起こした際も公正に判断した。

ゆうかの母親

ゆうかの母親で、雀野ちよの姉。前髪を目の上で切りそろえ、肩につくほどまで伸ばしたセミロングヘアをしている。娘や妹と顔立ちも髪質もよく似ているのが特徴。特技は手芸で、娘のために作ったバッグや巾着も評判が高い。犬塚公平とは子供同士が友人なのをきっかけに親しくなり、ミキオの母親同様父子家庭の犬塚家を案じている。 穏やかな性格で、ゆうかは怒られたことがないと語っているが、ゆうかの母親自身はやや気の弱いゆうかを案じており、今後多少厳しくしてでも、自分自身の意見を言えるようになってほしいと考えている。

保坂

犬塚公平の勤める高校で1年A組の担任を務める年配の男性教師。前髪を上げて額を全開にし、撫でつけ髪にしている。細い目と鷲鼻が特徴。飯田小鳥との関わり方に悩む公平の相談を受け、自分が若い頃の生徒との付き合い方を話したりとアドバイスをする。

熊谷

犬塚公平の同僚の若い女性教師。担当科目は数学で、小鹿しのぶの所属するD組などを教えている。前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、肩につかない長さのボブヘアをしている。左目尻のほくろが特徴。公平が犬塚つむぎの参観日等で不在の時は、代わりに公平の担当クラスへ赴くこともある。生徒からは人気があり、テスト前は勉強を教わりに来る生徒もいる。

飯田小鳥の父親

飯田小鳥の父親で、飯田恵の元夫。前髪を上げて額を全開にし、撫でつけ髪にしている。太い眉と黒目がちな瞳が特徴の、やや強面の人物。恵と離婚後は恵に断りなく小鳥に会わないようにしており、距離を置いている。しかし大雪が降った折には、雪かきを手伝おうと飯田家を訪れる。寡黙だが小鳥のことはとても大切に想っている。

雀野 ちよ

飯田小鳥のクラスメイトで、ゆうかの母親の妹。ゆうかとはおばと姪の関係にあたり、高校のクラスは小鳥と同じ1年A組に所属している。前髪を目の上で切り揃え、肩につかない長さのボブヘアをしており、容姿はゆうかたち親子に非常に良く似ている。小鳥とは入学当初はあまり関わりがなかったが、次第に親しくなり、2年次では小鹿しのぶも加えて3人で仲良くなっていく。 恋愛話には目がない。しのぶからは「おちよ」と呼ばれている。

さっちゃん

ほしやま幼稚園の年少クラスに通う女子園児。犬塚つむぎたちが年長クラスに進級してから入園したため、つむぎたちの2学年下にあたる。前髪を斜めに切って額を見せ、耳の高さで切り揃えたボブヘアをしている。つむぎとは年長クラスの園児が年少クラスの園児の世話をする遊びで知り合い、慕うようになる。しかし食事の話になった際につむぎが小さな嘘をついたことから、ちょっとした問題が起きてしまう。

犬塚公平の兄

犬塚公平の兄。前髪を短く切った短髪ヘアに、がっしりとした身体をしている。ある休みの日、娘に家から追い出され、突如公平と犬塚つむぎのもとへ訪れる。妻を亡くした公平を心配しており、しきりに再婚を勧めてくる。やや強引で威圧的なところがあり、公平との仲はあまり良くない。一方で娘には頭が上がらない。学生時代は野球部に所属していた。

ニコラ

ある雨の日、犬塚家に現れた猫。リボンの形をした首輪をつけた黒猫。飼い猫であると推測され、飼い主が見つかるまでの間犬塚家で保護することになる。そのため犬塚つむぎには「ねこさん」と呼ばれ非常に可愛がられるが、飼い主が無事わかり犬塚家を訪問した際、ちょっとしたトラブルが起きてしまう。

なぎさ

ニコラの飼い主。犬塚つむぎとさほど年齢が変わらないほどの幼い少女で、前髪を左寄りの位置で分け、肩につかない長さのボブヘアをしている。行方不明になったニコラを非常に心配しており、居場所が犬塚家と判明した際には母親と一緒に犬塚家を訪れる。しかし、迎えに来た日、ニコラを「ねこさん」と呼びすっかり気に入っていたつむぎとトラブルを起こしてしまう。

犬塚公平の祖母

犬塚公平の祖母で、犬塚つむぎにとっては曾祖母にあたる年配の女性。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、肩につかない長さのボブヘアをヘアピンでまとめている。公平が高校の修学旅行の引率で家を離れる間、公平の両親と共に自宅でつむぎを預かることになる。つむぎに子供の頃の公平の写真を見せたり、年をとることについて教えたりと、仲睦まじく過ごす。

秀の妹。まだ生まれたばかりの赤ん坊。犬塚公平と犬塚つむぎとは、秀の母親が無事出産した後、秀の家に招かれる形で知り合った。栞の存在がきっかけでつむぎはどうやって赤ちゃんが生まれるのか関心を持ち、その回答に公平は悩むことになる。

秀の母親

秀と栞の母親。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、肩につかない長さのふんわりとしたボブヘアをしている。眼鏡をかけているのが特徴。犬塚つむぎが絵画教室に入って間もない頃は出産のため入院中だったが、無事栞を出産した後、犬塚公平とつむぎと知り合う。つむぎのことは秀からよく話を聞いており、会う前からつむぎの優しい人柄を知っていた。

場所

ごはんや 恵

飯田恵が営む料理店。町での評判はよく、ご飯時は多くの客で賑わうが、最近は恵がテレビ出演などで多忙なため、店を開けないことが多い。そのため、犬塚公平と飯田小鳥が料理をするときの調理場として利用されている。

その他キーワード

ねがいストン

犬塚つむぎが好きなアニメ作品「マジガル」に登場するアイテムのこと。満月の日に呪文を唱えながら使用すると、願いをひとつだけ叶えることができる。つむぎがキャンプに出掛けた際、ねがいストンかもしれない石を発見。つむぎはゆうかとはなと共に、ある願いをかける。

書誌情報

甘々と稲妻 既刊11巻 講談社〈アフタヌーンKC〉 連載中

第1巻

(2013年9月発行、 978-4063879179)

第2巻

(2014年3月発行、 978-4063879636)

第3巻

(2014年9月発行、 978-4063879940)

第4巻

(2015年3月発行、 978-4063880366)

第5巻

(2015年9月発行、 978-4063880786)

第6巻

(2016年3月7日発行、 978-4063881264)

第7巻

(2016年7月7日発行、 978-4063881509)

第8巻

(2017年1月6日発行、 978-4063882292)

第9巻

(2017年7月7日発行、 978-4063882742)

第10巻

(2018年1月5日発行、 978-4065107171)

第10巻

(2018年1月5日発行、 978-4065110164)

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