概要・あらすじ
神社の娘の詠は年頃の女の子。お母さんにお小遣いを増やして欲しいと頼むが「うちはお金がないから無理よ」と断られてしまう。詠の家は縁結びの神社なのになぜか縁切り神社と言われ、参拝客が来ない。詠が神社の人気が出る方法はないか考えながら掃除をしていると、本殿の中で知らない男の子がくつろいでいた。イケメンの男の子は「自分の姿が見えるの?」と驚き、この神社の神様だと言う。「神様ががんばってくれないからうちは商売上がったりじゃない」と神様を責める詠。神様は「今どき恋愛ばかりが人生じゃない。恋人いなくたって楽しく生きられるし」と絶食系男子みたいなのんきなことを言い出す。「うちの神社が悪く言われるのが嫌」と涙ながらに訴える詠に、協力することを約束してくれた神様。詠は「この神社で恋が叶(かな)いました」とラブラブのカップルの写真をSNSで上げてみようと思いつく。こうして偽装カップルとして、イチャついた写真を撮ることにしたのだが、男性に免疫のない詠は、肩を組まれただけで赤面してしまい、ドキドキしすぎると倒れてしまうのだった。
登場人物・キャラクター
詠 (よみ)
縁結びの神様を奉る神社の娘。肩にかかるくらいの長さの内巻きのボブカットで、ピン留めの飾りを両サイドにつけている。両親は清貧でよいという考えだが、詠は神社を繁盛させて、お小遣いを増やして欲しいと思っている。男性に免疫がなく、異常な恥ずかしがり屋。男性の姿をした神様と肩を組んだだけで赤面し、かわいいと言われただけでドキドキして倒れてしまう。深く考えずに思い付きで発言してしまう。
神様 (かみさま)
詠の家の神社の神様。ゆるい雰囲気を持つイケメンで、縁結びの神社の神様なのに、まるでやる気がない。縁切り神社と言われ、子供たちの肝試しの場所になってしまっても、あまり気にしていない。神の力が落ちてしまったからなのか、人間から自分の姿が見えるようになる。自分の体を浮かせたり、スマホなどの小さいものなら触らずに移動できる。神社の中の自分の部屋に、くつろげる椅子やオーディオ機器を揃え、サブスクで映画やドラマを見て夜更かしをする。起きたらシャワーを浴び、コーヒーを楽しむ生活をしている。真っ直ぐな髪が嫌で、シャワー後にワックスで髪型を整える。
書誌情報
神さまと偽装カップルはじめました 5巻 小学館〈ちゃおコミックス〉
(2022-05-26発行、 978-4098716241)
第2巻
(2023-01-26発行、 978-4098720040)
第3巻
(2023-06-26発行、 978-4098721337)
第4巻
(2023-12-26発行、 978-4098724369)
第5巻
(2024-07-25発行、 978-4098727414)